やるじゃない(にこっ
2011年11月1日 TCG全般親和で結果残すとか素敵じゃない(にこっ
-creacher 35
メム 2
羽ばたき 2
カエル 4
セルターチ 4
信奉者 3
荒廃者 4
達人 2
勇者 4
-spell 19
オパモ(響きが追浜に似ている) 2
バネ葉 2
バイアル 4
頭蓋囲い 3
感電破 4
物読み 4
-land 16
大焼炉 4
教義会の座席 4
囁きの大霊堂 3
ダークスティールの城塞 4
空僻地 1
なんつーか、わかりやすいグレ親和ですね。
達人を2枚に抑えて勇者を4積み、の割に頭蓋囲いは3枚。石鍛冶もいない。
荒廃者の接合能力でカウンター乗せますよってことなのだろうか。
単純に地上のブロッカーとしては最強って・・・流石にそれは後ろ向きでは。
バイアルは、この構成だとあまり意味を成さない気がする。
マナ取っておくことに意味なんてないし、3マナも2ターン目に高確率で出る。
ミシュランがあるわけでもなし・・・変な構成だなぁ。
んー、ぶっちゃけこのデッキ相手ならリベリオンだろうが何だろうが、
所持してるデッキのどれでも6割以上の確率で勝てそうなんだが・・・。
セルターチは強いと思うけどさ。逆に言えばそれだけだよね。
興味深かったのはGW石鍛冶の、メインからの《エイヴンの思考検閲者》3積み。
石鍛冶に効き納墓に効き冥チューに効き緑頂点に効き真の木立ちに効く。
3マナという遅さも、1ターン目に教主置ければ2Tに出てくるから
相手の後手2T目石鍛冶にレスポンスできる。んで何故かサーチされる
自分の石鍛冶とは相性がよく、十手を口ばしに咥えてエイヤッハァーソーレオーホホホする。
うん、面白いね。イラストもいいし。
あとWUカウブレだけど、これILCで最後に当たったのとやけに似てるね。
なんか有名なレシピなのだろうか? その割にこれぶっちゃけあんまり完成度高くn
-creacher 35
メム 2
羽ばたき 2
カエル 4
セルターチ 4
信奉者 3
荒廃者 4
達人 2
勇者 4
-spell 19
オパモ(響きが追浜に似ている) 2
バネ葉 2
バイアル 4
頭蓋囲い 3
感電破 4
物読み 4
-land 16
大焼炉 4
教義会の座席 4
囁きの大霊堂 3
ダークスティールの城塞 4
空僻地 1
なんつーか、わかりやすいグレ親和ですね。
達人を2枚に抑えて勇者を4積み、の割に頭蓋囲いは3枚。石鍛冶もいない。
荒廃者の接合能力でカウンター乗せますよってことなのだろうか。
単純に地上のブロッカーとしては最強って・・・流石にそれは後ろ向きでは。
バイアルは、この構成だとあまり意味を成さない気がする。
マナ取っておくことに意味なんてないし、3マナも2ターン目に高確率で出る。
ミシュランがあるわけでもなし・・・変な構成だなぁ。
んー、ぶっちゃけこのデッキ相手ならリベリオンだろうが何だろうが、
所持してるデッキのどれでも6割以上の確率で勝てそうなんだが・・・。
セルターチは強いと思うけどさ。逆に言えばそれだけだよね。
興味深かったのはGW石鍛冶の、メインからの《エイヴンの思考検閲者》3積み。
石鍛冶に効き納墓に効き冥チューに効き緑頂点に効き真の木立ちに効く。
3マナという遅さも、1ターン目に教主置ければ2Tに出てくるから
相手の後手2T目石鍛冶にレスポンスできる。
自分の石鍛冶とは相性がよく、十手を口ばしに咥えてエイヤッハァーソーレオーホホホする。
うん、面白いね。イラストもいいし。
あとWUカウブレだけど、これILCで最後に当たったのとやけに似てるね。
なんか有名なレシピなのだろうか? その割にこれぶっちゃけあんまり完成度高くn
なんか書きたいことが多くてうまくまとまらん
2011年10月27日 TCG全般ので、適当に箇条書き
・スタンでPWCっぽいデッキを組もうとしているがうまく組めなくてモヤモヤ
赤単なら簡単なんだけど、そうなるとどうしても軽量カードばっかで組んじゃう
かといってちまたのコス+炬チャンデッキを見たりしたくない
自分で一から組むのがいい、モダン以下の環境はともかくスタンはそれでいく
・白単人間デッキは、せっかく組んだけど弱いし崩そうと思う
町長さん使いたいし、GW型にしよう
・でもbppr会でカワサキさんに土地貸してもらったけど、
結局買い揃えちゃったので普通にお返しします
・あとなんか赤緑のSOMランドが2枚でてきたのだけど、
ひょっとしてこれbppr会の河○君のじゃないか?
たぶんそうだと思うので、来月会えるなら返したいのだけど・・・
受験で忙しいとか言ってたしどうしよう、菊ちゃん君がリア友なんだっけか?
・なんか急にビーム撃ちたくなってきた、イカ娘のせいだな
・すずめさんの記事にコメしたのはべ、別にこの前の記事が気まずかったからとか
そういうんじゃないんだからね! (嘘です水差して本当悪かったです;
・でもリアニやエンチャントレスがレガシーで力付けてるのは事実みたいだし
それらを使っているウチの支部としてはメタの情報は普通に気になるのであった
・リアニといや、3リリアナは無理にしても小悪疫はアリなんじゃないかなぁ
最近流行のFoW搭載のUB型への採用は厳しいかもだけど、
黒単や、FoW入れてない入念な研究ぐらいにしか青使わないぐらいのバランスなら
暗黒破と併せて採用してzooのクロックを遅らせるのもいいと思うんだけどな
・リアニの東方スリーブ、いい加減ダブルスリーブにせんとなぁ
アウター入れずに使ってたから結構ヤバい
・東方といえば、さっき久しぶりに地霊殿やってノマクリアしました、アリマリで
地霊殿は使用キャラで難易度変わり過ぎだよね、すいかとか何だよあれ
アリマリのいいとこはソンビフェアリー相手に低速で下で気合よけやってりゃ
ノーボムで越せちゃうとこ、おかげでお燐通常にボム撃てて凄いラク
・地霊殿といえば、最近の幻想麻雀のお気に入りキャラはさとり
卓の配牌をほぼ全部把握できるって、これ、汚ぇだろ・・・w
しかも回転率高い、こりゃ最強クラス言われるわけだわ、北斗でいうならユダだね
・唐突に閃いた、レガシーでフェッチランド10種禁止にしたら面白くね
・さらに唐突に閃いた、マーフォークにメインから針4もみ消し4でどうだ
マナ基盤を崩し、石鍛冶を崩し、独楽を崩し、PWを崩す
あれこれ普通にいんじゃね? 針メイン投入ありじゃね?
・瞬唱をメタれるCT系デッキ、でもCT系デッキにも瞬唱は入る
これはつまり・・・kの時代・・・来たる・・・来たる・・・!
・ここまで箇条書きした事柄をうまく一つの記事としてまとめる・・・無理
・そういやGCCXでこないだストライダー飛龍やってたけど、
「貴様らにそんな玩具は必要ない」ってあれ、2が初出なんだっけか?
・スタンでPWCっぽいデッキを組もうとしているがうまく組めなくてモヤモヤ
赤単なら簡単なんだけど、そうなるとどうしても軽量カードばっかで組んじゃう
かといってちまたのコス+炬チャンデッキを見たりしたくない
自分で一から組むのがいい、モダン以下の環境はともかくスタンはそれでいく
・白単人間デッキは、せっかく組んだけど弱いし崩そうと思う
町長さん使いたいし、GW型にしよう
・でもbppr会でカワサキさんに土地貸してもらったけど、
結局買い揃えちゃったので普通にお返しします
・あとなんか赤緑のSOMランドが2枚でてきたのだけど、
ひょっとしてこれbppr会の河○君のじゃないか?
たぶんそうだと思うので、来月会えるなら返したいのだけど・・・
受験で忙しいとか言ってたしどうしよう、菊ちゃん君がリア友なんだっけか?
・なんか急にビーム撃ちたくなってきた、イカ娘のせいだな
・すずめさんの記事にコメしたのはべ、別にこの前の記事が気まずかったからとか
そういうんじゃないんだからね! (嘘です水差して本当悪かったです;
・でもリアニやエンチャントレスがレガシーで力付けてるのは事実みたいだし
それらを使っているウチの支部としてはメタの情報は普通に気になるのであった
・リアニといや、3リリアナは無理にしても小悪疫はアリなんじゃないかなぁ
最近流行のFoW搭載のUB型への採用は厳しいかもだけど、
黒単や、FoW入れてない入念な研究ぐらいにしか青使わないぐらいのバランスなら
暗黒破と併せて採用してzooのクロックを遅らせるのもいいと思うんだけどな
・リアニの東方スリーブ、いい加減ダブルスリーブにせんとなぁ
アウター入れずに使ってたから結構ヤバい
・東方といえば、さっき久しぶりに地霊殿やってノマクリアしました、アリマリで
地霊殿は使用キャラで難易度変わり過ぎだよね、すいかとか何だよあれ
アリマリのいいとこはソンビフェアリー相手に低速で下で気合よけやってりゃ
ノーボムで越せちゃうとこ、おかげでお燐通常にボム撃てて凄いラク
・地霊殿といえば、最近の幻想麻雀のお気に入りキャラはさとり
卓の配牌をほぼ全部把握できるって、これ、汚ぇだろ・・・w
しかも回転率高い、こりゃ最強クラス言われるわけだわ、北斗でいうならユダだね
・唐突に閃いた、レガシーでフェッチランド10種禁止にしたら面白くね
・さらに唐突に閃いた、マーフォークにメインから針4もみ消し4でどうだ
マナ基盤を崩し、石鍛冶を崩し、独楽を崩し、PWを崩す
あれこれ普通にいんじゃね? 針メイン投入ありじゃね?
・瞬唱をメタれるCT系デッキ、でもCT系デッキにも瞬唱は入る
これはつまり・・・kの時代・・・来たる・・・来たる・・・!
・ここまで箇条書きした事柄をうまく一つの記事としてまとめる・・・無理
・そういやGCCXでこないだストライダー飛龍やってたけど、
「貴様らにそんな玩具は必要ない」ってあれ、2が初出なんだっけか?
の力
WUデックでかつコンボではない、なのにStPもFoWも入れないで済む方法を考えた。
レベルパッケージ12(コーリス+副長抜き)
ママ4
石鍛冶パッケージ6(十手バタスカモタポ)
独楽3
行き詰まり3
恭しきマントラ3
罠の橋1
訓練場2
相殺1
悟り1
金モ4
土地20(揺籃3フェッチ8ツンドラ4平地4島1)
ウィルと違ってマントラなら無理に青のカードを増やさずに組めるし、
金モ、悟チューとともに発生する激しい手札消費もスティルでカバーする。
ビートダウン相手には罠橋、コンボ相手にはサイド後からCT系にタッチして勝負。
StPについてはリベリオンの場合、割とマジで外してもいいと思う。
環境においてStP撃ちたい生物は
・ラバマン
・ボブ
・聖遺(特にローム系デックの彼奴)
基本こんだけだからね。他のは墓忍びだろうが感染トークンだろうが、
スーパー珊瑚兜人だろうが知ったことではない。
リクルート戦略の邪魔をする奴こそ怖い。
んで上記の3体の内2体はモタポで狩れるので。
よほど聖遺さんが蔓延するような環境でもない限りは、StPはサイドアウトしておk、
ということになると思うんだよね。
悟り+相殺の1枚刺しが邪魔くさいようなら、石鍛冶1火氷1足しで。
コンボ相手には石鍛冶軍団8枚橋1枚を抜いて、相殺4独楽1、
他悟り+阻害カード足しで・・・。
ブレスト? あれはまぁ積んでもいいかもね。
ただあんまり1マナ域増やすと、CT系相手やチャリス使うデッキがキツいけどね;
兵長、ママ、独楽あたりが確実に封じられるってのはヤバいよ。
とまぁ下らない構築妄想垂れ流したところで、ベントー3話見て寝ます。
WUデックでかつコンボではない、なのにStPもFoWも入れないで済む方法を考えた。
レベルパッケージ12(コーリス+副長抜き)
ママ4
石鍛冶パッケージ6(十手バタスカモタポ)
独楽3
行き詰まり3
恭しきマントラ3
罠の橋1
訓練場2
相殺1
悟り1
金モ4
土地20(揺籃3フェッチ8ツンドラ4平地4島1)
ウィルと違ってマントラなら無理に青のカードを増やさずに組めるし、
金モ、悟チューとともに発生する激しい手札消費もスティルでカバーする。
ビートダウン相手には罠橋、コンボ相手にはサイド後からCT系にタッチして勝負。
StPについてはリベリオンの場合、割とマジで外してもいいと思う。
環境においてStP撃ちたい生物は
・ラバマン
・ボブ
・聖遺(特にローム系デックの彼奴)
基本こんだけだからね。他のは墓忍びだろうが感染トークンだろうが、
スーパー珊瑚兜人だろうが知ったことではない。
リクルート戦略の邪魔をする奴こそ怖い。
んで上記の3体の内2体はモタポで狩れるので。
よほど聖遺さんが蔓延するような環境でもない限りは、StPはサイドアウトしておk、
ということになると思うんだよね。
悟り+相殺の1枚刺しが邪魔くさいようなら、石鍛冶1火氷1足しで。
コンボ相手には石鍛冶軍団8枚橋1枚を抜いて、相殺4独楽1、
他悟り+阻害カード足しで・・・。
ブレスト? あれはまぁ積んでもいいかもね。
ただあんまり1マナ域増やすと、CT系相手やチャリス使うデッキがキツいけどね;
兵長、ママ、独楽あたりが確実に封じられるってのはヤバいよ。
とまぁ下らない構築妄想垂れ流したところで、ベントー3話見て寝ます。
とびっきりの最強VS最強
2011年10月25日 日常 コメント (2)動画わろたw
====================================
《極楽鳥》4
《ラノワールのエルフ》4
《ヴィリジアンの密使》4
《危険なマイア》4
《マイアの種父》4
《業火への突入》4
《骨溜め》2
《情け知らずのガラク》4
《炬火のチャンドラ》4
《槌のコス》4
《原初の狩人、ガラク》2
土地20
====================================
スタンの脳内構築バカデッキ。
2・3T目にPW出してうおおおするだけのバカデッキ。
こういうバカデッキ・・・へへ・・・嫌いじゃないぜ・・・。
そこの君! ツッコんだら負けだぞ!w
====================================
《極楽鳥》4
《ラノワールのエルフ》4
《ヴィリジアンの密使》4
《危険なマイア》4
《マイアの種父》4
《業火への突入》4
《骨溜め》2
《情け知らずのガラク》4
《炬火のチャンドラ》4
《槌のコス》4
《原初の狩人、ガラク》2
土地20
====================================
スタンの脳内構築バカデッキ。
2・3T目にPW出してうおおおするだけのバカデッキ。
こういうバカデッキ・・・へへ・・・嫌いじゃないぜ・・・。
昨日の某大会のレポ(ぉ
1戦目・WU石鍛冶
1g ボブ除去って石鍛冶+装備品捌いて、適当にビートしてたら勝った気がする
2g やはりボブ除去、サイドインらしき《機を見た援軍》も適当に捌いてたら
想定外のラスゴを撃たれて(まぁ入っててもおかしくないけどね)、
かなりマズい状況になったものの生物を再展開し、
相手のペス+十手に対して8マナ以上出せる《鏡の精体》で対抗・・・
というところで相手側投了。時間切れによるgdりを嫌ってくれた模様。
続けてたらわからなかったと思うが・・・
まぁ相手の手札土地ばっかだったらしいのでね。
○○
2戦目・エルフブレード
1g 石鍛冶+殴打頭蓋でライフ差を20以上つけられるも、
リクルートによって生物8体近く並べて8/8×8体パンチでどうにか勝ち。
2g 首謀者+共生虫で親和エルフ的な展開を見せ、
エズーリ2回起動+大ドルイドで11/11トランプル×2体パンチで負け。
3g 1t悟り、2tエーテルでとりあえず速攻展開を警戒。
その後はこっちがペースを握って勝ち。
・・・1ゲーム目とごっちゃになってるかもしれない。
実際、どっちが1ゲーム目だったかよく覚えてない。
○×○
3戦目・zoo
1g サルカンや《ナヤの魔除け》でうまいこと捲られて負け。
フルタップから殴打頭蓋の再展開とかせずにハンド使っときゃよかった・・。
2g 普通に鏡殺☆
3g 普通にやったら負けるって☆
×○×
やっぱzooは無理。無いとはわかってるが、聖遺は禁止になってほしいよ。
4戦目・GWカウブレ
1g 普通にやったら勝つ
2g 兵長に針指定されてること忘れて、ハンドのシヴィー出さずに1t無駄にし、
その差からStP間に合って凹されて乙。
3g 2gのミスを引きずってキープがヌルくなったのと、
相手がソープロ3枚ツモってて証人で回収まで行い、さすがに負け。
○××
この辺から帰りたくなってきてた。
5戦目・黒単ですか(苦笑)→NWK なリアニ
1g 2Tイオナ出されたけど、1Tに兵長出しててハンドに金モあったんで、
そっから鞭縄呼んでアタック止めつつ生物展開して勝ち。
自分の黒単リアニ相手に何度か見た光景。後続さえ出なければ十分勝てる。
今回は相手が後続釣るのにマナ止まってたのが幸いしたかな。
2g 2Tダリチュー*2から黒タイタンキャストされるも、
都合よくソープロ引いて(まぁ引かなかったら悟りから罠橋出したが)
悟りから遺産張って、そっから適当に展開して勝利。
○○
いや実際、黒単には限界ありますよ。単色ならせめてDD仕込みたいですね。
6戦目・WUカウブレ
1g カウブレ流行ってんのか・・? まぁ4戦目のGW型と違って、
こっちはブレストやジェイスあるんだからまだ納得できるけど。
試合内容はマジで覚えてない。
2g 勝ったと思う。もしくは、2gとられて3gで勝った。
○○? ○×○?
