「ラバイア値」ってのは初めて聞いたな……いや結構今更なんだけどさ(・ω・)
MTG公式のやつ。
その1 https://mtg-jp.com/reading/mm/0031380/
その2 https://mtg-jp.com/reading/mm/0031406/

再訪する次元の、再訪確率的な指標みたいなやつ。

以下は上記リンクの、肝心な部分のみのコピペ。

「アラーラ」 ラバイア値:5
アラーラは再訪するにはさまざまな問題がある世界である。強力なメカニズム的特徴はあるが、実装上の問題がある。それぞれの断片には強力なクリエイティブ的特徴があるが、それを混ぜてしまうと特徴は薄れる。物語的にアラーラを再訪する理由はあるが、そうしなければならない理由にはならない。5と評価したのは、再訪する可能性がないわけではないと信じているからであるが、確信しているというには程遠い。


「アモンケット」 ラバイア値:5
いい面としては、プレイヤーは全体としてこの世界を気に入っており、再訪時に使えるメカニズム的要素やクリエイティブ的要素も多いことがある。悪い面としては、吹き飛ばされたので、多くの他の世界よりも再訪が難しいことがある。


「ドミナリア」 ラバイア値:1
マジックにおいて絶対と言えることはほとんど存在しないが、ドミナリアにいずれ再訪することについては絶対と言ってもいいだろう。『ドミナリア』は大成功を収めており、我々はほぼ間違いなくいずれ再訪することになる。


「フィオーラ」 ラバイア値:6
フィオーラはクールな世界だが、スタンダードの舞台にするにはメカニズム的なものなど多くの課題がある。その最大の機会は、これが物語上で重要な役割を果たすかどうかにかかっていることだろう。


「イニストラード」 ラバイア値:1
プレイヤーはこの世界を愛している。メカニズム的特徴もクリエイティブ的特徴も非常に締まったもので、お互いに密接に絡み合っている。掘り下げる余地も、取り上げるべき物語も大量に存在する。この世界もまた、再訪するのにふさわしい世界だと言えるだろう。


「イクサラン」 ラバイア値:4
イクサランは、最適とは言えないメカニズム的実装によって傷つけられた良い世界の一例である。(そしてこれを言っている私自身が、色の組み合わせと部族セットにするということを選んだ張本人である。)私は、いつの日か、おそらくはかなり異なるメカニズム的手法を用いて(しかし部族要素が減ったとしてもすべての部族を用いて)、もう一度この世界を試すことになると思っている。


「カラデシュ」 ラバイア値:5
再訪には、さまざまなメカニズム的、クリエイティブ的な課題が存在するが、この世界には強力な特徴があり、そしてチャンドラの出身次元でもあるので、再訪の可能性がないわけではないと直感している。


「神河」 ラバイア値:8
ソーシャルメディアで何度も表明したとおり、この再訪は最初の訪問がどれだけ悲惨なものだったかということが内部的な障壁になっている。再訪を妨げる最大の要素は、どれだけのものを変えて、それでいて神河であり続けるようにすることができるかである。このセットで再録したいメカニズム空間は限りなく小さく、元ネタから始めるのであればクリエイティブ的選択も多くが違うものになるだろう。再訪の機会がまったくないとは言わないが、大きいものではない。


「ローウィン/シャドウムーア」 ラバイア値:7
『ローウィン』に再訪するには、乗り越えるべき課題がいくつも存在する。この世界が持つ最高の要素は、2つの状態を転移する次元という概念が物語を語る上で実入りの多い要素だということである。また、マジックが成長してユーザーが増えたことで、最初の訪問当時はネガティブに受け取られた「優しさ」がいいように受け取られるようになっている可能性もある。


「メルカディア」 ラバイア値:9
ラバイア以降で、一番再訪がありえないと思われる次元がこれである。


「新ファイレクシア(旧名ミラディン)」 ラバイア値:5
新ファイレクシアは興味深い矛盾である。再訪は、メカニズム的、クリエイティブ的の両面で多くの問題に取り組む必要があるが、永遠に再訪しないとするにはあまりにも多くのプレインズウォーカーの物語にあまりにも深く関わってしまっているように思えるのだ。