瞬唱入ってました。やっぱ強いと思いました。(小学生並みの《乾燥》)
4-2-0。12位。
白単としちゃまぁ、御の字ですかね・・。
とりあえずはサイドに《外科的摘出》欲しいなって思った。
何らかの方法でかわされる恐れはあるとはいえ、0マナでいつでも撃てる上に
墓地利用だけでなくコンボ相手にもそこそこ効くってのが好印象。
何より、Mステがいなくなったわけだしね。
あとはやっぱり、WUリベリオンにしたいかなぁ。
白単でも十分いけるとは思うのだけど、ブレストの有無は大きいと思うし。
そんな感じです。
最後に。
すずめさんが
「ILCは賞品豪華だから皆出ようぜ!」言ってた
9位以降の俺ら・・・。(´A`)
1戦目・WU石鍛冶
1g ボブ除去って石鍛冶+装備品捌いて、適当にビートしてたら勝った気がする
2g やはりボブ除去、サイドインらしき《機を見た援軍》も適当に捌いてたら
想定外のラスゴを撃たれて(まぁ入っててもおかしくないけどね)、
かなりマズい状況になったものの生物を再展開し、
相手のペス+十手に対して8マナ以上出せる《鏡の精体》で対抗・・・
というところで相手側投了。時間切れによるgdりを嫌ってくれた模様。
続けてたらわからなかったと思うが・・・
まぁ相手の手札土地ばっかだったらしいのでね。
○○
2戦目・エルフブレード
1g 石鍛冶+殴打頭蓋でライフ差を20以上つけられるも、
リクルートによって生物8体近く並べて8/8×8体パンチでどうにか勝ち。
2g 首謀者+共生虫で親和エルフ的な展開を見せ、
エズーリ2回起動+大ドルイドで11/11トランプル×2体パンチで負け。
3g 1t悟り、2tエーテルでとりあえず速攻展開を警戒。
その後はこっちがペースを握って勝ち。
・・・1ゲーム目とごっちゃになってるかもしれない。
実際、どっちが1ゲーム目だったかよく覚えてない。
○×○
3戦目・zoo
1g サルカンや《ナヤの魔除け》でうまいこと捲られて負け。
フルタップから殴打頭蓋の再展開とかせずにハンド使っときゃよかった・・。
2g 普通に鏡殺☆
3g 普通にやったら負けるって☆
×○×
やっぱzooは無理。無いとはわかってるが、聖遺は禁止になってほしいよ。
4戦目・GWカウブレ
1g 普通にやったら勝つ
2g 兵長に針指定されてること忘れて、ハンドのシヴィー出さずに1t無駄にし、
その差からStP間に合って凹されて乙。
3g 2gのミスを引きずってキープがヌルくなったのと、
相手がソープロ3枚ツモってて証人で回収まで行い、さすがに負け。
○××
この辺から帰りたくなってきてた。
5戦目・黒単ですか(苦笑)→NWK なリアニ
1g 2Tイオナ出されたけど、1Tに兵長出しててハンドに金モあったんで、
そっから鞭縄呼んでアタック止めつつ生物展開して勝ち。
自分の黒単リアニ相手に何度か見た光景。後続さえ出なければ十分勝てる。
今回は相手が後続釣るのにマナ止まってたのが幸いしたかな。
2g 2Tダリチュー*2から黒タイタンキャストされるも、
都合よくソープロ引いて(まぁ引かなかったら悟りから罠橋出したが)
悟りから遺産張って、そっから適当に展開して勝利。
○○
いや実際、黒単には限界ありますよ。単色ならせめてDD仕込みたいですね。
6戦目・WUカウブレ
1g カウブレ流行ってんのか・・? まぁ4戦目のGW型と違って、
こっちはブレストやジェイスあるんだからまだ納得できるけど。
試合内容はマジで覚えてない。
2g 勝ったと思う。もしくは、2gとられて3gで勝った。
○○? ○×○?
瞬唱入ってました。やっぱ強いと思いました。(小学生並みの《乾燥》)
4-2-0。12位。
白単としちゃまぁ、御の字ですかね・・。
とりあえずはサイドに《外科的摘出》欲しいなって思った。
何らかの方法でかわされる恐れはあるとはいえ、0マナでいつでも撃てる上に
墓地利用だけでなくコンボ相手にもそこそこ効くってのが好印象。
何より、Mステがいなくなったわけだしね。
あとはやっぱり、WUリベリオンにしたいかなぁ。
白単でも十分いけるとは思うのだけど、ブレストの有無は大きいと思うし。
そんな感じです。
最後に。
すずめさんが
「ILCは賞品豪華だから皆出ようぜ!」言ってた
9位以降の俺ら・・・。(´A`)
いつから魚と当たると錯覚していた・・?
2011年10月23日 TCG全般ILC、よんじゅう何人かで12位。6回戦、4-2-0。
疲れたのでレポは後日。とりあえず石鍛冶大杉、俺のミスプひどすぎ。
コンボもCTもおらんじゃぁないか・・・マジにビート環境じゃぁないか・・・。
あとエクバ。最近初代が気に入っててよくプレイするが、
勝てるわけではないんだよね・・。強化された横格を露骨に引っかけにいくのが
楽しいってのと、ハヤトの差し込みがうまいのと、JVがとてつもなく面白い。
使ってて楽しいってのは大事だよね。でなきゃ俺ずっとラゴゥ使うもんw
次週は30日を予定しているのだけど、Fujiは無理みたい。
疲れたのでレポは後日。とりあえず石鍛冶大杉、俺のミスプひどすぎ。
コンボもCTもおらんじゃぁないか・・・マジにビート環境じゃぁないか・・・。
あとエクバ。最近初代が気に入っててよくプレイするが、
勝てるわけではないんだよね・・。強化された横格を露骨に引っかけにいくのが
楽しいってのと、ハヤトの差し込みがうまいのと、JVがとてつもなく面白い。
使ってて楽しいってのは大事だよね。でなきゃ俺ずっとラゴゥ使うもんw
次週は30日を予定しているのだけど、Fujiは無理みたい。
INDドラフト(初)
青緑を中心にピック。2パック目まではロクに反転カードとか取れなかったけど
(そしてレアもライブラリーアウトしたら勝ちとか無ロッドとかだったけど)
3パック目で爆発。町長様とトカゲ様を獲得。GJすぎ。
他にも無難な連中を引き当ててれっつらごう。
1戦目、漁師さん・グリクシスカラー
○○
破壊されないガーゴイルが怖かったけど、こっちのナマモノはもっと怖かった
2戦目、三国さん・RGtW狼男寄りビート
×○○
1ゲーム目は土地とまって手札7枚青いカード揃って圧巻の負けw
2・3ゲーム目は町長様とトカゲ様がどやオーラでハイパー化して終了。
この辺りでなんかカードパワー差激しすぎねってモヤモヤし始める
3戦目、菊ちゃんさん・エスパーカラー
○○
町長様はなんで2マナなのに狼たくさん出せるん(´・ω・`)?
5マナ4/4の鳥もおかしい。オーラも、バイパーも、何もかもがおかしい。
これゾンビとか吸血鬼取って勝てる環境なのだろうか・・・? 疑問だぜ・・。
というわけでドラフト初優勝、戦果は
・情け知らずのガラク
・5マナで墓地回収する緑のFb付きソーサリー
・3マナ2/3の月桂冠
・他色々
なんか最近うちの支部、調子乗ってんなぁ・・。
Fujiもホビステで優勝2連チャンだし。
ここらでKにも1発かましてもらいたいところだぁね。
青緑を中心にピック。2パック目まではロクに反転カードとか取れなかったけど
(そしてレアもライブラリーアウトしたら勝ちとか無ロッドとかだったけど)
3パック目で爆発。町長様とトカゲ様を獲得。GJすぎ。
他にも無難な連中を引き当ててれっつらごう。
1戦目、漁師さん・グリクシスカラー
○○
破壊されないガーゴイルが怖かったけど、こっちのナマモノはもっと怖かった
2戦目、三国さん・RGtW狼男寄りビート
×○○
1ゲーム目は土地とまって手札7枚青いカード揃って圧巻の負けw
2・3ゲーム目は町長様とトカゲ様がどやオーラでハイパー化して終了。
この辺りでなんかカードパワー差激しすぎねってモヤモヤし始める
3戦目、菊ちゃんさん・エスパーカラー
○○
町長様はなんで2マナなのに狼たくさん出せるん(´・ω・`)?
5マナ4/4の鳥もおかしい。オーラも、バイパーも、何もかもがおかしい。
これゾンビとか吸血鬼取って勝てる環境なのだろうか・・・? 疑問だぜ・・。
というわけでドラフト初優勝、戦果は
・情け知らずのガラク
・5マナで墓地回収する緑のFb付きソーサリー
・3マナ2/3の月桂冠
・他色々
なんか最近うちの支部、調子乗ってんなぁ・・。
Fujiもホビステで優勝2連チャンだし。
ここらでKにも1発かましてもらいたいところだぁね。
組んでみたけどこれで勝てるかと言われたらハッキリ言って厳しい
ので、単にパーツ渡しとでも思っておく
稲妻4
待機4
噴流2
火炎は2
火炎崩れ4
先達4
匪賊4
地獄火花4
窯4
げんじゅう4
投げやり1
最後の賭け1
発展の代価2
生物こんだけいんなら命知らず積んだ方がいいだろうか
まともに鍛えるならフェッチ8ラバマン4に火炎はと代価増して
チェンライと秘儀稲妻で・・・うん、金かかるね
そもそも身内にCTいるうえにこれからCT流行りそうってときに
そんな1マナに寄せた構成にしても無理ゲなんで、
2・3マナ域を増やした方がいいのだろうか
ボガートの突撃隊だっけ、あの辺とか
M12の2マナ3/3になる狂喜とか
チェンライもフェッチも買わずに済む方向を模索したいところ
これ渡すと右Tは当分まともにバーン組めなくなっちゃうけど、未練はない
やはり友人あってのMTGだからね・・・
ので、単にパーツ渡しとでも思っておく
稲妻4
待機4
噴流2
火炎は2
火炎崩れ4
先達4
匪賊4
地獄火花4
窯4
げんじゅう4
投げやり1
最後の賭け1
発展の代価2
生物こんだけいんなら命知らず積んだ方がいいだろうか
まともに鍛えるならフェッチ8ラバマン4に火炎はと代価増して
チェンライと秘儀稲妻で・・・うん、金かかるね
そもそも身内にCTいるうえにこれからCT流行りそうってときに
そんな1マナに寄せた構成にしても無理ゲなんで、
2・3マナ域を増やした方がいいのだろうか
ボガートの突撃隊だっけ、あの辺とか
M12の2マナ3/3になる狂喜とか
チェンライもフェッチも買わずに済む方向を模索したいところ
これ渡すと右Tは当分まともにバーン組めなくなっちゃうけど、未練はない
やはり友人あってのMTGだからね・・・
久々にレベルの構築の妄想とか
2011年10月19日 TCG全般 コメント (3)長々と書いてたら間違ってEsc押してふっとんだちくしょおおおおおおお
兵長4
コーリス1
むちなわ1
ふくちょ1
すがた1
隼3
シヴィ2
かがみん2
独楽4
相殺4
ブレスト4
ウィル4
訓練場4
ディズ3
悟ちゅ1
わなっぱ1
フェッチ7
揺籃3
泉2
ツンデレ4
平地2
島2
石鍛冶は2・2だと糞だし3・3だとCT系構築では枠がキツいし
2Tに出してもディズやウィルじゃなかなか守れないのでNG。
緑足して森知恵や黒足してボブ採用は爆アドだけど相殺出しづらくなってNG。
相殺独楽はよほど2マナによせなきゃやっぱり微妙なのでNG。
つまりこのデッキ自体NG・・・なんだけど、コンボ環境だししゃーない。
マーフォークには石鍛冶抜き&島出まくるけど、それでも4:6ぐらい。
3:7以上の不利は絶対にない、渡るためにはアトラン出すわけだし、
そうなると訓練場から少ないマナでかがみん呼んできて少ないマナでキルできる。
陽景学院の弟子? まぁ無くはないかな。
アゾリウスギルドメイジ? まぁ無くはないかな。
メインにピキュラさん? まぁ無くはないかな。
メインにもみ消し? まぁ無くはna 無ぇな。
てかまじで罰する火コンどうすりゃいいの? 誰か教えてよ。あれ卑怯だろ。
考えれば考えるほど壁パンしたい衝動に駆られてヤバいよ。
兵長4
コーリス1
むちなわ1
ふくちょ1
すがた1
隼3
シヴィ2
かがみん2
独楽4
相殺4
ブレスト4
ウィル4
訓練場4
ディズ3
悟ちゅ1
わなっぱ1
フェッチ7
揺籃3
泉2
ツンデレ4
平地2
島2
石鍛冶は2・2だと糞だし3・3だとCT系構築では枠がキツいし
2Tに出してもディズやウィルじゃなかなか守れないのでNG。
緑足して森知恵や黒足してボブ採用は爆アドだけど相殺出しづらくなってNG。
相殺独楽はよほど2マナによせなきゃやっぱり微妙なのでNG。
つまりこのデッキ自体NG・・・なんだけど、コンボ環境だししゃーない。
マーフォークには石鍛冶抜き&島出まくるけど、それでも4:6ぐらい。
3:7以上の不利は絶対にない、渡るためにはアトラン出すわけだし、
そうなると訓練場から少ないマナでかがみん呼んできて少ないマナでキルできる。
陽景学院の弟子? まぁ無くはないかな。
アゾリウスギルドメイジ? まぁ無くはないかな。
メインにピキュラさん? まぁ無くはないかな。
メインにもみ消し? まぁ無くはna 無ぇな。
てかまじで罰する火コンどうすりゃいいの? 誰か教えてよ。あれ卑怯だろ。
考えれば考えるほど壁パンしたい衝動に駆られてヤバいよ。
ぐみょってきた。
1回戦
白単人間vs緑単感染vs赤緑ファイヤーズvs緑単ビッグマナ
人間が調子こいて数並べて強化しつつビートしたところ、
感染プレイヤーがキレて白単を毒殺。緑系3者での三つ巴に。
しかしファイヤーズプレイヤーがビッグマナの出した《吠えたける鉱山》から
ファイヤーズ→バースト*2と展開し、撲殺して勝利。
ビッグマナプレイヤーが新緑の魔力をもうちょっと早く出せれば違っていたか。
2回戦
黒単リアニvsGUマッドネスvsBRマシンヘッドvsマッドネスバーン
やはり黒単リアニが調子こいて《テラストドン》を2回釣って
土地をひたすら象に変えるという暴行に打って出たため、
他プレイヤーのヘイト値が飛躍的に高まり、《プラズマの連鎖》のタライ回し+
バーンプレイヤーの《癇しゃく》で1抜け。
その後、土地も手札もそこそこに確保していたマシンヘッドが
フレイムタンやキマイラ像でもって押し勝つ。
3回戦
エスパー金属術vs白単イクイップvsWUソプターvsトゲ尾の雛ビート
金属術が1t石鍛冶、2t頭蓋囲いアタックでソプターを早々に凹ませる。
が、ソプターが粘って戦局が膠着したところ、イクイップが装備を並べ
ミラクルに装備品を大量につけてGG。ブロッカー? ライフ? ゴミクズ同然だ!
4回戦
レンガロックvsツリーフォークvs麦コンvs5cgジャンク
麦コンがマナ基盤確保しつつ騎士展開して勝ちペースを見せるも、
ジャンクとレンガが共同戦線を張って土地基盤に拘束をかける。
頼みのツリーフォークは土地事故を頻発させてしまいブレーキ。
膠着状況でスペル唱えてジャンクからマナソース逆転したレンガが抜き去り勝利。
5回戦
だいふごう
何だかんだで楽しいよね、大富豪。そういやまだはがない1話も見てねーや。
原作は7巻までキッチリ読んでんのにな、ははっ!
たのしかったっす。
次回は2週間後の30日を予定、なんですが・・・集まれるかどうかはまだ不明。
間にbppr会とILCもはさんでるしね。
1回戦
白単人間vs緑単感染vs赤緑ファイヤーズvs緑単ビッグマナ
人間が調子こいて数並べて強化しつつビートしたところ、
感染プレイヤーがキレて白単を毒殺。緑系3者での三つ巴に。
しかしファイヤーズプレイヤーがビッグマナの出した《吠えたける鉱山》から
ファイヤーズ→バースト*2と展開し、撲殺して勝利。
ビッグマナプレイヤーが新緑の魔力をもうちょっと早く出せれば違っていたか。
2回戦
黒単リアニvsGUマッドネスvsBRマシンヘッドvsマッドネスバーン
やはり黒単リアニが調子こいて《テラストドン》を2回釣って
土地をひたすら象に変えるという暴行に打って出たため、
他プレイヤーのヘイト値が飛躍的に高まり、《プラズマの連鎖》のタライ回し+
バーンプレイヤーの《癇しゃく》で1抜け。
その後、土地も手札もそこそこに確保していたマシンヘッドが
フレイムタンやキマイラ像でもって押し勝つ。
3回戦
エスパー金属術vs白単イクイップvsWUソプターvsトゲ尾の雛ビート
金属術が1t石鍛冶、2t頭蓋囲いアタックでソプターを早々に凹ませる。
が、ソプターが粘って戦局が膠着したところ、イクイップが装備を並べ
ミラクルに装備品を大量につけてGG。ブロッカー? ライフ? ゴミクズ同然だ!
4回戦
レンガロックvsツリーフォークvs麦コンvs5cgジャンク
麦コンがマナ基盤確保しつつ騎士展開して勝ちペースを見せるも、
ジャンクとレンガが共同戦線を張って土地基盤に拘束をかける。
頼みのツリーフォークは土地事故を頻発させてしまいブレーキ。
膠着状況でスペル唱えてジャンクからマナソース逆転したレンガが抜き去り勝利。
5回戦
だいふごう
何だかんだで楽しいよね、大富豪。そういやまだはがない1話も見てねーや。
原作は7巻までキッチリ読んでんのにな、ははっ!
たのしかったっす。
次回は2週間後の30日を予定、なんですが・・・集まれるかどうかはまだ不明。
間にbppr会とILCもはさんでるしね。
オリジン楽しかったからふし幻も買ってしまった。
ハマりすぎてヤバい・・・最近のローグライクはここまで進化してたんか。
トルネコ3以来やってなかったから(Wiiの糞シレンは除外w)斬新だ。
とりあえず月の攻略には道具持込みしないと厳しいみたいだから
(一応持ち込みなしで紫までは到達したけど・・あれは鬼畜すぎ;)
適当に地上で武器防具鍛えてから出直そう。
牛木さん(夢食いメリーの作者さんね)のなんとかチルノの装備品が入手できたから
それを鍛えようかな、と思案中。
盾は賽銭箱が楽しそう。
あと、ばっぱら会で来月あたりモダン大会やるらしいから
もう最低でももう1個デッキ作って練りこもうかと思う。
燃え柳買って、自分で罰する火デッキとか組んでしまうのもアリかな。
ボブもそろそろ買い時か・・・タルモは・・・あれは流石に・・・。
ハマりすぎてヤバい・・・最近のローグライクはここまで進化してたんか。
トルネコ3以来やってなかったから(Wiiの糞シレンは除外w)斬新だ。
とりあえず月の攻略には道具持込みしないと厳しいみたいだから
(一応持ち込みなしで紫までは到達したけど・・あれは鬼畜すぎ;)
適当に地上で武器防具鍛えてから出直そう。
牛木さん(夢食いメリーの作者さんね)のなんとかチルノの装備品が入手できたから
それを鍛えようかな、と思案中。
盾は賽銭箱が楽しそう。
あと、ばっぱら会で来月あたりモダン大会やるらしいから
もう最低でももう1個デッキ作って練りこもうかと思う。
燃え柳買って、自分で罰する火デッキとか組んでしまうのもアリかな。
ボブもそろそろ買い時か・・・タルモは・・・あれは流石に・・・。
INDにあのサイクルが再録される予定があったであろうという痕跡を示す
2011年10月10日 TCG全般 コメント (3)ブレンパワード 全台詞集 第14話「魂は孤独?」
2011年10月9日 ブレンパワード全台詞集脚本:面出明美 絵コンテ:川瀬敏文 演出:渡邊哲哉 作画監督:津幡住明
アナウンサー 「あの島のように見えるのがオルファンでしょう!そうとしか考えられません!」
カメラマン 「あんなものが宇宙に飛ぶわけないだろう」
マスコミA 「もっと島に接近しろ!」
マスコミB 「筋雲を避ければ良いんでしょ!?」
マスコミA 「近づけよ!」
マスコミA 「うわあああ!」
コモド 「筋雲だってカーテンだってバイタル・グロウブのネットなんだよ!ぼやぼやするから!」
比瑪 「ユウ・ブレンは!?」
比瑪 「ユウ・ブレンを探すのよ!どきなさい!」
比瑪 「ごめんユウ・ブレン!あたしは馬鹿だ!君を独りにしちゃって、ごめんなさい!」
比瑪 「ユウ・ブレーン!」
比瑪 「怪我してない?どこか痛い所ない?引き攣るとかさ、ねえ?」
比瑪 「手と足はちゃんと付いてるね。凄い、ちゃんと戦ってちゃんと生きてる!偉いよ君!怖い?怖くないの?どうなの?」
比瑪 「君、どうしたの?どこに行くの!?」
ナンガ 「比瑪、比瑪、どこにいる?別働隊がいるぞ!」
比瑪 「あいつ、勇の気性が移ったんじゃないのか?」
勇 「馬鹿か!おまえは!図体がでかいからってパイロットが乗ったグランチャーと戦えるほど、おまえは良く出来ちゃいないんだ!親父達が何と言おうとおまえ達は人間を乗せる為のスペースを用意して生まれたんだ、それは何故だか分かるか、ええ?おまえ達がこの地球の進化の歴史の中で学んだ事だよな。人間の反射神経と判断力と感性、それに生殖だけは人間のものを利用するつもりだからだ、こいつのコピーは面倒だもんな!しかし、力を行使する事は自分達のものにした。フッ、人間って奴は力の使い方を知らないエゴイスティックな動物だからだろう?だからおまえ達は、おまえ達に必要な人間だけを摂取して、地球が育てた生物の生体エネルギーの全てを吸収して銀河旅行をするつもりだ!それがおまえ達だ!けどそういうおまえ達が何故かグランチャーとブレンパワードという二つに分かれて生まれた。しかも雄と雌との関係でもない。もっと根源的に、陰陽とか、プラスマイナスぐらいはっきりと反発し合う習性をもっている、何故だよ!?一つで完全無欠に永遠であるものなどこの世の中にはない。だからこうやってぐちゃぐちゃに生まれてきたんなら、オルファンだってそうだろう!?自分の反対にあるものと戦って探しているものがあるんだろう!?ビー・プレートとかもう一人のオルファンとかさ!オーガニックで有機的なものが1つのものであるわけはないのに!貴様、おまえは!比瑪程度の女に唆されて・・・うっ?・・・馬鹿野郎!」
勇 「お、おい。怪我は無いよな?どうだ、ええ?」
デッキクルー 「ユウ・ブレンが戻ったぞー!」
勇 「ブレン、痛いところは無いか。悪口は言ったつもりはないぞ・・・よし」
デッキクルー 「身体検査しないと駄目だろう!」
勇 「よく戻ってきた、ブレン。震えているのか?何があったんだ?」
勇 「俺がついててやるから怖がるな。何が怖かったのか、教えてくれるか?」
ノヴィスクルーA 「ユウ・ブレン、また発進!」
アイリーン 「任せておいて!」
桑原 「オルファンの動きは止まりましたね」
アイリーン 「バイタル・ネットは?」
桑原 「安定した出力を見せています」
カント 「そのネットとノヴィスのオーガニック・エナジーが3隻の随伴艦のプレートとも繋がって、オルファンの動きが止まったんですか?」
桑原 「そう考えるしかないタイミングじゃないか!」
カント 「ここの数値は全てノヴィスを設計した人間が弾き出した数字です」
アイリーン 「オルファンには通用しないと言うのね?」
カント 「それも断定出来ませんけど?」
アイリーン 「そうであっても、あたし達は最善の事をやるしかないです」
カント 「大人は大変ですね。僕は子供のままでいたいな」
アイリーン 「君の頭と口先は立派な大人よ?」
カント 「違いますよ!」
アイリーン 「不幸ですけど、大人です」
カント 「本当ですか、博士!?」
桑原 「天才少年って誉めたいけれど、君はニーチェを超えてるな」
源野 「ふふふっ」
カント 「粗製濫造された神々が踊り狂ってるんですよ!」
アイリーン 「・・・やっぱり大人じゃない」
クインシィ 「本当にオルファンは頭を抑えられていると、言うのだな?」
リクレイマー 「海上には上からの力がかかっているというデータが・・・」
クインシィ 「その程度の事でオルファンが止まるのか!ノヴィスが何か作戦をやったというのか?」
ジョナサン 「それならこちらも同じ事をするまでだろう、クインシィ・イッサー」
クインシィ 「ジョナサン!」
ジョナサン 「こんな所にノコノコ出てくるからさ!力の無い者が!」
カナン 「何?あの艦隊は?」
ヒギンズ 「こちらに断わり無く出てきた国連軍でしょ?」
ラッカ 「ああなったら、只の虐殺じゃないか!・・・ん?」
シラー 「食らえ!」
シラー 「ジョナサンの邪魔はさせない!」
ナンガ 「イランド部隊は国連の艦隊を守れ。俺と比瑪はグランチャーを止める!」
比瑪 「あの船には何百人もの人がいるんだ・・・これが戦争なんだ。怖い?そうだよね、本当は戦いたくないよね?」
比瑪 「でも皆を守らないと!ユウ・ブレンだって戻ってくれるよ!」
ナンガ 「こいつら一体何機いるんだ?」
ラッセ 「数で勝てないが、指揮官を落せば・・・!」
ナンガ 「待て!ラッセ!」
ラッセ 「止めてみせる!」
ジョナサン 「まだまだぁ!」
カナン 「ラッセ?・・・はっ!」
シラー 「カナン!裏切りの代償は払ってもらう!」
カナン 「シラー・グラス?」
ラッセ 「こいつ!」
ラッセ 「うわっ!」
ジョナサン 「死ねってことよ!」
ラッセ 「い、痛みがきた・・・何!?」
ジョナサン 「とどめをもらう!・・・ぐっ?」
勇 「ジョナサン!もう止めろ!」
ジョナサン 「勇、やっと来たか。逃げ出したかと心配したぜ!」
カナン 「ラッセ!ラッセ・ルンベルク!大丈夫なんでしょ?生きているんでしょ?」
カナン 「ラッセ!ラッセ!」
ラッセ 「・・・大丈夫だ、生きているよ」
カナン 「了解。ラッセ・ルンベルク」
シラー 「仲良く死なせてあげようっていうのに!当たらない?」
比瑪 「カナンさん早く!勇!」
勇 「ジョナサン!貴様は!アノーア艦長に!」
ジョナサン 「ぐわっ!」
勇 「お袋さんに復讐する為にリクレイマーになったんだろう?お袋さんは、アノーア艦長は、責任を感じていた!だからプレートと一緒に海に消えた、いなくなったんだよ!もう他人を巻き込む必要は無いんだ!」
ジョナサン 「もうあんな女の事に拘っちゃいない!」
勇 「そんなパンチ!」
ジョナサン 「自分のプライドしか考えられない女の事などで、誰が思い悩むか!」
勇 「嘘をつけ!親子の情をそんな簡単に切れるものか!」
ジョナサン 「ハッハ!貴様は覚悟が足らないからそういう事言うんだよ!いくじなしめ!男じゃないんだよ!」
勇 「いくじなし?覚悟がない?」
ジョナサン 「本当の覚悟ができていれば親殺しだってできる!キレてやるんじゃない、逆上しなくたって正義の確信があり、信念を通そうという確固たるものがあればできるもんだ!」
勇 「事情があった!」
勇 「事情が!」
ジョナサン 「ハッハ!覚悟がないからオルファンだって沈められないんだ!」
勇 「な、何?」
ジョナサン 「本気でオルファンを沈めるつもりがあれば、おまえが来た時原爆なり水爆を持ち込めたはずだろう?」
勇 「その程度の事ではオルファンは沈むわけがない!」
ジョナサン 「沈むなぁ。2重3重の核を体内で爆発させてみろ、オルファンだって沈む」
勇 「沈まない!」
ジョナサン 「勇よぉ、おかしかないか?なら何で外に出ていってオルファンを沈めようなんて言ってんだ」
勇 「それは、マイクロウェーブとかビー・プレートとかの可能性はあった!」
ジョナサン 「二親と姉さんのいるオルファンなんか端から沈める気はないんだ。それがおまえの本当の気持ちだから、アンチボディ戦なんかやってみせてノヴィス・ノアから食い扶持をもらう為に格好だけはつけてんだ!」
勇 「違う!あいつらはオルファン諸共消えて無くなればいい!」
ジョナサン 「本当にそう思えるか?」
勇 「何を・・・言いたい?」
ジョナサン 「俺さ。クインシィ・イッサーと愛し合ったなぁ」
勇 「俺の知った事か!」
ジョナサン 「粉をかけたらすぐによってきたんだ」
勇 「男と女のやる事、珍しくもない」
ジョナサン 「ドクター翠・伊佐未もなんだ」
勇 「・・・何を言ってるんだ?」
ジョナサン 「いやさぁ、ババァなんて馬鹿にしてたさ。がね、いやぁ味わい深かったって感動したぁ・・・お」
勇 「くう!」
ジョナサン 「ハッハッハ!怒れよ!」
勇 「はあああああ!」
ジョナサン 「普通こういう話は面白がるんだぜ?怒るっていう事の意味は分かるよなぁ?おまえにはオルファンを沈める事はできない!」
勇 「嘘だ!ジョナサン流の強がりだ!」
ジョナサン 「ならお母ちゃんに聞いてみなよ。情熱を秘めた肉体・・・」
勇 「貴様ぁー!」
ジョナサン 「すまない。言い過ぎたな。しかしもう一つ現状報告をしておくと、女房の態度が変わってもそれに気付かないのがおまえのお父ちゃんって事だ!おまえはそういう男と女の間に生まれた子供なんだ!」
ジョナサン 「可哀想になぁ、生きてたって辛いだろう?楽にしてやるよ。心配するな、クインシィだってたっぷり可愛がってやる。俺、包容力ってのあるつもりだからさ」
勇 「くうう!言うなぁ!」
ジョナサン 「ハッハッハ!」
(アイキャッチ無し)
翠 「何故こんなものだけでオルファンが停止するのかしら。オルファンのエネルギーレベルなら振り切れるはずよ」
研作 「こちらの計算ではそうだが、これがオルファンの意思ならどうだ?」
翠 「オルファンの意思なら?」
研作 「どちらにしても今は様子を見た方が良い」
翠 「そうでしょうか?」
研作 「グランチャー部隊にだって影響が出るはずだ」
翠 「ああ。なら、引き上げさせましょう!」
桑原 「良いぞ!このままオルファンを海底へ押し戻せるかもしれない!」
アイリーン 「オーガニック・エンジン臨界点へ持ち上げてみます」
副長 「了解。カウントダウン開始。10、9、8、7、6、5、4」
ノヴィスクルーB 「国連本部より通信です」
アイリーン 「こんな時に?」
ノヴィスクルーB 「は、はぁ」
国連議員 「ノヴィス・ノア及びバイタリティ・ネット作戦に参加している艦隊の作戦は中止!オルファンの静止が認められたので現状のまま待機!」
桑原 「な、何を言ってんです!」
ゲイブリッジ 「オーガニック・エンジンの出力を戻す」
アイリーン 「ゲイブリッジ司令!」
ゲイブリッジ 「上の決定には逆らえん」
桑原 「しかし!」
ゲイブリッジ 「彼等はリクレイマーの言い分を信じているようだ。オルファンがオーガニック・エナジーを吸収せず、そのまま宇宙へ行ってくれるならそれで良いのだ、と」
桑原 「そんな事はあり得ません!」
ゲイブリッジ 「その調査の為の停戦だ!」
アイリーン 「リクレイマーが動いたんですね?」
ゲイブリッジ 「ああ、そうだろうな」
アイリーン 「仕方がない?仕方がないんですね?」
カント 「でしょうね。この船のオーガニック・エナジーの放出がオルファンに気持ち良いってこと、それはあり得るもんな。その結果は、データなんかじゃ分からないよな。あんなもの過去の検証だけで未来予測はしないもの」
ジョナサン 「ハッハッハ!そういう風に怒るお前には、俺一人落とせやしない!」
勇 「やったな!ジョナサン・グレーン!」
比瑪 「勇!何を撃ってるの!?もう相手はいないでしょ!」
勇 「はっ!?貴様のやった事、どんな理由があろうと犬畜生以下だ!鬼だ!外道の極みだ!うわああああ!」
比瑪 「勇、どうしたの?泣いてるの?勇、何で泣いてるの?」
勇 「ほっといてくれぇ!」
ナンガ 「5、6機も落したか?」
コモド 「ああ。引く事はないように見えたけど?」
ナンガ 「そうでもない。勇のブレンは俺のより参っている」
勇 「さっきは大声を出しちゃって、済まなかった」
比瑪 「何か・・・」
カナン 「無茶よ!」
ラッセ 「事情は見りゃ分かるだろう!このぐらいは無茶な事じゃない!」
カナン 「そうだからって、まるで死んでも良いって戦い方は異常です!貴方はファイティング・ハイになるような人ではないのに、どうしたっていうの!」
比瑪 「カナンさん?」
カナン 「英雄気取りでやったのならもっと質が悪い。ブレンだって大怪我をさせて、得な事なんか何にも無いのよ!」
ラッセ 「泣くなよカナン。そう簡単に俺はくたばったりしない」
カナン 「自惚れないでね」
ラッセ 「ああ」
カナン 「先生を呼ぶわ」
ラッセ 「へっ。頼むわ・・・おっ?」
カナン 「ラッセ?どうしたの?」
ラッセ 「ちょっと目眩がしただけだ。休めば良くなる」
勇 「何だ?」
コモド 「何を知ってんのさ、教えなさいよ」
比瑪 「何なんです?」
ナンガ 「あいつ白血病の持病があって、それで疲れ易いんだ」
カナン 「えっ」
比瑪 「でも、今は治らない病気じゃないわ」
ナンガ 「そうなんだが」
アイリーン 「彼は一切の治療を拒んでいるのよ。神が為すままに運命を受け入れるって」
カナン 「どうしてなんです?」
アイリーン 「ここに来た時からそう、あたしにはお灸の治療しかさせてくれないのよ」
カナン 「そんなの変ですよ!」
アイリーン 「勇」
勇 「はい」
アイリーン 「ラッセが呼んでるわ。あなたに話したい事があるって」
勇 「でも・・・」
比瑪 「あたしが行く」
勇 「頼む」
勇 「熱くないのか?」
ラッセ 「熱いさ、気持ち良いけど」
勇 「なんだよ、カナンは怒ってどっか行っちゃったぞ」
ラッセ 「それで良いさ。泣かれるとは思わなかったんで結構効いたよ。今まで俺の事を泣くほど心配してくれる奴なんていなかったからな」
勇 「だったら、治療すれば良いじゃないか」
ラッセ 「俺はブレンに会った時に願掛けをしたんだ。この気に入っている地球をオルファンみたいなわけの分からないものに壊されるくらいなら命を賭けるってね」
勇 「それは分かるけど」
ラッセ 「だから独りで戦おうって勇の気持ちは分かってたんだが、俺達を利用するぐらいの気合いは持って欲しいんだ」
勇 「そういう話か」
ラッセ 「独りでやるよりは良いぜ」
勇 「カナンを、泣かせるな」
ラッセ 「まだ、そういう約束は出来ないな。あの子を生かすために」
比瑪(※) 「おろち こわや 海呑む こわや おねむでころり てんじんさんでころり おろち こわや・・・」
比瑪 「ひだまりの館の先生がよく歌ってくれた子守唄よ」
勇 「カナンは?」
カナン 「ああ。酷い顔を見に来たの?」
勇 「ごめん。心配で」
カナン 「ありがとう」
勇 「いや」
カナン 「自分がこんなに弱いなんて思わなかったな」
勇 「カナンは強いよ」
カナン 「両親から望まれずに生まれれば、怨みしか知らずに独りで生きてしまう。そんなあたしに人類への復讐も出来て銀河旅行が出来るって言われれば、グランチャー乗りになれると思えた。でもそんな事しても、結局は自分の思いからは逃げられないって分かったのよ」
勇 「だからカナンは強いんだよ。俺は逃げてばかりだ」
カナン 「あたしをここに呼んでくれたのは勇よ。勇は復讐なんて意味が無いって分かったんでしょ?」
勇 「それは分かったさ。外からオルファンを眺めてはっきりそう思えたんだ」
勇 「あれは優しい姿をしていた。膨よかで、狂暴なものには全く見えなかった」
カナン 「それ、まるで母なるものの事ね。人間の女達が母になる事をしなくなった。それで子供達は奈落に落ちる。だからオルファンが敵になる」
勇 「そう。それもあるかもな。女が母になる事をやめて、男もそれを許したんだ」
カナン 「戦争が無くなって、自由過ぎて、男も女も自分達の欲望だけに目を向けてしまったのよ」
勇 「生存競争を自分に向けたらエゴだけが育ったんだ」
カナン 「このブレンチャイルドに触っていると、そういう考え方の間違いに気付くみたいで・・・あたし、あの人を愛しても良いのかしら?」
勇 「良いよ、素敵な事じゃないか。カナンとラッセならベストカップルだ」
カナン 「ありがとう」
比瑪 「ふうん・・・」
ナンガ 「このままの状況を永遠に維持できるはずはないでしょう?」
ゲイブリッジ 「それは分かっているが、国連という組織の命令には逆らえない」
コモド 「前線にいるあたしたちのほうが状況は分かっています!このままバイタル・ネットが消滅したらどうするんです?」
ナンガ 「今がチャンスなんです!これを逃せばオルファンを沈める事はできない!」
アイリーン 「ここのクルーは皆頭が固いんです!こうと決めたら」
ゲイブリッジ 「知ってるとも、このクルーを集めたのは私だ。この首ひとつで人類が救われるなら、賭けてみるか!」
アイリーン 「ああ!」
コモド 「よし!」
カント 「良いんですか?」
桑原 「そうそう大人を疑うもんじゃない」
アイリーン 「問題はバイタル・ネットで固定できても沈められない程巨大なものをどうやって・・・」
勇 「可能性はあります」