「ファイレクシア(過去)」 ラバイア値:9
ファイレクシアを再訪するには、過去に遡る必要がある。(過去に遡ったセットはいくつもあるので、それ自体は不可能ではない。)それ以外にも、メカニズム的、クリエイティブ的に解決すべき問題は大量に存在し、再訪は大博打になる。


「ラバイア」 ラバイア値:10
この世界が10の理由、そしてこの指標がラバイア値という名前になっている理由は、私がこの世界には二度と戻らないだろうと強く思っているからである。現在の世界の作り方とは違っていたのだ。現在は、いつか同じような元ネタに触発された新しい世界を作るかもしれないと思っているが、その場合にはひねりを加えることになり、ラバイアではなくなることだろう。


「ラース(過去)」 ラバイア値:9
9という値は、その次元がすでに存在せず、再訪するとしたら過去を舞台にしたエキスパンションでしか不可能であるときに与えることにしている。そうだとしても、ラースのセットを新しく作るとしたら、新しい視点からウェザーライト・サーガを描く場合に限られると思っている。


「ラヴニカ」 ラバイア値:1
ラヴニカはどの評価基準でも高い点数を得ている。ラバイアがこの指標の一方の果てなら、ラヴニカはもう一方の果てである。


「レガーサ」 ラバイア値:6
この世界は現在の物語と関わっており、プレイヤーに意識されうるだけの描写もされてきている。具体化するにはかなりの労力がいるが、私はいつか訪問する可能性があると思っている。


「シャンダラー」 ラバイア値:7
シャンダラーは基本的にレガーサと同じで、さらに物語や登場人物の関わりが少ない。マイクロプローズのゲームのおかげで知名度は多少あるが、スタンダードで使えるセットの舞台にするとしたならかなりの作業が必要となるだろう。


「タルキール」 ラバイア値:4
この世界には強いメカニズム的特徴、クリエイティブ的特徴があり、人気も高く、さまざまな形で現在の物語と結びついている。最大の問題は、過去の時間軸で起こったことを現在の時間軸でどう再現するかというところだが、その助けにするために大量の仕掛けが準備されているのだ。


「テーロス」 ラバイア値:3
テーロスは最も人気が高い世界というわけではないが、かなり上位であり、多くのプレイヤーが続きを求めている物語が存在している。そのため、再訪する可能性は充分だろう。


「ウルグローサ」 ラバイア値:9
ウルグローサは、もっとも人気のないセットに縛られている。さらに、もっとも近いテーマといえるゴシックホラーについても、イニストラードでよりうまく扱われているので、再訪の可能性がさらに失われている。


「ヴリン」 ラバイア値:6
ヴリンを訪れるにはかなりの作業が必要になるが、固有の物語があるジェイスの故郷であることとから、その可能性は間違いなく高まっている。


「ゼンディカー」 ラバイア値:2
再訪することの唯一の問題は、『戦乱のゼンディカー』ではなく『ゼンディカー』に寄せることだが、前回の訪問時にゲートウォッチがエルドラージに勝利を収めているので、その目標を達成するのは簡単なことである。




……と、こんな感じである。

公式見解によるこのラバイア値の設定を見て、各自色々と思うことはあると思うが…。






馬鹿言ってんじゃ
ねえぇーぞ!!





ドミナリアとかラバイアとかは、まぁわかる。1と10で両極端だしね?

でも、いちファンとしては首を傾げたくなる評論が多すぎるよ!








とりあえずここはmigiTの日記なので、migiTなりの意見を各次元毎に書こうと思う。

「アモンケット」 ラバイア値:5
いやいやいや……低すぎでしょ???
「ナクタムンが崩壊したから」って理由も、それ以外を出すことに成功してるって
自分で書いてますやん……。
ファンはハゾレト率いる生存者たちのその後の物語を気にしているよ?
エジプシャン・ファンタジーの持つ魅力もまた、素晴らしいものであるし。

なにより、これまでの2つのエキスパンションで描かれた舞台とは違った、
「一度荒廃した世界」を描けることは強みだと思うんだけどな。
ラヴニカみたいに絵的な変わり映えのしない探訪よりはよっぽどいいはず。