ゲイブリッジ 「ん?」
勇 「世の中に完璧なんてもの、無いんです。俺が知ってる情報は全て提供します」
ゲイブリッジ 「助かる!」
勇 「でも両親の口から出た事が全てですから、確たるものじゃありません」
アイリーン 「それは?」
勇 「オルファンはあれそのものがオーガニック・ニンジンなんですが、基本的に生物的なものですから弱点はあるんです。例えば老廃物を排出する器官があります・・・」
※歌「天神さんの子守唄」
第13話「堂々たる浮上」←
https://ishikobafuji.diarynote.jp/201110082237079452/
→第15話「一点突破」
https://ishikobafuji.diarynote.jp/201201281111461153/
アナウンサー 「あの島のように見えるのがオルファンでしょう!そうとしか考えられません!」
カメラマン 「あんなものが宇宙に飛ぶわけないだろう」
マスコミA 「もっと島に接近しろ!」
マスコミB 「筋雲を避ければ良いんでしょ!?」
マスコミA 「近づけよ!」
マスコミA 「うわあああ!」
コモド 「筋雲だってカーテンだってバイタル・グロウブのネットなんだよ!ぼやぼやするから!」
比瑪 「ユウ・ブレンは!?」
比瑪 「ユウ・ブレンを探すのよ!どきなさい!」
比瑪 「ごめんユウ・ブレン!あたしは馬鹿だ!君を独りにしちゃって、ごめんなさい!」
比瑪 「ユウ・ブレーン!」
比瑪 「怪我してない?どこか痛い所ない?引き攣るとかさ、ねえ?」
比瑪 「手と足はちゃんと付いてるね。凄い、ちゃんと戦ってちゃんと生きてる!偉いよ君!怖い?怖くないの?どうなの?」
比瑪 「君、どうしたの?どこに行くの!?」
ナンガ 「比瑪、比瑪、どこにいる?別働隊がいるぞ!」
比瑪 「あいつ、勇の気性が移ったんじゃないのか?」
勇 「馬鹿か!おまえは!図体がでかいからってパイロットが乗ったグランチャーと戦えるほど、おまえは良く出来ちゃいないんだ!親父達が何と言おうとおまえ達は人間を乗せる為のスペースを用意して生まれたんだ、それは何故だか分かるか、ええ?おまえ達がこの地球の進化の歴史の中で学んだ事だよな。人間の反射神経と判断力と感性、それに生殖だけは人間のものを利用するつもりだからだ、こいつのコピーは面倒だもんな!しかし、力を行使する事は自分達のものにした。フッ、人間って奴は力の使い方を知らないエゴイスティックな動物だからだろう?だからおまえ達は、おまえ達に必要な人間だけを摂取して、地球が育てた生物の生体エネルギーの全てを吸収して銀河旅行をするつもりだ!それがおまえ達だ!けどそういうおまえ達が何故かグランチャーとブレンパワードという二つに分かれて生まれた。しかも雄と雌との関係でもない。もっと根源的に、陰陽とか、プラスマイナスぐらいはっきりと反発し合う習性をもっている、何故だよ!?一つで完全無欠に永遠であるものなどこの世の中にはない。だからこうやってぐちゃぐちゃに生まれてきたんなら、オルファンだってそうだろう!?自分の反対にあるものと戦って探しているものがあるんだろう!?ビー・プレートとかもう一人のオルファンとかさ!オーガニックで有機的なものが1つのものであるわけはないのに!貴様、おまえは!比瑪程度の女に唆されて・・・うっ?・・・馬鹿野郎!」
勇 「お、おい。怪我は無いよな?どうだ、ええ?」
デッキクルー 「ユウ・ブレンが戻ったぞー!」
勇 「ブレン、痛いところは無いか。悪口は言ったつもりはないぞ・・・よし」
デッキクルー 「身体検査しないと駄目だろう!」
勇 「よく戻ってきた、ブレン。震えているのか?何があったんだ?」
勇 「俺がついててやるから怖がるな。何が怖かったのか、教えてくれるか?」
ノヴィスクルーA 「ユウ・ブレン、また発進!」
アイリーン 「任せておいて!」
桑原 「オルファンの動きは止まりましたね」
アイリーン 「バイタル・ネットは?」
桑原 「安定した出力を見せています」
カント 「そのネットとノヴィスのオーガニック・エナジーが3隻の随伴艦のプレートとも繋がって、オルファンの動きが止まったんですか?」
桑原 「そう考えるしかないタイミングじゃないか!」
カント 「ここの数値は全てノヴィスを設計した人間が弾き出した数字です」
アイリーン 「オルファンには通用しないと言うのね?」
カント 「それも断定出来ませんけど?」
アイリーン 「そうであっても、あたし達は最善の事をやるしかないです」
カント 「大人は大変ですね。僕は子供のままでいたいな」
アイリーン 「君の頭と口先は立派な大人よ?」
カント 「違いますよ!」
アイリーン 「不幸ですけど、大人です」
カント 「本当ですか、博士!?」
桑原 「天才少年って誉めたいけれど、君はニーチェを超えてるな」
源野 「ふふふっ」
カント 「粗製濫造された神々が踊り狂ってるんですよ!」
アイリーン 「・・・やっぱり大人じゃない」
クインシィ 「本当にオルファンは頭を抑えられていると、言うのだな?」
リクレイマー 「海上には上からの力がかかっているというデータが・・・」
クインシィ 「その程度の事でオルファンが止まるのか!ノヴィスが何か作戦をやったというのか?」
ジョナサン 「それならこちらも同じ事をするまでだろう、クインシィ・イッサー」
クインシィ 「ジョナサン!」
ジョナサン 「こんな所にノコノコ出てくるからさ!力の無い者が!」
カナン 「何?あの艦隊は?」
ヒギンズ 「こちらに断わり無く出てきた国連軍でしょ?」
ラッカ 「ああなったら、只の虐殺じゃないか!・・・ん?」
シラー 「食らえ!」
シラー 「ジョナサンの邪魔はさせない!」
ナンガ 「イランド部隊は国連の艦隊を守れ。俺と比瑪はグランチャーを止める!」
比瑪 「あの船には何百人もの人がいるんだ・・・これが戦争なんだ。怖い?そうだよね、本当は戦いたくないよね?」
比瑪 「でも皆を守らないと!ユウ・ブレンだって戻ってくれるよ!」
ナンガ 「こいつら一体何機いるんだ?」
ラッセ 「数で勝てないが、指揮官を落せば・・・!」
ナンガ 「待て!ラッセ!」
ラッセ 「止めてみせる!」
ジョナサン 「まだまだぁ!」
カナン 「ラッセ?・・・はっ!」
シラー 「カナン!裏切りの代償は払ってもらう!」
カナン 「シラー・グラス?」
ラッセ 「こいつ!」
ラッセ 「うわっ!」
ジョナサン 「死ねってことよ!」
ラッセ 「い、痛みがきた・・・何!?」
ジョナサン 「とどめをもらう!・・・ぐっ?」
勇 「ジョナサン!もう止めろ!」
ジョナサン 「勇、やっと来たか。逃げ出したかと心配したぜ!」
カナン 「ラッセ!ラッセ・ルンベルク!大丈夫なんでしょ?生きているんでしょ?」
カナン 「ラッセ!ラッセ!」
ラッセ 「・・・大丈夫だ、生きているよ」
カナン 「了解。ラッセ・ルンベルク」
シラー 「仲良く死なせてあげようっていうのに!当たらない?」
比瑪 「カナンさん早く!勇!」
勇 「ジョナサン!貴様は!アノーア艦長に!」
ジョナサン 「ぐわっ!」
勇 「お袋さんに復讐する為にリクレイマーになったんだろう?お袋さんは、アノーア艦長は、責任を感じていた!だからプレートと一緒に海に消えた、いなくなったんだよ!もう他人を巻き込む必要は無いんだ!」
ジョナサン 「もうあんな女の事に拘っちゃいない!」
勇 「そんなパンチ!」
ジョナサン 「自分のプライドしか考えられない女の事などで、誰が思い悩むか!」
勇 「嘘をつけ!親子の情をそんな簡単に切れるものか!」
ジョナサン 「ハッハ!貴様は覚悟が足らないからそういう事言うんだよ!いくじなしめ!男じゃないんだよ!」
勇 「いくじなし?覚悟がない?」
ジョナサン 「本当の覚悟ができていれば親殺しだってできる!キレてやるんじゃない、逆上しなくたって正義の確信があり、信念を通そうという確固たるものがあればできるもんだ!」
勇 「事情があった!」
勇 「事情が!」
ジョナサン 「ハッハ!覚悟がないからオルファンだって沈められないんだ!」
勇 「な、何?」
ジョナサン 「本気でオルファンを沈めるつもりがあれば、おまえが来た時原爆なり水爆を持ち込めたはずだろう?」
勇 「その程度の事ではオルファンは沈むわけがない!」
ジョナサン 「沈むなぁ。2重3重の核を体内で爆発させてみろ、オルファンだって沈む」
勇 「沈まない!」
ジョナサン 「勇よぉ、おかしかないか?なら何で外に出ていってオルファンを沈めようなんて言ってんだ」
勇 「それは、マイクロウェーブとかビー・プレートとかの可能性はあった!」
ジョナサン 「二親と姉さんのいるオルファンなんか端から沈める気はないんだ。それがおまえの本当の気持ちだから、アンチボディ戦なんかやってみせてノヴィス・ノアから食い扶持をもらう為に格好だけはつけてんだ!」
勇 「違う!あいつらはオルファン諸共消えて無くなればいい!」
ジョナサン 「本当にそう思えるか?」
勇 「何を・・・言いたい?」
ジョナサン 「俺さ。クインシィ・イッサーと愛し合ったなぁ」
勇 「俺の知った事か!」
ジョナサン 「粉をかけたらすぐによってきたんだ」
勇 「男と女のやる事、珍しくもない」
ジョナサン 「ドクター翠・伊佐未もなんだ」
勇 「・・・何を言ってるんだ?」
ジョナサン 「いやさぁ、ババァなんて馬鹿にしてたさ。がね、いやぁ味わい深かったって感動したぁ・・・お」
勇 「くう!」
ジョナサン 「ハッハッハ!怒れよ!」
勇 「はあああああ!」
ジョナサン 「普通こういう話は面白がるんだぜ?怒るっていう事の意味は分かるよなぁ?おまえにはオルファンを沈める事はできない!」
勇 「嘘だ!ジョナサン流の強がりだ!」
ジョナサン 「ならお母ちゃんに聞いてみなよ。情熱を秘めた肉体・・・」
勇 「貴様ぁー!」
ジョナサン 「すまない。言い過ぎたな。しかしもう一つ現状報告をしておくと、女房の態度が変わってもそれに気付かないのがおまえのお父ちゃんって事だ!おまえはそういう男と女の間に生まれた子供なんだ!」
ジョナサン 「可哀想になぁ、生きてたって辛いだろう?楽にしてやるよ。心配するな、クインシィだってたっぷり可愛がってやる。俺、包容力ってのあるつもりだからさ」
勇 「くうう!言うなぁ!」
ジョナサン 「ハッハッハ!」
(アイキャッチ無し)
翠 「何故こんなものだけでオルファンが停止するのかしら。オルファンのエネルギーレベルなら振り切れるはずよ」
研作 「こちらの計算ではそうだが、これがオルファンの意思ならどうだ?」
翠 「オルファンの意思なら?」
研作 「どちらにしても今は様子を見た方が良い」
翠 「そうでしょうか?」
研作 「グランチャー部隊にだって影響が出るはずだ」
翠 「ああ。なら、引き上げさせましょう!」
桑原 「良いぞ!このままオルファンを海底へ押し戻せるかもしれない!」
アイリーン 「オーガニック・エンジン臨界点へ持ち上げてみます」
副長 「了解。カウントダウン開始。10、9、8、7、6、5、4」
ノヴィスクルーB 「国連本部より通信です」
アイリーン 「こんな時に?」
ノヴィスクルーB 「は、はぁ」
国連議員 「ノヴィス・ノア及びバイタリティ・ネット作戦に参加している艦隊の作戦は中止!オルファンの静止が認められたので現状のまま待機!」
桑原 「な、何を言ってんです!」
ゲイブリッジ 「オーガニック・エンジンの出力を戻す」
アイリーン 「ゲイブリッジ司令!」
ゲイブリッジ 「上の決定には逆らえん」
桑原 「しかし!」
ゲイブリッジ 「彼等はリクレイマーの言い分を信じているようだ。オルファンがオーガニック・エナジーを吸収せず、そのまま宇宙へ行ってくれるならそれで良いのだ、と」
桑原 「そんな事はあり得ません!」
ゲイブリッジ 「その調査の為の停戦だ!」
アイリーン 「リクレイマーが動いたんですね?」
ゲイブリッジ 「ああ、そうだろうな」
アイリーン 「仕方がない?仕方がないんですね?」
カント 「でしょうね。この船のオーガニック・エナジーの放出がオルファンに気持ち良いってこと、それはあり得るもんな。その結果は、データなんかじゃ分からないよな。あんなもの過去の検証だけで未来予測はしないもの」
ジョナサン 「ハッハッハ!そういう風に怒るお前には、俺一人落とせやしない!」
勇 「やったな!ジョナサン・グレーン!」
比瑪 「勇!何を撃ってるの!?もう相手はいないでしょ!」
勇 「はっ!?貴様のやった事、どんな理由があろうと犬畜生以下だ!鬼だ!外道の極みだ!うわああああ!」
比瑪 「勇、どうしたの?泣いてるの?勇、何で泣いてるの?」
勇 「ほっといてくれぇ!」
ナンガ 「5、6機も落したか?」
コモド 「ああ。引く事はないように見えたけど?」
ナンガ 「そうでもない。勇のブレンは俺のより参っている」
勇 「さっきは大声を出しちゃって、済まなかった」
比瑪 「何か・・・」
カナン 「無茶よ!」
ラッセ 「事情は見りゃ分かるだろう!このぐらいは無茶な事じゃない!」
カナン 「そうだからって、まるで死んでも良いって戦い方は異常です!貴方はファイティング・ハイになるような人ではないのに、どうしたっていうの!」
比瑪 「カナンさん?」
カナン 「英雄気取りでやったのならもっと質が悪い。ブレンだって大怪我をさせて、得な事なんか何にも無いのよ!」
ラッセ 「泣くなよカナン。そう簡単に俺はくたばったりしない」
カナン 「自惚れないでね」
ラッセ 「ああ」
カナン 「先生を呼ぶわ」
ラッセ 「へっ。頼むわ・・・おっ?」
カナン 「ラッセ?どうしたの?」
ラッセ 「ちょっと目眩がしただけだ。休めば良くなる」
勇 「何だ?」
コモド 「何を知ってんのさ、教えなさいよ」
比瑪 「何なんです?」
ナンガ 「あいつ白血病の持病があって、それで疲れ易いんだ」
カナン 「えっ」
比瑪 「でも、今は治らない病気じゃないわ」
ナンガ 「そうなんだが」
アイリーン 「彼は一切の治療を拒んでいるのよ。神が為すままに運命を受け入れるって」
カナン 「どうしてなんです?」
アイリーン 「ここに来た時からそう、あたしにはお灸の治療しかさせてくれないのよ」
カナン 「そんなの変ですよ!」
アイリーン 「勇」
勇 「はい」
アイリーン 「ラッセが呼んでるわ。あなたに話したい事があるって」
勇 「でも・・・」
比瑪 「あたしが行く」
勇 「頼む」
勇 「熱くないのか?」
ラッセ 「熱いさ、気持ち良いけど」
勇 「なんだよ、カナンは怒ってどっか行っちゃったぞ」
ラッセ 「それで良いさ。泣かれるとは思わなかったんで結構効いたよ。今まで俺の事を泣くほど心配してくれる奴なんていなかったからな」
勇 「だったら、治療すれば良いじゃないか」
ラッセ 「俺はブレンに会った時に願掛けをしたんだ。この気に入っている地球をオルファンみたいなわけの分からないものに壊されるくらいなら命を賭けるってね」
勇 「それは分かるけど」
ラッセ 「だから独りで戦おうって勇の気持ちは分かってたんだが、俺達を利用するぐらいの気合いは持って欲しいんだ」
勇 「そういう話か」
ラッセ 「独りでやるよりは良いぜ」
勇 「カナンを、泣かせるな」
ラッセ 「まだ、そういう約束は出来ないな。あの子を生かすために」
比瑪(※) 「おろち こわや 海呑む こわや おねむでころり てんじんさんでころり おろち こわや・・・」
比瑪 「ひだまりの館の先生がよく歌ってくれた子守唄よ」
勇 「カナンは?」
カナン 「ああ。酷い顔を見に来たの?」
勇 「ごめん。心配で」
カナン 「ありがとう」
勇 「いや」
カナン 「自分がこんなに弱いなんて思わなかったな」
勇 「カナンは強いよ」
カナン 「両親から望まれずに生まれれば、怨みしか知らずに独りで生きてしまう。そんなあたしに人類への復讐も出来て銀河旅行が出来るって言われれば、グランチャー乗りになれると思えた。でもそんな事しても、結局は自分の思いからは逃げられないって分かったのよ」
勇 「だからカナンは強いんだよ。俺は逃げてばかりだ」
カナン 「あたしをここに呼んでくれたのは勇よ。勇は復讐なんて意味が無いって分かったんでしょ?」
勇 「それは分かったさ。外からオルファンを眺めてはっきりそう思えたんだ」
勇 「あれは優しい姿をしていた。膨よかで、狂暴なものには全く見えなかった」
カナン 「それ、まるで母なるものの事ね。人間の女達が母になる事をしなくなった。それで子供達は奈落に落ちる。だからオルファンが敵になる」
勇 「そう。それもあるかもな。女が母になる事をやめて、男もそれを許したんだ」
カナン 「戦争が無くなって、自由過ぎて、男も女も自分達の欲望だけに目を向けてしまったのよ」
勇 「生存競争を自分に向けたらエゴだけが育ったんだ」
カナン 「このブレンチャイルドに触っていると、そういう考え方の間違いに気付くみたいで・・・あたし、あの人を愛しても良いのかしら?」
勇 「良いよ、素敵な事じゃないか。カナンとラッセならベストカップルだ」
カナン 「ありがとう」
比瑪 「ふうん・・・」
ナンガ 「このままの状況を永遠に維持できるはずはないでしょう?」
ゲイブリッジ 「それは分かっているが、国連という組織の命令には逆らえない」
コモド 「前線にいるあたしたちのほうが状況は分かっています!このままバイタル・ネットが消滅したらどうするんです?」
ナンガ 「今がチャンスなんです!これを逃せばオルファンを沈める事はできない!」
アイリーン 「ここのクルーは皆頭が固いんです!こうと決めたら」
ゲイブリッジ 「知ってるとも、このクルーを集めたのは私だ。この首ひとつで人類が救われるなら、賭けてみるか!」
アイリーン 「ああ!」
コモド 「よし!」
カント 「良いんですか?」
桑原 「そうそう大人を疑うもんじゃない」
アイリーン 「問題はバイタル・ネットで固定できても沈められない程巨大なものをどうやって・・・」
勇 「可能性はあります」
ゲイブリッジ 「ん?」
勇 「世の中に完璧なんてもの、無いんです。俺が知ってる情報は全て提供します」
ゲイブリッジ 「助かる!」
勇 「でも両親の口から出た事が全てですから、確たるものじゃありません」
アイリーン 「それは?」
勇 「オルファンはあれそのものがオーガニック・ニンジンなんですが、基本的に生物的なものですから弱点はあるんです。例えば老廃物を排出する器官があります・・・」
※歌「天神さんの子守唄」
第13話「堂々たる浮上」←
https://ishikobafuji.diarynote.jp/201110082237079452/
→第15話「一点突破」
https://ishikobafuji.diarynote.jp/201201281111461153/
ブレンパワード 全台詞集 第13話「堂々たる浮上」
2011年10月8日 ブレンパワード全台詞集脚本:隅沢克之 絵コンテ:竹之内和久 演出:岩崎良明 作画監督:戸部敦夫
比瑪
(ナレーション) 「勇がお父さんを追いかけたときクマゾーが付いていってしまった。クマゾーはシラー・グラスというグランチャー乗りと仲良くなった気配がある。男はあの年からそういうことをやっているの?愚考するにクマゾーがいたから勇はオルファンに潜入できたって考え方もあるんだよね」
デッキクルー 「高波を横に受ける馬鹿がいるか!」
アイリーン 「あっ、すいません」
ゲイブリッジ 「なに、これからはずっと続くぞ」
アイリーン 「わかってます。オルファンの浮上は?」
副長 「間違いなく続いています」
ノヴィスクルー 「既にオルファンの頭部は海上に出ているかもしれません」
アイリーン 「本当にあのシルエットがオルファンなんですか?」
ゲイブリッジ 「そうだろう」
アイリーン 「オルファン、つまり孤児ってコードネームは妙ですね」
ゲイブリッジ 「中核に人の形があったからだろうな」
勇 「気持ち悪くないか?」
クマゾー 「うん、大丈夫も」
カナン 「あの雲の中に私の居たオルファンがいる・・・」
※
クインシィ 「静止衛星軌道上の監視衛星は?」
翠 「全て撃破しましたよ」
研作 「これがオルファンの威力だ。太平洋沿岸の国々はどう考えようと連携行動は出来まい」
クインシィ 「博士!敵に我々の手のうちを見せ過ぎてはおりませんか?」
翠 「オルファンは全能です!もう誰にも止められません」
クインシィ 「浮上中のエネルギーの分散化は、オルファンを無防備にするのではなかったのですか?博士!」
アカリ 「クマゾー!勇!ご飯だよ」
比瑪 「カナンさんもどうぞ!」
ユキオ 「食べられたらの話だけど」
アカリ 「トンカツだって!」
ユキオ 「うぇ!」
クマゾー 「まんま?降りる!降ろしても!」
勇 「ブレンから降りたら船酔いになるんじゃないの?」
クマゾー 「降りるも!」
カナン 「ありがとう。いただくわ」
カナン 「気が重いのはわかるけど・・・」
比瑪 「別に責任感じなくたっていいんだよ」
勇 「何をさ?」
比瑪 「オルファンの事よ」
勇 「忘れてた、オルファンの新しいデータ整理しといたんだ」
比瑪 「え?へぇ・・・マメじゃない。勇!」
アカリ 「どうしたの?」
比瑪 「な、なんでもないよ」
ユキオ 「勇、変じゃない?」
比瑪 「感じやすいってのはナイーブな事なんだけど、勝手に参っていて良いって時じゃないと思うな」
避難民A 「押さないでよ!」
避難民B 「上がつかえてんだ!」
避難民C 「神様ー!罪深き私達をお許し下さい!」
桑原 「オルファン浮上に伴う津波は、かつて地中海のミロス文明が消滅したのと同じ結果を生みます」
ゲイブリッジ 「それはオルファンの肩が海上に出たくらいでの話だ。オルファンが本当に浮上したらどうなるのか?」
桑原 「オルファンのオーガニック・エンジンが加速しますので、生命体に影響を与えるものなります」
アイリーン 「ノヴィス・ノアのオーガニック・エンジンは人体への影響は認められないのに、ですか?」
桑原 「エネルギー総量の問題なのです。オルファン規模のエネルギー吸収量を持ったものが海上から浮上して衛星軌道に昇る間にどれほどの被害を及ぼすか計り知れません」
比瑪 「すいません遅れて!すいません」
アイリーン 「オルファンを止めましょう」
比瑪 「は?はい」
カナン 「オルファンを止める?」
ヒギンズ 「あんな容積があるものを?」
ラッセ 「どうやって止めるんです?」
副長 「艦長、成算があるんですか?」
アイリーン 「桑原博士や源野博士にオーガニック・エンジンの調整をしてもらいました。なおかつ、本艦に収容されているプレートを調べてもらいました。これらのプレートの硬化現象は進んでいないんです」
ゲイブリッジ 「伊佐未勇君の言っていたビー・プレートの可能性があるということだね?」
アイリーン 「そうです。ですからそれらのプレートをレディ・ワン以下に搭載してオルファンを包囲します。プレートの共振によってオルファンの頭が抑えられれば・・・」
桑原 「オルファンは自分自身が放出するエネルギーの反発を受けて沈んでくれます」
ゲイブリッジ 「性格的な事を考えればブレン自体もビー・プレート的と言える。本艦のプレートとブレンの存在で今回の封じ込め作戦は有り得ると思っている・・・」
カナン 「そうか。オーガニック的な力と言うのはそういう可能性もはらんでいるのね」
比瑪 「アイリーンさんって偉い!」
カント 「馬鹿みたいだけど、考え方としては素敵ですね。オーガニック的なるものというのは無機的に定められたものではないですからね」
勇 「俺はここに帰ったつもりでいたけどオルファンが追いかけて来ちゃったか」
翠(回想) 「さあ、私達の家に帰るのよ。もう、男の子はいつまでも甘えん坊で困るわ」
翠(回想) 「ほうら、もうこれで家族一緒よ」
クインシィ(回想) 「勇ったら照れて暴れるなんて」
翠(回想) 「誰も笑いはしませんよ」
勇 「無視されて当然なのか、子供の気持ちなんて・・・」
比瑪 「勇!いるんでしょ?勇?開けないのならアノーア艦長の時のように開けちゃうから!」
勇 「うるさい!うっ?」
比瑪 「カナンさんも心配して指令に言ってくれたのよ?」
直子 「勇がオルファンを浮上させたわけではないんだから」
勇 「わかってるよ」
ゲイブリッジ 「太平洋の都市の被害、我々には直接助けられる力はない」
勇 「当たり前です」
ゲイブリッジ 「が、君の提供してくれたデータだと、オルファンのエネルギー総量の推測がついた。桑原博士達もプレートの・・・」
勇 「ゲイブリッジさんは、どうしてばあちゃんと一緒にならなかったんだ?」
ゲイブリッジ 「ん?」
直子 「勇・・・」
勇 「あんた達が一緒になってればあんな馬鹿なお袋は生まれる事はなかったし、俺だって生まれなかった!」
直子 「め、巡り合わせです」
ゲイブリッジ 「そう、巡り合わせだった。私は直子との結婚を考えて軍を辞めたんだ。しかし、日本に行く途中オルファンの存在を知るチャンスを得た。招かれたと思える体験だった。それで結局軍に戻ってオルファンの探査チームを創設したりして、直子を裏切る結果になった」
直子 「私に堪え性がなかったのよ」
ゲイブリッジ 「しかし私は後悔していない。おかげで君のようなお孫さんが育ってくれたからね」
勇 「どういう意味です?」
ゲイブリッジ 「意味など・・・」
勇 「魂胆と言うか、考え方ですよ」
ゲイブリッジ 「オルファンからリバイバルしたブレンを連れてきた君を人類の救世主だと思っている」
勇 「俺はなにも出来てない!誰も救えないで、こんな天国みたいな所でウダウダしてんだ!」
直子 「そんなに自分を卑下するは事ないわ」
勇 「もう、ばあちゃんの時代は終わったんだ!悪かったよ!昔の事なんか持ち出して!あんた達は老いらくの恋を楽しんで、青春を謳歌すりゃあいい!」
直子 「勇!」
ゲイブリッジ 「直子・・・」
翠 「ではジョナサンは、グランチャー部隊を指揮できると思っているのね?」
ジョナサン 「そりゃそうです。クインシィ・イッサーはドクターたちのお子さんだから遠慮してました。しかし、オルファンが頭を海上に出し始めたんだ。核保有国が水爆を連発して打ちこんできたりすりゃあ、オルファンだってわかったもんじゃない。そうでしょ?」
翠 「危険要因の1つではありますね」
ジョナサン 「だから娘を第一線に出したくないという、あんたの気持ちもわかります」
翠 「それとこれとは違います」
ジョナサン 「そりゃどうでもいいんだ。グランチャー部隊の実質的指揮権を頂けりゃあ、鬱憤晴らしが出来る!世界中の人間にむかってな!女へ!母親への恨みもぶつけられる!」
翠 「そういう男が好きな女もいるのは忘れないで」
ジョナサン 「了解している、ドクター」
翠 「かわいい動物だこと。私はこういう下等な雄しかいない地球がほとほと嫌なのよ・・・!」
(アイキャッチ)
ナンガ 「おう、似合ってるじゃないか」
勇 「おっ」
比瑪 「どう?きつくない?」
勇 「いいね。オルファンのフリュイドスーツより楽だな」
カナン 「採寸が良かったのよ」
比瑪 「あら?そんな事したんですか?」
カナン 「しなくて、体に合うわけないでしょ?」
比瑪 「そうかあ?」
勇 「そうでしょ」
比瑪 「カナンさんが採ったの?」
カナン 「ええ、まあ」
ナンガ 「御一同!プレート運搬作業急ぐぞ!」
勇 「ようし!」
ユキオ 「こういうの見せられてようやく伊佐未勇も一人前だよね」
勇 「良く言うな、ユキオ」
アカリ 「本当だもの!」
クマゾー 「本当も!」
ナンガ 「こうしてフリュイドスーツを着てくれたことには感謝するよ」
勇 「俺の身勝手でやってる事さ」
カナン 「私を誘ってくれた時から、勇は一貫しているわ」
ナンガ 「君は直感的に可能性を洞察している。なあ?比瑪ちゃん」
比瑪 「そういう男の子だよね」
勇 「とは言えないな。なっ?天才カント・ケストナー君」
カント 「な、何です急に?」
勇 「俺もアイリーン艦長の作戦に賛成した、けどこの作戦可能性はないんだろ?」
カント 「全否定はしてません。バイタル・グロウブのネットとオーガニック・エナジーとの関係から実行する価値はあります」
ナンガ 「天才の保証があれば勇気100倍だ」
カント 「それに全てがオーガニック・エナジーの影響下にある事件です。皆さんの生き生きとした働き、これが一番の力になる。僕はそう洞察します」
直子 「え、ええ。そうですよね」
ラッセ 「また盛り上がっているのか」
カナン 「そんな風に見えるわね」
コモド 「さっさと済ませておくれよ」
ナンガ 「オグンの御加護はあるさ」
ヒギンズ 「うっ、気圧の変化が激しくなっている」
比瑪 「変だよこれ!勇!あっ!」
勇 「当たり前だろ!オルファンの浮上は続いてんだから!」
桑原 「また馬鹿にしに来たのかね?」
カント 「いえ、この元気な花を見て欲しいんです」
桑原 「ほう、この艦のオーガニック・エンジンと共生しているのかね?」
カント 「そう考えていいでしょう。これであのプレートがビー・プレートなら作戦は完璧なんですけど」
桑原 「この艦のブリッジがピラミッドの型をしている事も計算に入れて欲しいな」
カント 「ですからオルファン封じ込め作戦、全面否定なんかしてませんよ」
勇 「出来てるの?」
デッキクルー 「試作が十丁だ、全部使えるとは限りません」
比瑪 「オルファンから設計図持ってきたの?」
勇 「接近戦用の道具は必要だろ、使えるかどうか」
ユキオ 「勇!少し休みなよ」
勇 「駄目か、次を試させてくれ」
デッキクルー 「どうぞ!」
ナンガ 「危ないじゃないか!」
ヒギンズ 「なにやって・・・!?」
勇 「ようし。定数熱量、出てるね。次を試すぞ!」
アイリーン 「勇、ご苦労様。医務室へきてちょうだい」
勇 「は、はい」
アイリーン 「不整脈はないけど、疲れているわねぇ。フリュイドスーツを着てみせるなんて気が良いのね」
アイリーン 「気が急いていても体は正直よ。虚していて反応は遅いわ」
勇 「虚してる?虚脱の虚ですか?」
アイリーン 「そうよ。肉体そのものもね、良い体験や悪い体験の記憶はしている。吐き出すものは吐き出させてあげないとね」
勇 「分かるけど、僕にできるのかな?」
アイリーン 「できるわよ」
副長 「艦長、オルファン封じ込めシフト完了」
アイリーン 「了解、すぐに上がります。勇は15分程静かにしていて」
勇 「はい」
クインシィ 「オルファンの処女飛行が始まって空中に体を晒すと、オルファンは防衛能力はないものと考えてやらねばならない。故に、全機出撃!」
ジョナサン 「そりゃ駄目です!」
クインシィ 「何故だ!」
ジョナサン 「ユウ・ブレンの潜入もあったんだ。グランチャーの動かし方は俺に任せてもらう」
クインシィ 「くっ!私はガバナーからの信託を受けている。外に出ても外敵をオルファンにいれなければいいのだ!それに・・・」
ジョナサン 「それに?」
クインシィ 「勇を倒せばガバナーの信頼を確実に得る事が出来る」
ジョナサン 「しかし博士、母親にとって息子は恋人同然であると言います。よろしいのか?」
翠 「その様な例え、なんと古風なこと」
ジョナサン 「では小生は伊佐未勇を恋敵というつもりで、排除する事に全力を尽くします。クインシィ・イッサー」
クインシィ 「・・・なんで一々あの女の確認をとるのだ!?」
ジョナサン 「グランチャーの補強にも力を貸して頂いておりますから」
クインシィ 「あの二人、何があったのだ?あの二人に!」
ノヴィスクルー 「オーガニック・エナジー、上昇ノーマル」
副長 「レディワン、ツー、スリー。オーガニック・エナジー感応!」
勇 「姉ちゃんだって・・・」
アイリーン 「状況は?」
カント 「異常なし、ですね」
桑原 「プレートに変化無しでした」
ゲイブリッジ 「オーガニック・エンジンは順調です」
ノヴィスクルー 「オルファンと思われるものの巨大質量の浮上スピード、30%落ちです」
アイリーン 「成功!?」
副長 「そう思いましょうや、その方が嬉しい」
ジョナサン 「指揮権を執りたいのなら実力で見せてくれなければな。肉親というのは身内を見下した時には他人以上に苛烈になるものだ。おっ、出てきたな。ふふっ、親子それぞれ、やってみなよ」
クインシィ 「ジョナサン、お前はあたしに従うものなのだ。解っているな?」
勇 「ん?」
デッキクルー 「続いてナンガ、ラッセ・ブレン出るぞ!」
ユキオ 「比瑪姉ちゃん!」
比瑪 「はい」
ユキオ 「勇のブレンも連れてけって、艦長さんが言ってる」
比瑪 「どういうこと?」
アカリ 「勇がまだ針治療終わってないんだって」
ユキオ 「コックピットで確認してごらんよ」
比瑪 「了解!」
比瑪 「聞きました。できると思います?」
アイリーン 「ノヴィス・ノアの上空に滞空させておくだけでいいのよ」
比瑪 「勇、そんなに参ってるんですか?」
アイリーン 「想像力のある子だから、精神的に一人で負っちゃうのよ。あっ、副長!勇の針、抜いてあげなくっちゃ!」
比瑪 「大丈夫だよね?上で飛んでるだけでいいんだから」
ユキオ 「グランチャーが一杯来るんだ」
アカリ 「ブレン?」
クマゾー 「ブレン!一緒に行くも!」
アカリ 「馬鹿言うんじゃない!」
コモド 「やだ、あんなにいる。ナンガ、後ろをとってもらうよ!」
ナンガ 「コモドの野郎、動き過ぎると流れ弾に当たるぞ!ん?」
ラッセ 「ナンガめ、一人で前に出るなよ!狙い撃ちにされるぞ!来る!」
カナン 「ラッセも!一人で突撃して!」
ヒギンズ 「もう!みんなして勝手なんだからあ!」
勇 「皆出ちゃったのか?俺のブレンがいない、えっ?あいつ!」
比瑪 「ようし、回れ右をするぞ!」
勇 「比瑪、何やってる!ブレン!僕はここだ!」
比瑪 「ここでクマゾーやアカリ、ユキオを守っておやり」
コモド 「あうっ!イランドでグランチャーに近づくから!」
ジョナサン 「雑魚はいい!勇の野郎どこに隠れてる!」
ナンガ 「コモドは背後から援護してくれりゃあいい」
コモド 「りょ、了解!」
ナンガ 「ラッセ、押されやがって!」
ジョナサン 「ユウ・ブレン以外興味はないんだよ!」
シラー 「くっ・・・」
ラッセ 「うっ!」
シラー 「うあっ!」
比瑪 「こんな数の敵・・・まともじゃあー!」
ジョナサン 「またこいつが邪魔するのか!うっ!」
ジョナサン 「何なんだ!このブレンは二度も俺に傷を負わせる!」
比瑪 「魂胆悪いからでしょ!宇都宮比瑪ブレン、根性直してやるから!」
カナン 「クインシィ・イッサーも出ている?」
クインシィ 「まだノヴィス・ノアの砲門を開かせるところまで行っていないのか!情けないアンチボディ達だ!」
カナン 「クインシィが先頭に立つ作戦なら、彼女を倒すしかないけど!」
クインシィ 「勇だよ!勇を出しなさい!」
比瑪 「泥棒ー!」
勇 「あの馬鹿、何格好つけてるんだ!俺はここにいるんだぞ!あの数、姉貴も出てきたんだ!」
アイリーン 「ヒメ・ブレンを援護します」
副長 「宜しいでしょう」
アイリーン 「キメリエスも援護を」
クインシィ 「なっ、何をぉー!?」
クインシィ 「止まれば狙い撃ちにされるか!?ならば、ノヴィス・ノアへ!」
副長 「二時の方向から来ますな」
アイリーン 「はい。ランチャー、機銃座もよろしく!」
クインシィ 「勇がいたぁ!勇がぁ!」
勇 「ブレン一人でクインシィにかかろうったって、どうなるってもんじゃないだろう!」
ユキオ 「勇のブレンなら出来るんじゃないの?」
アカリ 「そうだよ!」
カント 「バイタル・グロウブと連動する活性化があれば、それはオルファンにも同じ効果を上げさせていますから」
ゲイブリッジ 「アンチボディ戦については」
副長 「それぞれの個体の能力のぶつかり合いになりますな」
アイリーン 「それでは昔のままじゃないですか!」
勇 「艦長!」
アイリーン 「なんです?」
勇 「イランドでもウェッジでもいい、俺をブレンにまで連れてって!」
アイリーン 「全機出撃中。あなたが呼び戻しなさい!」
勇 「・・・ったく!お前達は救命ジョッキを着てボートを出しとけ!」
ユキオ 「了解!」
アカリ 「どうしてさ?」
クマゾー 「どうして!」
勇 「ブレン!戻って来い!」
勇 「無理だ!お前一人じゃ・・・無理だよぉぉ!」
※高波に襲われる人々の描写と台詞がありますが、言葉にならない悲鳴のみなので割愛してます
第12話「単独行」←
https://ishikobafuji.diarynote.jp/201109261442516327/
→第14話「魂は孤独?」
https://ishikobafuji.diarynote.jp/201110092210542195/
比瑪
(ナレーション) 「勇がお父さんを追いかけたときクマゾーが付いていってしまった。クマゾーはシラー・グラスというグランチャー乗りと仲良くなった気配がある。男はあの年からそういうことをやっているの?愚考するにクマゾーがいたから勇はオルファンに潜入できたって考え方もあるんだよね」
デッキクルー 「高波を横に受ける馬鹿がいるか!」
アイリーン 「あっ、すいません」
ゲイブリッジ 「なに、これからはずっと続くぞ」
アイリーン 「わかってます。オルファンの浮上は?」
副長 「間違いなく続いています」
ノヴィスクルー 「既にオルファンの頭部は海上に出ているかもしれません」
アイリーン 「本当にあのシルエットがオルファンなんですか?」
ゲイブリッジ 「そうだろう」
アイリーン 「オルファン、つまり孤児ってコードネームは妙ですね」
ゲイブリッジ 「中核に人の形があったからだろうな」
勇 「気持ち悪くないか?」
クマゾー 「うん、大丈夫も」
カナン 「あの雲の中に私の居たオルファンがいる・・・」
※
クインシィ 「静止衛星軌道上の監視衛星は?」
翠 「全て撃破しましたよ」
研作 「これがオルファンの威力だ。太平洋沿岸の国々はどう考えようと連携行動は出来まい」
クインシィ 「博士!敵に我々の手のうちを見せ過ぎてはおりませんか?」
翠 「オルファンは全能です!もう誰にも止められません」
クインシィ 「浮上中のエネルギーの分散化は、オルファンを無防備にするのではなかったのですか?博士!」
アカリ 「クマゾー!勇!ご飯だよ」
比瑪 「カナンさんもどうぞ!」
ユキオ 「食べられたらの話だけど」
アカリ 「トンカツだって!」
ユキオ 「うぇ!」
クマゾー 「まんま?降りる!降ろしても!」
勇 「ブレンから降りたら船酔いになるんじゃないの?」
クマゾー 「降りるも!」