「イニストラード」 ラバイア値:1
確かに素敵なゴシックホラーの次元ではあったけども。
しかし計5つものパックで表現し、大きな出来事も2つ経て、
ここから更に何か仕掛けようってするにはちょっと……「やり尽くした感」がある。
その際たるものが「エムラクールによる侵食」だったわけで、
これを別の形で乗り越えるのはインパクト的に難しいし、
じゃあエムラにまた月から降りてきてもらったり、月にいながらにして
何らかの侵食などを行ってもらうにしても、過去ほどの衝撃は得られないだろう。

「好きだけど、もういいかな」ってなってる次元だ(・ω・)
そしてこういう次元は他にもいくつかある。
同じくエルドラージによる恐慌を描いたゼンディカーもまた、同じ印象だ。


「イクサラン」 ラバイア値:4
個人的な評価でいえば、正直めっちゃ低い次元。
おおもとの設定は悪くないんだけど、それをMTGのゲームへと落とし込む、
つまりはカード化においてとんでもない失敗をしてしまったのが本当に悔やまれる。
……そしてその張本人が今回のリンク先記事の筆者であるというのが……。

ファンとしての視点でいえば、もし「イクサランを再訪するぞおお!」って
MTG公式が発表したとしても、「ふざけんな死ね、他に行く次元あんだろ?」
と冷ややかな反応をされることは間違いないのだ。
ゆえに少なくともまともに商売のことを考えるならば、ラバイア値はほぼ10だ。


「カラデシュ」 ラバイア値:5
低すぎる。確かに禁止カードの乱発や、調整の難しいエネルギーギミックなどで
開発側としては苦い思い出を抱えることになった次元だろう。
しかし遊んでいたファンとしては全体的に高いカードパワーによって
スタンダードのみならず多くの環境に影響を与えたことは印象深く、
インドモチーフのビジュアルも、エネルギー利用文明のビジュアルも最高だったし、
ミラディンやエスパーといったどこか暗い雰囲気とちがって
《発明博覧会》を中心とした明るい雰囲気の新たなアーティファクト次元は
鮮烈な魅力を与えてくれたことに感謝しかない次元である。

いちファンとしてのラバイア値を提示するとすれば、間違いなく「1」だ。


「神河」 ラバイア値:8
「ローウィン/シャドウムーア」 ラバイア値:7
「メルカディア」 ラバイア値:9
「新ファイレクシア(旧名ミラディン)」 ラバイア値:5
全体的に低すぎると感じた次元たち。
特に神河と新Φ(というか現Φ)の評価がファンのそれと違いすぎていると感じる。

神河の失敗はあくまでもカード化という面においてのみのものであり、
世界観や部族などは根強い人気があることは確かだ。
現行のストーリーとも噛み合う部分だって多くある。
(つーかナーセットやアジャニがもう探訪してるし…。)
それでいてこれほどの低いラバイア値というのは、ファン感情とのズレを感じる。

ファン感情とのズレといえば、その最たるものが新Φのラバイア値だろう。
多くのファンは「ファイレクシアのクリーチャー(化け物)が見たい!!!」
と切望しているのだ。
ラバイア値は「1」以外にないはずの次元だ。

メルカディアに関してもそうで、古参のプレイヤーはメルカディアという舞台に
様々な思い出をもっているはずである。
その最たるものの一つが「レベル・傭兵」であり、
ファンはこれを利用して勝利したり、これに苦しめられたりといった
それなりの思い出を持っているのだが。
今回の筆者いわく
「(レベルと傭兵の)どちらのメカニズムも再録したいものではない」とのことで、
ミルコ顔で「おまえは何を言ってるんだ」とつっこまざるを得ない。

ローウィンもまた、強烈な印象を残した次元である。
それはビジュアルもそうだし、カードパワーや新システムについてもそうだ。
個人的に特に評価したいのがビジュアルであり、柔らかで抽象的なタッチは
現在の写実的なイラストレーションばかりのそれと違っていて、
長くMTGを遊ぶ人々にとっての「飽き」を癒す清涼剤たるものだ。
ドミナリアやラヴニカばかりでは、必ず目は飽きてしまうのだから。




長くなってしまったので、この辺で。

とりあえずラバイア値とやらが高いからって、ラヴニカ3部作の次に
またイニストやゼンディカーへとんぼ返りすんのはやめてね(・ω・)

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