カナン 「ありがとう。いただくわ」
カナン 「気が重いのはわかるけど・・・」
比瑪 「別に責任感じなくたっていいんだよ」
勇 「何をさ?」
比瑪 「オルファンの事よ」
勇 「忘れてた、オルファンの新しいデータ整理しといたんだ」
比瑪 「え?へぇ・・・マメじゃない。勇!」
アカリ 「どうしたの?」
比瑪 「な、なんでもないよ」
ユキオ 「勇、変じゃない?」
比瑪 「感じやすいってのはナイーブな事なんだけど、勝手に参っていて良いって時じゃないと思うな」
避難民A 「押さないでよ!」
避難民B 「上がつかえてんだ!」
避難民C 「神様ー!罪深き私達をお許し下さい!」
桑原 「オルファン浮上に伴う津波は、かつて地中海のミロス文明が消滅したのと同じ結果を生みます」
ゲイブリッジ 「それはオルファンの肩が海上に出たくらいでの話だ。オルファンが本当に浮上したらどうなるのか?」
桑原 「オルファンのオーガニック・エンジンが加速しますので、生命体に影響を与えるものなります」
アイリーン 「ノヴィス・ノアのオーガニック・エンジンは人体への影響は認められないのに、ですか?」
桑原 「エネルギー総量の問題なのです。オルファン規模のエネルギー吸収量を持ったものが海上から浮上して衛星軌道に昇る間にどれほどの被害を及ぼすか計り知れません」
比瑪 「すいません遅れて!すいません」
アイリーン 「オルファンを止めましょう」
比瑪 「は?はい」
カナン 「オルファンを止める?」
ヒギンズ 「あんな容積があるものを?」
ラッセ 「どうやって止めるんです?」
副長 「艦長、成算があるんですか?」
アイリーン 「桑原博士や源野博士にオーガニック・エンジンの調整をしてもらいました。なおかつ、本艦に収容されているプレートを調べてもらいました。これらのプレートの硬化現象は進んでいないんです」
ゲイブリッジ 「伊佐未勇君の言っていたビー・プレートの可能性があるということだね?」
アイリーン 「そうです。ですからそれらのプレートをレディ・ワン以下に搭載してオルファンを包囲します。プレートの共振によってオルファンの頭が抑えられれば・・・」
桑原 「オルファンは自分自身が放出するエネルギーの反発を受けて沈んでくれます」
ゲイブリッジ 「性格的な事を考えればブレン自体もビー・プレート的と言える。本艦のプレートとブレンの存在で今回の封じ込め作戦は有り得ると思っている・・・」
カナン 「そうか。オーガニック的な力と言うのはそういう可能性もはらんでいるのね」
比瑪 「アイリーンさんって偉い!」
カント 「馬鹿みたいだけど、考え方としては素敵ですね。オーガニック的なるものというのは無機的に定められたものではないですからね」
勇 「俺はここに帰ったつもりでいたけどオルファンが追いかけて来ちゃったか」
翠(回想) 「さあ、私達の家に帰るのよ。もう、男の子はいつまでも甘えん坊で困るわ」
翠(回想) 「ほうら、もうこれで家族一緒よ」
クインシィ(回想) 「勇ったら照れて暴れるなんて」
翠(回想) 「誰も笑いはしませんよ」
勇 「無視されて当然なのか、子供の気持ちなんて・・・」
比瑪 「勇!いるんでしょ?勇?開けないのならアノーア艦長の時のように開けちゃうから!」
勇 「うるさい!うっ?」
比瑪 「カナンさんも心配して指令に言ってくれたのよ?」
直子 「勇がオルファンを浮上させたわけではないんだから」
勇 「わかってるよ」
ゲイブリッジ 「太平洋の都市の被害、我々には直接助けられる力はない」
勇 「当たり前です」
ゲイブリッジ 「が、君の提供してくれたデータだと、オルファンのエネルギー総量の推測がついた。桑原博士達もプレートの・・・」
勇 「ゲイブリッジさんは、どうしてばあちゃんと一緒にならなかったんだ?」
ゲイブリッジ 「ん?」
直子 「勇・・・」
勇 「あんた達が一緒になってればあんな馬鹿なお袋は生まれる事はなかったし、俺だって生まれなかった!」
直子 「め、巡り合わせです」
ゲイブリッジ 「そう、巡り合わせだった。私は直子との結婚を考えて軍を辞めたんだ。しかし、日本に行く途中オルファンの存在を知るチャンスを得た。招かれたと思える体験だった。それで結局軍に戻ってオルファンの探査チームを創設したりして、直子を裏切る結果になった」
直子 「私に堪え性がなかったのよ」
ゲイブリッジ 「しかし私は後悔していない。おかげで君のようなお孫さんが育ってくれたからね」
勇 「どういう意味です?」
ゲイブリッジ 「意味など・・・」
勇 「魂胆と言うか、考え方ですよ」
ゲイブリッジ 「オルファンからリバイバルしたブレンを連れてきた君を人類の救世主だと思っている」
勇 「俺はなにも出来てない!誰も救えないで、こんな天国みたいな所でウダウダしてんだ!」
直子 「そんなに自分を卑下するは事ないわ」
勇 「もう、ばあちゃんの時代は終わったんだ!悪かったよ!昔の事なんか持ち出して!あんた達は老いらくの恋を楽しんで、青春を謳歌すりゃあいい!」
直子 「勇!」
ゲイブリッジ 「直子・・・」
翠 「ではジョナサンは、グランチャー部隊を指揮できると思っているのね?」
ジョナサン 「そりゃそうです。クインシィ・イッサーはドクターたちのお子さんだから遠慮してました。しかし、オルファンが頭を海上に出し始めたんだ。核保有国が水爆を連発して打ちこんできたりすりゃあ、オルファンだってわかったもんじゃない。そうでしょ?」
翠 「危険要因の1つではありますね」
ジョナサン 「だから娘を第一線に出したくないという、あんたの気持ちもわかります」
翠 「それとこれとは違います」
ジョナサン 「そりゃどうでもいいんだ。グランチャー部隊の実質的指揮権を頂けりゃあ、鬱憤晴らしが出来る!世界中の人間にむかってな!女へ!母親への恨みもぶつけられる!」
翠 「そういう男が好きな女もいるのは忘れないで」
ジョナサン 「了解している、ドクター」
翠 「かわいい動物だこと。私はこういう下等な雄しかいない地球がほとほと嫌なのよ・・・!」
(アイキャッチ)
ナンガ 「おう、似合ってるじゃないか」
勇 「おっ」
比瑪 「どう?きつくない?」
勇 「いいね。オルファンのフリュイドスーツより楽だな」
カナン 「採寸が良かったのよ」
比瑪 「あら?そんな事したんですか?」
カナン 「しなくて、体に合うわけないでしょ?」
比瑪 「そうかあ?」
勇 「そうでしょ」
比瑪 「カナンさんが採ったの?」
カナン 「ええ、まあ」
ナンガ 「御一同!プレート運搬作業急ぐぞ!」
勇 「ようし!」
ユキオ 「こういうの見せられてようやく伊佐未勇も一人前だよね」
勇 「良く言うな、ユキオ」
アカリ 「本当だもの!」
クマゾー 「本当も!」
ナンガ 「こうしてフリュイドスーツを着てくれたことには感謝するよ」
勇 「俺の身勝手でやってる事さ」
カナン 「私を誘ってくれた時から、勇は一貫しているわ」
ナンガ 「君は直感的に可能性を洞察している。なあ?比瑪ちゃん」
比瑪 「そういう男の子だよね」
勇 「とは言えないな。なっ?天才カント・ケストナー君」
カント 「な、何です急に?」
勇 「俺もアイリーン艦長の作戦に賛成した、けどこの作戦可能性はないんだろ?」
カント 「全否定はしてません。バイタル・グロウブのネットとオーガニック・エナジーとの関係から実行する価値はあります」
ナンガ 「天才の保証があれば勇気100倍だ」
カント 「それに全てがオーガニック・エナジーの影響下にある事件です。皆さんの生き生きとした働き、これが一番の力になる。僕はそう洞察します」
直子 「え、ええ。そうですよね」
ラッセ 「また盛り上がっているのか」
カナン 「そんな風に見えるわね」
コモド 「さっさと済ませておくれよ」
ナンガ 「オグンの御加護はあるさ」
ヒギンズ 「うっ、気圧の変化が激しくなっている」
比瑪 「変だよこれ!勇!あっ!」
勇 「当たり前だろ!オルファンの浮上は続いてんだから!」
桑原 「また馬鹿にしに来たのかね?」
カント 「いえ、この元気な花を見て欲しいんです」
桑原 「ほう、この艦のオーガニック・エンジンと共生しているのかね?」
カント 「そう考えていいでしょう。これであのプレートがビー・プレートなら作戦は完璧なんですけど」
桑原 「この艦のブリッジがピラミッドの型をしている事も計算に入れて欲しいな」
カント 「ですからオルファン封じ込め作戦、全面否定なんかしてませんよ」
勇 「出来てるの?」
デッキクルー 「試作が十丁だ、全部使えるとは限りません」
比瑪 「オルファンから設計図持ってきたの?」
勇 「接近戦用の道具は必要だろ、使えるかどうか」
ユキオ 「勇!少し休みなよ」
勇 「駄目か、次を試させてくれ」
デッキクルー 「どうぞ!」
ナンガ 「危ないじゃないか!」
ヒギンズ 「なにやって・・・!?」
勇 「ようし。定数熱量、出てるね。次を試すぞ!」
アイリーン 「勇、ご苦労様。医務室へきてちょうだい」
勇 「は、はい」
アイリーン 「不整脈はないけど、疲れているわねぇ。フリュイドスーツを着てみせるなんて気が良いのね」
アイリーン 「気が急いていても体は正直よ。虚していて反応は遅いわ」
勇 「虚してる?虚脱の虚ですか?」
アイリーン 「そうよ。肉体そのものもね、良い体験や悪い体験の記憶はしている。吐き出すものは吐き出させてあげないとね」
勇 「分かるけど、僕にできるのかな?」
アイリーン 「できるわよ」
副長 「艦長、オルファン封じ込めシフト完了」
アイリーン 「了解、すぐに上がります。勇は15分程静かにしていて」
勇 「はい」
クインシィ 「オルファンの処女飛行が始まって空中に体を晒すと、オルファンは防衛能力はないものと考えてやらねばならない。故に、全機出撃!」
ジョナサン 「そりゃ駄目です!」
クインシィ 「何故だ!」
ジョナサン 「ユウ・ブレンの潜入もあったんだ。グランチャーの動かし方は俺に任せてもらう」
クインシィ 「くっ!私はガバナーからの信託を受けている。外に出ても外敵をオルファンにいれなければいいのだ!それに・・・」
ジョナサン 「それに?」
クインシィ 「勇を倒せばガバナーの信頼を確実に得る事が出来る」
ジョナサン 「しかし博士、母親にとって息子は恋人同然であると言います。よろしいのか?」
翠 「その様な例え、なんと古風なこと」
ジョナサン 「では小生は伊佐未勇を恋敵というつもりで、排除する事に全力を尽くします。クインシィ・イッサー」
クインシィ 「・・・なんで一々あの女の確認をとるのだ!?」
ジョナサン 「グランチャーの補強にも力を貸して頂いておりますから」
クインシィ 「あの二人、何があったのだ?あの二人に!」
ノヴィスクルー 「オーガニック・エナジー、上昇ノーマル」
副長 「レディワン、ツー、スリー。オーガニック・エナジー感応!」
勇 「姉ちゃんだって・・・」
アイリーン 「状況は?」
カント 「異常なし、ですね」
桑原 「プレートに変化無しでした」
ゲイブリッジ 「オーガニック・エンジンは順調です」
ノヴィスクルー 「オルファンと思われるものの巨大質量の浮上スピード、30%落ちです」
アイリーン 「成功!?」
副長 「そう思いましょうや、その方が嬉しい」
ジョナサン 「指揮権を執りたいのなら実力で見せてくれなければな。肉親というのは身内を見下した時には他人以上に苛烈になるものだ。おっ、出てきたな。ふふっ、親子それぞれ、やってみなよ」
クインシィ 「ジョナサン、お前はあたしに従うものなのだ。解っているな?」
勇 「ん?」
デッキクルー 「続いてナンガ、ラッセ・ブレン出るぞ!」
ユキオ 「比瑪姉ちゃん!」
比瑪 「はい」
ユキオ 「勇のブレンも連れてけって、艦長さんが言ってる」
比瑪 「どういうこと?」
アカリ 「勇がまだ針治療終わってないんだって」
ユキオ 「コックピットで確認してごらんよ」
比瑪 「了解!」
比瑪 「聞きました。できると思います?」
アイリーン 「ノヴィス・ノアの上空に滞空させておくだけでいいのよ」
比瑪 「勇、そんなに参ってるんですか?」
アイリーン 「想像力のある子だから、精神的に一人で負っちゃうのよ。あっ、副長!勇の針、抜いてあげなくっちゃ!」
比瑪 「大丈夫だよね?上で飛んでるだけでいいんだから」
ユキオ 「グランチャーが一杯来るんだ」
アカリ 「ブレン?」
クマゾー 「ブレン!一緒に行くも!」
アカリ 「馬鹿言うんじゃない!」
コモド 「やだ、あんなにいる。ナンガ、後ろをとってもらうよ!」
ナンガ 「コモドの野郎、動き過ぎると流れ弾に当たるぞ!ん?」
ラッセ 「ナンガめ、一人で前に出るなよ!狙い撃ちにされるぞ!来る!」
カナン 「ラッセも!一人で突撃して!」
ヒギンズ 「もう!みんなして勝手なんだからあ!」
勇 「皆出ちゃったのか?俺のブレンがいない、えっ?あいつ!」
比瑪 「ようし、回れ右をするぞ!」
勇 「比瑪、何やってる!ブレン!僕はここだ!」
比瑪 「ここでクマゾーやアカリ、ユキオを守っておやり」
コモド 「あうっ!イランドでグランチャーに近づくから!」
ジョナサン 「雑魚はいい!勇の野郎どこに隠れてる!」
ナンガ 「コモドは背後から援護してくれりゃあいい」
コモド 「りょ、了解!」
ナンガ 「ラッセ、押されやがって!」
ジョナサン 「ユウ・ブレン以外興味はないんだよ!」
シラー 「くっ・・・」
ラッセ 「うっ!」
シラー 「うあっ!」
比瑪 「こんな数の敵・・・まともじゃあー!」
ジョナサン 「またこいつが邪魔するのか!うっ!」
ジョナサン 「何なんだ!このブレンは二度も俺に傷を負わせる!」
比瑪 「魂胆悪いからでしょ!宇都宮比瑪ブレン、根性直してやるから!」
カナン 「クインシィ・イッサーも出ている?」
クインシィ 「まだノヴィス・ノアの砲門を開かせるところまで行っていないのか!情けないアンチボディ達だ!」
カナン 「クインシィが先頭に立つ作戦なら、彼女を倒すしかないけど!」
クインシィ 「勇だよ!勇を出しなさい!」
比瑪 「泥棒ー!」
勇 「あの馬鹿、何格好つけてるんだ!俺はここにいるんだぞ!あの数、姉貴も出てきたんだ!」
アイリーン 「ヒメ・ブレンを援護します」
副長 「宜しいでしょう」
アイリーン 「キメリエスも援護を」
クインシィ 「なっ、何をぉー!?」
クインシィ 「止まれば狙い撃ちにされるか!?ならば、ノヴィス・ノアへ!」
副長 「二時の方向から来ますな」
アイリーン 「はい。ランチャー、機銃座もよろしく!」
クインシィ 「勇がいたぁ!勇がぁ!」
勇 「ブレン一人でクインシィにかかろうったって、どうなるってもんじゃないだろう!」
ユキオ 「勇のブレンなら出来るんじゃないの?」
アカリ 「そうだよ!」
カント 「バイタル・グロウブと連動する活性化があれば、それはオルファンにも同じ効果を上げさせていますから」
ゲイブリッジ 「アンチボディ戦については」
副長 「それぞれの個体の能力のぶつかり合いになりますな」
アイリーン 「それでは昔のままじゃないですか!」
勇 「艦長!」
アイリーン 「なんです?」
勇 「イランドでもウェッジでもいい、俺をブレンにまで連れてって!」
アイリーン 「全機出撃中。あなたが呼び戻しなさい!」
勇 「・・・ったく!お前達は救命ジョッキを着てボートを出しとけ!」
ユキオ 「了解!」
アカリ 「どうしてさ?」
クマゾー 「どうして!」
勇 「ブレン!戻って来い!」
勇 「無理だ!お前一人じゃ・・・無理だよぉぉ!」
※高波に襲われる人々の描写と台詞がありますが、言葉にならない悲鳴のみなので割愛してます
第12話「単独行」←
https://ishikobafuji.diarynote.jp/201109261442516327/
→第14話「魂は孤独?」
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【フリーウェア】 不思議の幻想郷オリジン 始まりの神隠し編
2011年10月3日 日常 コメント (1)ディアボロの大冒険じゃあるまいし、このクオリティでフリーって・・・。
即落としてきたわ・・・んで今からやる。
あとこないだの私信ですが、ダメになりました (U君がね)。
U君が遊べないってだけで、俺含めKとFは遊べるのでいいんですけども。
なんだかなぁ。
なぁ?
なぁ・・・。
即落としてきたわ・・・んで今からやる。
あとこないだの私信ですが、ダメになりました (U君がね)。
U君が遊べないってだけで、俺含めKとFは遊べるのでいいんですけども。
なんだかなぁ。
なぁ?
なぁ・・・。
明刻を手牌に戻せるとかおもしろすぎだろう・・・。
そういやILCのリスト発表されましたね。
それとは全く関係ないですが 以下の2枚のカードをご覧くだされ。
長野原みお 「……ちょっちw _(>ω・ )ゝ」
そういやILCのリスト発表されましたね。
それとは全く関係ないですが 以下の2枚のカードをご覧くだされ。
棘鞭使い/Stingscourger(とげむちつかい)
(1)(R) クリーチャー‐ゴブリン
----------
エコー(3)(赤)
棘鞭使いが戦場に出たとき、対戦相手1人がコントロールするクリーチャー1体を対象とし、それをオーナーの手札に戻す。
----------
2/2
鞭縄使い/Whipcorder(むちなわつかい)
(W)(W) クリーチャー‐人間・レベル・兵士
----------
(白),(T):クリーチャー1体を対象とし、それをタップする。
変異(白)
----------
2/2
長野原みお 「……ちょっちw _(>ω・ )ゝ」
来週の連休中の日曜(9日?)は、某U君をお誘いしての4人集合です。
・・・U君がドタキャンとかしない限りは、の予定です。
はい私信終了。2行だね。短いね。
以下ざっきです。どうぞタブをお閉じくださいw
・スタン
思った以上に茶への対処が面倒。でも対処を諦めるのは流石に無理。
おとなしく緑使えってことなのか・・・M12ガラクとか買いたくNEEE
GW人間ビートとかでなんとかなりませんかね、なりませんね、すいません。
・モダン
プロキシ有りで2つ作ったけど、どっちも3キル可能デックっていうね・・。
俺の作るデッキってこんなんばっかやな。
・レガシー
なんもないです
・他
U君になんかカード投げようと思うんだが、どうしよう?
火炎破とか押し付けて赤バーン組ませたいけど、うーん。それだとつまらんか。
・幻想麻雀
面白い。けど相変わらずキャラ差ありすぎじゃないか?
なんか皆回転率高くて手牌変化系ばっか使ってるから、
とりあえずメタ的な意味でメイベル使ってるけど。席順関わりすぎでヤバい。
・EXvs
EルートEX1人旅全制覇完了。ガクンダムも倒してスッキリ。もう当分やらん。
ってかガクトもヤバいが、E6EXの事故っぷりがひどい。
適当にバリア張って91狩ってたら、91倒すより先に味方のGP01が
3回死んでて、自機被撃墜の選択肢速攻つぶれるとかね・・・。
まぁ無印GGの業務用アルチで全一スコア出した身としてはそんなでもないですがw
(あれは1面から開幕1秒で自機撃破される世界だったからね・・www)
・はがないの
肉さんの誕生日が兄貴と同じでわろうた
・そろそろ眠い
寝ましょう・・!
・・・U君がドタキャンとかしない限りは、の予定です。
はい私信終了。2行だね。短いね。
以下ざっきです。どうぞタブをお閉じくださいw
・スタン
思った以上に茶への対処が面倒。でも対処を諦めるのは流石に無理。
おとなしく緑使えってことなのか・・・M12ガラクとか買いたくNEEE
GW人間ビートとかでなんとかなりませんかね、なりませんね、すいません。
・モダン
プロキシ有りで2つ作ったけど、どっちも3キル可能デックっていうね・・。
俺の作るデッキってこんなんばっかやな。
・レガシー
なんもないです
・他
U君になんかカード投げようと思うんだが、どうしよう?
火炎破とか押し付けて赤バーン組ませたいけど、うーん。それだとつまらんか。
・幻想麻雀
面白い。けど相変わらずキャラ差ありすぎじゃないか?
なんか皆回転率高くて手牌変化系ばっか使ってるから、
とりあえずメタ的な意味でメイベル使ってるけど。席順関わりすぎでヤバい。
・EXvs
EルートEX1人旅全制覇完了。ガクンダムも倒してスッキリ。もう当分やらん。
ってかガクトもヤバいが、E6EXの事故っぷりがひどい。
適当にバリア張って91狩ってたら、91倒すより先に味方のGP01が
3回死んでて、自機被撃墜の選択肢速攻つぶれるとかね・・・。
まぁ無印GGの業務用アルチで全一スコア出した身としてはそんなでもないですがw
(あれは1面から開幕1秒で自機撃破される世界だったからね・・www)
・はがないの
肉さんの誕生日が兄貴と同じでわろうた
・そろそろ眠い
寝ましょう・・!
幻
想
麻
雀
2
を
な
いやまぁイニストも買いましたけど、レガシー的には
マジで金輪際しか収穫なかったも同然というか。
無ロッドエンチャントはそこそこですが。
瞬唱とかこれグッドスタッフ以外でどう使うんだろう。
スカ殲もそう、あれ殻デッキご用達って書いてあるだろ。
デッキ構成を狭めるわりにそこまで強力なカードでもないし、1kぐらいでいいやん。
黒ガラクとかも頭おかしい、あんなの1kでも買わないっすよw
まぁそんなこんなで新エキスパンションの相場の糞っぷりを久々に味わったので
適当にシングルで2kほど買って帰ってきました。
(そんな貧乏勢に負ける金満勢ってなんなんだろうねホント…)
あとデュエルスペースで赤ANT回してる人いたから見てきたけど、
炎の中の過去はやっぱそんな強くない。確かに使い回しは強力に見えるが、
ぶっちゃけそれ撃てるんなら普通に願いなりむかつきなり撃てばよくねって。
一度カウンターされても戦える? アホか。
そもそも半端なカウンターなんかすりぬけてブチ殺して殺してさらに殺せる、
それがANTってデッキだろう。怖いのは相殺とかチャリスとかガドックといった
置物系による一時的でない妨害。
メインゲームを安定させるにしても、アド死の確率が増しちゃってるんでトイトイ。
ハッキリ言ってANTの復権にまでは繋がらないと思うわ。
あとあと、幻想麻雀でミスチー牌をイーピンと勘違いしt
想
麻
雀
2
を
な
いやまぁイニストも買いましたけど、レガシー的には
マジで金輪際しか収穫なかったも同然というか。
無ロッドエンチャントはそこそこですが。
瞬唱とかこれグッドスタッフ以外でどう使うんだろう。
スカ殲もそう、あれ殻デッキご用達って書いてあるだろ。
デッキ構成を狭めるわりにそこまで強力なカードでもないし、1kぐらいでいいやん。
黒ガラクとかも頭おかしい、あんなの1kでも買わないっすよw
まぁそんなこんなで新エキスパンションの相場の糞っぷりを久々に味わったので
適当にシングルで2kほど買って帰ってきました。
(そんな貧乏勢に負ける金満勢ってなんなんだろうねホント…)
あとデュエルスペースで赤ANT回してる人いたから見てきたけど、
炎の中の過去はやっぱそんな強くない。確かに使い回しは強力に見えるが、
ぶっちゃけそれ撃てるんなら普通に願いなりむかつきなり撃てばよくねって。
一度カウンターされても戦える? アホか。
そもそも半端なカウンターなんかすりぬけてブチ殺して殺してさらに殺せる、
それがANTってデッキだろう。怖いのは相殺とかチャリスとかガドックといった
置物系による一時的でない妨害。
メインゲームを安定させるにしても、アド死の確率が増しちゃってるんでトイトイ。
ハッキリ言ってANTの復権にまでは繋がらないと思うわ。
あとあと、幻想麻雀でミスチー牌をイーピンと勘違いしt
レポですか(笑)
2011年9月28日 ターボリベリオン戦記 コメント (3)NWK(様式美)
デッキは以下(uso)
=================
《吸血鬼の呪詛術士》4
《恐血鬼》3
《朽ちゆくインプ》4
《エメリアの盾、イオナ》1
《墓所のタイタン》2
《核の占い師、ジン=ギタクシアス》1
《陰謀団式療法》4
《暗黒の儀式》4
《生き埋め》3
《再活性》4
《動く死体》4
《納墓》4
《不気味な発見》2
《暗黒の深部》4
《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ》4
《新緑の地下墓地》3
《汚染された三角州》3
《Bayou》1
《沼》5
=================
まぁ実際はいつもの通りだったわけで。
金属術もワンチャンあったけど、なんかILCってなるとどうもね。
リベリオンで出なきゃいけない、みたいな変な使命感というかなんとイうカ。
1戦目・ブイヴァンプ
1g 1T目思考囲いでなぜ金モ落とさなかったし。普通に捲って勝ち。
2g 仕組まれた疫病INとか、Mステ有り環境なのにやるじゃん!
と思ったけど十手も火氷剣もあるし、黒単なら割れないんじゃねって思って
罠橋の上からタッパーが頑張って攻撃してたらボロボロの吸血鬼使いがいた。
○○ (これでブイさんには4戦連続ストレート勝ちということに・・・はわわ~)
2戦目・蔦ツエーツエーデッキ
1g 初手StP2枚あったのでそれで蔦2匹駆除したら勝った
2g 相手土地伸ばすだけで何もしてこないので火氷剣でチャンバラやってたら勝った
○○
3戦目・白黒石鍛冶(優勝者)
1g 鏡殺☆
2g 土地止まった☆
3g トリマリ糞ハンキープ☆
○×× (優勝おめでとうございます)
4戦目・339フェアリー
1g 青プレに負けるわけねーじゃん(キリ
2g 神ジェに勝てるわけねーじゃん(ダッテオ
3g 相手土地4まで伸びてハンド4あるのに何も動かず、火氷剣で撲殺
さすがに何かおかしいだろって思ったら、ペスとグリップ2と何かが
マナ出ずに腐ってたっていうね・・・4色じゃあそりゃあそういうことあるわ
○×○ (Suginaka聞く度に「Sugi!_Naka_de_dasuzo!」とか思って笑っちまうw)
5戦目・zoo
1g 土地事故、もあるけどそれ以上に白黒剣ビートがどうしようもなくて乙
2g 鏡殺☆ 毎度わからんすぎるわマジ
3g 相手ミス多くて捲る、最たるものがシヴィーのタフネス2以下と勘違い
×○○ (リベリオンでの対zoo初勝利、嘘くせーーーーーーーけどーーーーーー)
ってことで4-1。でも4位。オポ差で2~4位割り振られてこのざま。
勝った内のヴァンプとマッドネスが下位に落ちぶれてこのざま。
優勝者にしか負けてないのにこのざま。
(^Д^)9m
あとFujiに私信。剛力化1枚しか無かったスマン。
INDで発売日にコモンBOX買ってダブり全部あげるから許せ。
(初動で買ってほしいシングルとかもあったら言ってね☆)
デッキは以下(uso)
=================
《吸血鬼の呪詛術士》4
《恐血鬼》3
《朽ちゆくインプ》4
《エメリアの盾、イオナ》1
《墓所のタイタン》2
《核の占い師、ジン=ギタクシアス》1
《陰謀団式療法》4
《暗黒の儀式》4
《生き埋め》3
《再活性》4
《動く死体》4
《納墓》4
《不気味な発見》2
《暗黒の深部》4
《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ》4
《新緑の地下墓地》3
《汚染された三角州》3
《Bayou》1
《沼》5
=================
まぁ実際はいつもの通りだったわけで。
金属術もワンチャンあったけど、なんかILCってなるとどうもね。
リベリオンで出なきゃいけない、みたいな変な使命感というかなんとイうカ。
1戦目・ブイヴァンプ
1g 1T目思考囲いでなぜ金モ落とさなかったし。普通に捲って勝ち。
2g 仕組まれた疫病INとか、Mステ有り環境なのにやるじゃん!
と思ったけど十手も火氷剣もあるし、黒単なら割れないんじゃねって思って
罠橋の上からタッパーが頑張って攻撃してたらボロボロの吸血鬼使いがいた。
○○ (これでブイさんには4戦連続ストレート勝ちということに・・・はわわ~)
2戦目・蔦ツエーツエーデッキ
1g 初手StP2枚あったのでそれで蔦2匹駆除したら勝った
2g 相手土地伸ばすだけで何もしてこないので火氷剣でチャンバラやってたら勝った
○○
3戦目・白黒石鍛冶(優勝者)
1g 鏡殺☆
2g 土地止まった☆
3g トリマリ糞ハンキープ☆
○×× (優勝おめでとうございます)
4戦目・339フェアリー
1g 青プレに負けるわけねーじゃん(キリ
2g 神ジェに勝てるわけねーじゃん(ダッテオ
3g 相手土地4まで伸びてハンド4あるのに何も動かず、火氷剣で撲殺
さすがに何かおかしいだろって思ったら、ペスとグリップ2と何かが
マナ出ずに腐ってたっていうね・・・4色じゃあそりゃあそういうことあるわ
○×○ (Suginaka聞く度に「Sugi!_Naka_de_dasuzo!」とか思って笑っちまうw)
5戦目・zoo
1g 土地事故、もあるけどそれ以上に白黒剣ビートがどうしようもなくて乙
2g 鏡殺☆ 毎度わからんすぎるわマジ
3g 相手ミス多くて捲る、最たるものがシヴィーのタフネス2以下と勘違い
×○○ (リベリオンでの対zoo初勝利、嘘くせーーーーーーーけどーーーーーー)
ってことで4-1。でも4位。オポ差で2~4位割り振られてこのざま。
勝った内のヴァンプとマッドネスが下位に落ちぶれてこのざま。
優勝者にしか負けてないのにこのざま。
(^Д^)9m
あとFujiに私信。剛力化1枚しか無かったスマン。
INDで発売日にコモンBOX買ってダブり全部あげるから許せ。
(初動で買ってほしいシングルとかもあったら言ってね☆)
ブレンパワード 全台詞集 第12話「単独行」
2011年9月26日 ブレンパワード全台詞集脚本:富野由悠季・浅川美也 絵コンテ:西森章 演出:斧谷稔・森邦宏 作画監督:佐久間信一
比瑪
(ナレーション) 「あたしはチラッとしか見てないけど、難しそうなお父さん。それに姉さんのクインシィさんまで攻めて来たんだから、世の中どうなるんでしょうねえ。カント君が姉弟の出会いを見ているんだけど、そういうことになるとあの子なんにも教えてくれないんだなあ」
直子 「戻ってこないわねぇ」
比瑪 「そうですね・・・」
アカリ 「良いお野菜沢山買えて良かったね、比瑪姉ちゃん」
アカリ 「比瑪姉ちゃん!」
比瑪 「あ、何?」
アカリ 「勇の事をそんなに心配してもしょうがないでしょ?」
比瑪 「あんなやつの事誰が心配するもんですか」
アカリ 「そーかぁ?」
比瑪 「こらあ!」
クマゾー 「あうっ!」
比瑪 「勝手に入っちゃ駄目でしょ?」
クマゾー 「違うも!スパイだも!」
比瑪 「お腹空いてるわけないのに」
クマゾー 「違うも!違うも!」
アカリ 「ああっ!」
比瑪 「あっ!」
勇 「あっ!うっ・・・」
アカリ 「勇!」
比瑪 「何してんの!そんなところで!」
女将 「知り合いならお金貸してもらいな!こんな所の代金は安いんだから」
勇 「いえ、知り合いじゃありません」
比瑪 「ちょっと!そういう態度はないんじゃない!皆心配・・・・うわっ!」
クマゾー 「うわああ!」
アカリ 「喧嘩だー!」
女将 「えっ?」
勇 「喧嘩?」
比瑪 「なんて街さ」
町人A 「・・・決めただろうって!」
町人B 「後から来やがって!」
チンピラA 「こっちは仁義切ってんだ!」
女将 「ちょいと。バケツの水をぶっかけるんだよ」
勇 「あ、はい」
女将 「こっちまで巻き添えにされちゃたまんないから!追い出しな!」
勇 「かけますよ?」
女将 「バシャーッとね!」
比瑪 「あれ?勇のお父さん?」
勇 「え?」
アカリ 「そうみたい」
勇 「本当か?どれさ?」
町人B 「し、失礼しました」
チンピラA 「ばかたれがっ!」
町人A 「えっへっへっ・・・」
チンピラA 「何も分かってねえんだから・・・」
チンピラA 「どうもすいません先生」
研作 「いや」
勇 「なんであんな連中と一緒なんだ?」
比瑪 「お父さんでしょ?」
勇 「これ、頼む!」
比瑪 「ちょ、ちょっとぉ!」
アカリ 「勇!待って!」
クマゾー 「僕も!」
比瑪 「待ちなさい!」
女将 「お嬢ちゃん!」
比瑪 「ひっ!」
女将 「あの子は勘定の半分しか働いてないんだよ。払ってきな!」
比瑪 「うう・・・」
クマゾー 「はっはっはっ・・・」
比瑪 「アカリ!」
アカリ 「はい、続行中」
比瑪 「へ?」
強面の男 「ねえちゃん」
比瑪 「ひぇ」
強面の男 「これだけ貰うぜ」
比瑪 「そんな・・・クマゾー!アカリ!」
クマゾー 「ぐあっ!」
アカリ 「クマゾー、大丈夫か?」
クマゾー 「だいじょー、だいじょー」
比瑪 「はぁはぁ・・・」
クマゾー 「うう!」
アカリ 「静かに!」
勇 「あんな連中をリクレイマーに勧誘しようっていうのか・・・・・うひっ!」
クマゾー 「行くなも」
勇 「こんな所で逃げるわけないでしょ」
比瑪 「そうかしら?」
アカリ 「勇のお父さんを追いかけてるんだろ?」
勇 「その倉庫に入った。声を出すなよ。待ってるんだ」
比瑪 「クマゾーは良いわ。動くんじゃないのよ?」
比瑪 「あんな事言ってもオルファンに帰るかもしれないし、油断なんかできるもんですか!」
勇 「プレート?」
比瑪 「プレートがどうしたの?」
勇 「静かにして!」
比瑪 「プレートを勇のお父さんが持ってくってことならさ、リクレイマーが新しいプレートを手に入れるってことよ?」
勇 「触んな!」
比瑪 「むっ」
勇 「勝手な事すんなよ」
比瑪 「入り口を見張るわ。勇はそこで監視して」
勇 「お、おい・・・」
研作 「全部偽物じゃないか!」
チンピラA 「金を出すのが惜しくなったのか」
研作 「こんなものを口実に私に接触するとは!」
チンピラA 「くああああ!ふん!」
研作 「うおっ!」
勇 「お、親父!」
チンピラA 「本物だろうが偽物だろうが俺達には関係がない。俺達をノヴィス・ノアに乗れるようにしてもらうぜ」
研作 「そ、そんな事は無理だ・・・!」
チンピラA 「あんたァ!あんたの命と引き換えならどうとでもなるはずだ!」
研作 「ノヴィス・ノアは無理だ!」
チンピラA 「強情だな、命縮めるよ博士。2、3日ここで考えてくれれば・・・やってくれるよな!」
チンピラB 「誰だ!」
比瑪 「農家の人、ごめんなさい!」
アカリ 「ジャガイモさんごめん!」
クマゾー 「カボチャさんごめん」
チンピラA 「どこのガキだ!?」
比瑪 「ごめんなさい!」
チンピラA 「ぐおっ!」
チンピラC 「ふざけんな!」
比瑪 「わあっ」
アカリ 「いいっ!?」
勇 「くっ!」
チンピラC 「うおおっ!」
研作 「勇!」
チンピラC 「ちっ!」
チンピラA 「やめねぇか!・・・うっ」
比瑪 「決まった!」
アカリ 「偉いぞー!」
クマゾー 「やったも!」
研作 「済まなかったな勇」
勇 「別にあんたを助けたくて来たんじゃない」
研作 「そうだろうが・・・」
チンピラB 「貴様達がいらねぇんなら、海に捨てちまう!」
比瑪 「クマゾー下がって!」
アカリ 「うわー」
研作 「うおおっ!」
勇 「うわあ!」
研作 「しまった!あのプレートは生きているのか!」
勇 「偽物が生きてるのかよ?」
研作 「あんな連中に本当の事が分かるものか」
勇 「比瑪、アカリ、クマゾー、大丈夫か?」
比瑪 「こっちよ。プレートどうしたの?」
勇 「走っていった」
比瑪 「走っていった?あっ?」
通行人 「プレートが来るぞー!」
警官 「近寄ったら危険だぞ!」
研作 「ノヴィス・ノアのプレートの研究員です!」
警官 「近づいたらリバイバルに巻き込まれるぞ!下がってなさい!」
比瑪 「お巡りさんの言う通りよ、どうするの?」
勇 「親父の口振りじゃ少なくともグランチャータイプにはならない。ん?」
野次馬 「プレートのみんながリバイバルするもんじゃないんでしょ?」
勇 「他人の車で!」
アカリ 「比瑪姉ちゃん」
比瑪 「追いかけるっていったって!」
勇 「分かっているよ!」
研作 「物事を諦めないというところは母親そっくりだ」
勇 「並べよ!」
比瑪 「このバイクの運転は難しいんだから!」
クマゾー 「うわあああ!」
研作 「一緒にオルファンに戻るか?」
勇 「ふざけるな!何故俺がオルファンから逃げたのか分からないのか!」
研作 「たまには外に出たくなるのは分かる」
勇 「あんたがオルファンの動きを止めようとしなかったからだ!」
アカリ 「お父さんを撃つのか?」
勇 「こうしなければならない時だってある!」
研作 「オルファンは自分の力でもうすぐ海上に出る。とっくに止められなくなっていた」
勇 「中からぶち壊せばいい!」
研作 「止められる程に壊せるものか!」
勇 「ブレンパワードを使えばやれるんだろ!?」
研作 「やれるわけがない」
勇 「ブレンとグランチャーが本能的に反目しあっているのは何故だ?ブレンがオルファンの中で活性化しないのは何故だ?それを考えれば・・・!」
研作 「そうか!そこに方法があるのか!」
勇 「ブレンの抗体反応はオルファンの体には毒になる」
比瑪 「そういう考え方があるんだ!」
勇 「ブレンがパワーアップしてるってのはオルファンには脅威になるはずだ!」
研作 「おまえのつもりなどっ!」
勇 「うおっ!?」
勇 「親父め!」
勇 「親父・・・グランチャーで来たのか!」
勇 「やっぱりだ。よりによって同じような所に隠して!」
比瑪 「やる事が一緒なんて、やっぱり親子ね」
勇 「嫌味か?」
比瑪 「事実でしょ?」
研作 「ノヴィス・ノアと勇はどう動くか、手並みを見せてもらうぞ」
アカリ 「そーらっ」
比瑪 「待ちなさいよ!追いかけてどうするの!?」
勇 「潰すんだよ!」
比瑪 「親を潰したってどうなるものでもないわ!」
比瑪 「ひゃあ!」
勇 「ぐっ!」
アカリ 「比瑪姉ちゃん!勇!大丈夫か?」
比瑪 「・・・分かったわ。お父さんの行方を追うにしても援護はするわ」
勇 「頼む」
アカリ 「喧嘩してたのか?」
比瑪 「違うよ」
アカリ 「ん?」
比瑪 「クマゾーは?」
アカリ 「んー・・・?」
クマゾー 「うわああああ!」
アカリ 「ああっ!」
比瑪 「クマゾー!」
クマゾー 「うううわあああっ!」
比瑪 「どういう事なの?」
アカリ 「やだぁ!」
クマゾー 「ひいやあ!」
比瑪 「勇!クマゾーが引っ付いてるのよ!」
クマゾー 「ううっ!ああっ!」
勇 「ブレン、親父を追って・・・ん?」
クマゾー 「うわぁ!」
勇 「ブレン、済まない」
クマゾー 「ひえっ!」
勇 「クマゾー、何やってんだ」
クマゾー 「ひゃっ!」
勇 「一体何をやろうとしてたんだ?」
クマゾー 「スパイだも、スパイ。比瑪姉ちゃんはいつも勇をスパイしろって言うも!」
勇 「まだそんな事言ってんのか、あいつ・・・ん?」
勇 「親父の奴、真っ直ぐにオルファンに帰るのか」
研作 「このまま付いてきたら勇、おまえはまたオルファンのアンチボディになる。ブレンと人間のアンチボディ化は違うからな」
(アイキャッチ)
アカリ 「そうなの、アイリーンさん」
比瑪 「だからブレンみんなで勇を追いかけるんです」
アカリ 「すぐ港に着くよ。・・・」
比瑪 「ブレンがオルファンに対抗する者なら元々そういう力を持たされているわけよね。だから勇は独りで戦えると思ったんだ。なら皆でやれば何とかなる?」
アカリ 「ひゃあ!」
比瑪 「ごめんなさい!」
研作 「海に浸ると落ち着くのは太古からの記憶に抱かれているからだ。この意味を分かってくれ、勇」
勇 「クマゾーもいるんだって感じさせればブレンは頑張ってくれる!」
ノヴィスクルー 「船は外海に出るぞー!」
カナン 「ドクターの誘いに乗ってオルファンに近づけても、その後どうするつもり?勇?」
ラッセ 「無茶する坊やだって思わないか?」
ヒギンズ 「何としてでもオルファンを止めたいんでしょう?あたしは好きだな。ね、ブレン?」
副長 「キメリエスに進路を確保させろ。レディ・ワンとレディ・ツーは前衛だ」
アイリーン 「ラッセ・ブレンがヒメ・ブレンを桟橋まで運んでくれるわね?」
カナン 「あたしも連れて行きます」
アイリーン 「なら、全員で比瑪ちゃんを迎えて、それから移動で間に合いますね?」
カナン 「勿論。イランドを追い越せます」
勇 「なんだと?オルファンはこんなに浮上しているのか?」
クマゾー 「負けるも?」
勇 「負けるもんか」
比瑪 「ブレーン!」
比瑪 「そこで待ってらっしゃい。すぐにウェッジが迎えに来てくれるから」
アカリ 「うん。行ってらっしゃい、ヒメ・ブレン」
勇 「こんなに大きかったのか」
クマゾー 「おっきい・・・おっきいも?」
勇 「ああ」
勇 「引かれてるのかブレン?苦しくないか?・・・触る?」
勇 「ここか?」
クマゾー 「うわっ!」
翠 「プレート台の上に休ませるだけではグランチャーは活性化しません。総合フェロモンの投与と神経系への投与も忘れるな」
シラー 「お呼びですか、ジョナサン・グレーン」
ジョナサン 「ああ。フィジジストの方からグランチャーを出してくれと言ってきた。行ってやってくれ」(※)
シラー 「分かりました」
翠 「休みたがっているのには・・・」
シラー 「ドクター翠、いやに張り切っているじゃあないですか」
ジョナサン 「グランチャー部隊の存在が分かったのさ」
翠 「ジョナサン・グレーン」
ジョナサン 「は」
翠 「新兵器の事で相談があります。手が空いたら研究室の方へ」
ジョナサン 「今でも宜しい?」
翠 「無論です」
ジョナサン 「プレートの残り滓と言いますが、あれは使えます」
翠 「おかえりなさい」
研作 「おう」
翠 「どうでした?会議は」
研作 「光合成とオーガニック・エンジンの関係をついた者がいた」
翠 「流石、人物はいるものですね」
研作 「オルファンと植物エネルギーの総量を再チェックする必要があるが・・・」
翠 「こちらも取り込み中ですが」
研作 「やむを得んな」
クインシィ 「ジョナサンまで一緒なのか!」
研作 「クインシィ、体は良いのか?」
クインシィ 「当り前だ!」
翠 「何事です!?」
クインシィ 「私が休んでる間にグランチャー部隊の編成を変えようとしたな!?」
翠 「いけないかしら?」
クインシィ 「部隊に関しては全てあたしに任されている!ガバナーからもね!ジョナサン、付き合いな!」
翠 「私と彼でもグランチャーの強化の相談をしています」
クインシィ 「あたしと相談しろ!」
勇 「くうっー!」
クマゾー 「わあっ!」
勇 「この辺りは、まだ手を入れてない所じゃないか」
勇 「すぐに戻るから。動くんじゃないぞ。近くの偵察だけだ」
クマゾー 「すぐだも?」
勇 「ブレン、クマゾーを頼む」
クマゾー 「わっ!く、苦しい-!」
勇 「クマゾーを外には出すなよ」
クマゾー 「おしっこ」
カナン 「比瑪さん出過ぎです!急がないで!」
カナン 「オルファンは近いのよ。勇と街で何があったの?」
比瑪 「勇がお父さんのグランチャーについていけばオルファンに潜り込めるって・・・」
カナン 「そんな馬鹿な!」
比瑪 「そうですか?」
カナン 「え?」
比瑪 「カナンさん、リクレイマーの教義に縛られ過ぎてません?」
カナン 「そっか。信じ込まされてたけど、あたしは今、双子のブレンの一人に抱かれてる」
ヒギンズ 「比瑪もカナンもコクピットへ入って!あたし達は、オルファンの海域に入っているんだよ!」
クマゾー 「まぢぃ。降ろしてよう、もちゃうも・・・!」
クマゾー 「え?」
クマゾー 「あ、ありがと!勇に内緒。内緒な!」
フィジシスト 「良いねえシラー・グラス。助かる」
シラー 「しょっと。あと3ヵ所で済むの?」
フィジシスト 「今日はね」
シラー 「ガバナーは何であんな伊佐未ファミリーにリクレイマーのリーダーを任せたんだろうね。昔は・・・あ?」
シラー 「まだここにいるね?」
フィジシスト 「ああ」
クマゾー 「あれえ?どっちだったっけ?」
シラー 「おい」
クマゾー 「ひゃっ!」
シラー 「ここは立ち入り禁止地区だぞ。居住区の子が何で入り込めたんだ?」
クマゾー 「ご、ごめんも!ごめんなも!」
シラー 「泣くんじゃないよ。どこの居住区なんだい?」
クマゾー 「ノ、ノヴァ・・・」
シラー 「ああ、ノヴァビア区の子かい。半日歩きっぱなしじゃなかったの?こんな所まで探検するなんて元気な子だ。おまえみたいなのが銀河で暮らせるようになる新人類なんだろうね」
勇 「これじゃあ偵察する前に迷子になっちまう。うっ?」
フィジシスト 「い、今の伊佐未勇じゃないのか!?」
シラー 「参ったねぇ、ミイラ取りがミイラになっちまった。フィジシストに連絡をとるか」
クマゾー 「向こうも!向こう!」
シラー 「そうかい?」
シラー 「あら?」
クマゾー 「あー!」
シラー 「こ、こら!離せ!落すぞ!」
クマゾー 「うわあっ!」
シラー 「勇のブレンじゃないか!なんでこんなところにいるんだ、こいつが!?」
勇 「くっ・・・何?」
勇 「シラー、クマゾーを離せ!」
シラー 「そういう事か!」
勇 「動くな!」
シラー 「貴様っ!」
勇 「クマゾーの面倒を見ていてくれたのか」
シラー 「そういう趣味があるわけないだろう!」
勇 「弟達を食べさせる為、オリンピックの選手になろうとした気持ちを忘れてないなら、オルファンから出ろよ!」
シラー 「ブレンパワードに汚染された奴の話なんか聞きたくもない!」
勇 「ブレンは乗り手の気持ちを分かってくれるアンチボディだ」
シラー 「弟達を飢えで死なせちまったあたしの気持ちを分かってくれるわけはないだろう!」
勇 「分かってくれるよ!」
シラー 「なら、あいつに涙を流させてごらんよ。胸が苦しいって悶えるかい!?」
勇 「意気地なしの当て擦りか!」
フィジシスト 「いたぞ!」
シラー 「くっ!」
フィジシスト 「ブレンパワードが動いている?」
シラー 「何で潜り込まれたんだ!」
フィジシスト 「そんな事言われたって・・・」
シラー 「こいつ、活性化している!」
勇 「よし!クマゾーのおかげだ!」
クマゾー 「も」
クマゾー 「ごめん。ごめんな・・・!」
勇 「怒っちゃいない。独りにさせてすまない。うっ!?」
シラー 「いけしゃあしゃあとオルファンに入ってきて、帰すものか!」
勇 「こんな内輪喧嘩をして何になるんだ!」
カナン 「冗談でしょ?」
比瑪 「フリュイドスーツに着替えたほうが良かったのかなあ。あれ?海底が明るいの?」
比瑪 「ち、違うわ。あれ、オルファン?駄目だ!オーガニックレーダーがめちゃめちゃだ!こんなものに勇が惹かれていったの?そんなの・・・!」
クマゾー 「うわああ!比瑪姉ちゃーん!」
勇 「俺が抱いてやってるんだぞ、怖がるとブレンが焦るだろ!」
クマゾー 「比瑪姉ー!」
シラー 「往生際が悪いぞ!」
勇 「比瑪のとこに帰りたかったら、俺とブレンを信じてろ!」
シラー 「勇めぇー!」
クマゾー 「ぶつかるー!」
勇 「ぶつからない!」
勇 「シラー、やるな!」
シラー 「このぉ!」
シラー 「あたしに斬られてしまえ!」
勇 「シラー!闇雲にオルファンの為に戦ったって、おまえの弟達が喜ぶものか!」
シラー 「何の力も無かったから弟達を飢え死にさせちまったんだ!グランチャーの力があればこんな時代にした連中に仕返しができる!オルファンが銀河旅行をすれば、星になった弟達にだって会うことができる!」
勇 「そういう生命力を吸ってオルファンは浮上するんだ!その時は人類は全滅する。全滅したら仕返しする奴もいなくなる!」
シラー 「結構じゃないか!」
勇 「その命の力を逃げる為に使うな!生きる為に使わせるんだ!オルファンにも!」
シラー 「できるわけない!」
勇 「できる!」
勇 「目を覚ませ!シラー!」
シラー 「うるさい!みんな死んじまえ!」
クマゾー 「死にたくないも!」
クマゾー 「死ぬと冷たいも!死んだかあちゃん氷だったも!何も言わないも!うっ、うわあああ!」
シラー 「う・・・うおおおおおお!」
クマゾー 「やっつけちゃわないのか?勇?」
勇 「やっつけたって、やっつけたってどうしようもないんだよ」
勇 「グランチャーの大群?あんなにか!・・・逃げる!」
カナン 「数が読めないけど?」
比瑪 「勇が浮上している?」
ラッセ 「敵情視察もしてないんだぞ!」
ヒギンズ 「見た目の数は20とか30という数!」
ラッセ 「勇を収容して後退だ!」
クマゾー 「比瑪姉ちゃん!」
勇 「下がるの!急げ!」
比瑪 「クマゾーはいるのね?」
クマゾー 「逃げるも。グランチャーがいっぱいだも!」
比瑪 「分かってる」
ヒギンズ 「イランド隊には偵察監視依頼します!上昇!」
カナン 「宜しい?空域離脱します!」
アカリ 「日本とお別れするの?」
比瑪 「そうだね・・・ねぇ、シラー・グラスってどういう人?」
クマゾー 「強い!優しい!肩固いも!ん?」
比瑪 「昔から知り合いなんだよね」
勇 「そりゃあ色々あったけど」
比瑪 「色んな女の人知ってんだ」
勇 「他人の事なんか、何も分からないよ」
比瑪 「そうなの?・・・そうなんだ」
※「フィジシスト」が正しい発音のはずなのですが、ここでは「フィジジスト」と発音しているように聞えます。
第11話「姉と弟」←
https://ishikobafuji.diarynote.jp/201108292229055419/
→第13話「堂々たる浮上」
https://ishikobafuji.diarynote.jp/201110082237079452/
比瑪
(ナレーション) 「あたしはチラッとしか見てないけど、難しそうなお父さん。それに姉さんのクインシィさんまで攻めて来たんだから、世の中どうなるんでしょうねえ。カント君が姉弟の出会いを見ているんだけど、そういうことになるとあの子なんにも教えてくれないんだなあ」
直子 「戻ってこないわねぇ」
比瑪 「そうですね・・・」
アカリ 「良いお野菜沢山買えて良かったね、比瑪姉ちゃん」
アカリ 「比瑪姉ちゃん!」
比瑪 「あ、何?」
アカリ 「勇の事をそんなに心配してもしょうがないでしょ?」
比瑪 「あんなやつの事誰が心配するもんですか」
アカリ 「そーかぁ?」
比瑪 「こらあ!」
クマゾー 「あうっ!」
比瑪 「勝手に入っちゃ駄目でしょ?」
クマゾー 「違うも!スパイだも!」
比瑪 「お腹空いてるわけないのに」
クマゾー 「違うも!違うも!」
アカリ 「ああっ!」
比瑪 「あっ!」
勇 「あっ!うっ・・・」
アカリ 「勇!」
比瑪 「何してんの!そんなところで!」
女将 「知り合いならお金貸してもらいな!こんな所の代金は安いんだから」
勇 「いえ、知り合いじゃありません」
比瑪 「ちょっと!そういう態度はないんじゃない!皆心配・・・・うわっ!」
クマゾー 「うわああ!」
アカリ 「喧嘩だー!」
女将 「えっ?」
勇 「喧嘩?」
比瑪 「なんて街さ」
町人A 「・・・決めただろうって!」
町人B 「後から来やがって!」
チンピラA 「こっちは仁義切ってんだ!」
女将 「ちょいと。バケツの水をぶっかけるんだよ」
勇 「あ、はい」
女将 「こっちまで巻き添えにされちゃたまんないから!追い出しな!」
勇 「かけますよ?」
女将 「バシャーッとね!」
比瑪 「あれ?勇のお父さん?」
勇 「え?」
アカリ 「そうみたい」
勇 「本当か?どれさ?」
町人B 「し、失礼しました」
チンピラA 「ばかたれがっ!」
町人A 「えっへっへっ・・・」
チンピラA 「何も分かってねえんだから・・・」
チンピラA 「どうもすいません先生」
研作 「いや」
勇 「なんであんな連中と一緒なんだ?」
比瑪 「お父さんでしょ?」
勇 「これ、頼む!」
比瑪 「ちょ、ちょっとぉ!」
アカリ 「勇!待って!」
クマゾー 「僕も!」
比瑪 「待ちなさい!」
女将 「お嬢ちゃん!」
比瑪 「ひっ!」
女将 「あの子は勘定の半分しか働いてないんだよ。払ってきな!」
比瑪 「うう・・・」
クマゾー 「はっはっはっ・・・」
比瑪 「アカリ!」
アカリ 「はい、続行中」
比瑪 「へ?」
強面の男 「ねえちゃん」
比瑪 「ひぇ」
強面の男 「これだけ貰うぜ」
比瑪 「そんな・・・クマゾー!アカリ!」
クマゾー 「ぐあっ!」
アカリ 「クマゾー、大丈夫か?」
クマゾー 「だいじょー、だいじょー」
比瑪 「はぁはぁ・・・」
クマゾー 「うう!」
アカリ 「静かに!」
勇 「あんな連中をリクレイマーに勧誘しようっていうのか・・・・・うひっ!」
クマゾー 「行くなも」
勇 「こんな所で逃げるわけないでしょ」
比瑪 「そうかしら?」
アカリ 「勇のお父さんを追いかけてるんだろ?」
勇 「その倉庫に入った。声を出すなよ。待ってるんだ」
比瑪 「クマゾーは良いわ。動くんじゃないのよ?」
比瑪 「あんな事言ってもオルファンに帰るかもしれないし、油断なんかできるもんですか!」
勇 「プレート?」
比瑪 「プレートがどうしたの?」
勇 「静かにして!」
比瑪 「プレートを勇のお父さんが持ってくってことならさ、リクレイマーが新しいプレートを手に入れるってことよ?」
勇 「触んな!」
比瑪 「むっ」
勇 「勝手な事すんなよ」
比瑪 「入り口を見張るわ。勇はそこで監視して」
勇 「お、おい・・・」
研作 「全部偽物じゃないか!」
チンピラA 「金を出すのが惜しくなったのか」
研作 「こんなものを口実に私に接触するとは!」
チンピラA 「くああああ!ふん!」
研作 「うおっ!」
勇 「お、親父!」
チンピラA 「本物だろうが偽物だろうが俺達には関係がない。俺達をノヴィス・ノアに乗れるようにしてもらうぜ」
研作 「そ、そんな事は無理だ・・・!」
チンピラA 「あんたァ!あんたの命と引き換えならどうとでもなるはずだ!」
研作 「ノヴィス・ノアは無理だ!」
チンピラA 「強情だな、命縮めるよ博士。2、3日ここで考えてくれれば・・・やってくれるよな!」
チンピラB 「誰だ!」
比瑪 「農家の人、ごめんなさい!」
アカリ 「ジャガイモさんごめん!」
クマゾー 「カボチャさんごめん」
チンピラA 「どこのガキだ!?」
比瑪 「ごめんなさい!」
チンピラA 「ぐおっ!」
チンピラC 「ふざけんな!」
比瑪 「わあっ」
アカリ 「いいっ!?」
勇 「くっ!」
チンピラC 「うおおっ!」
研作 「勇!」
チンピラC 「ちっ!」
チンピラA 「やめねぇか!・・・うっ」
比瑪 「決まった!」
アカリ 「偉いぞー!」
クマゾー 「やったも!」
研作 「済まなかったな勇」
勇 「別にあんたを助けたくて来たんじゃない」
研作 「そうだろうが・・・」
チンピラB 「貴様達がいらねぇんなら、海に捨てちまう!」
比瑪 「クマゾー下がって!」
アカリ 「うわー」
研作 「うおおっ!」
勇 「うわあ!」
研作 「しまった!あのプレートは生きているのか!」
勇 「偽物が生きてるのかよ?」
研作 「あんな連中に本当の事が分かるものか」
勇 「比瑪、アカリ、クマゾー、大丈夫か?」
比瑪 「こっちよ。プレートどうしたの?」
勇 「走っていった」
比瑪 「走っていった?あっ?」
通行人 「プレートが来るぞー!」
警官 「近寄ったら危険だぞ!」
研作 「ノヴィス・ノアのプレートの研究員です!」
警官 「近づいたらリバイバルに巻き込まれるぞ!下がってなさい!」
比瑪 「お巡りさんの言う通りよ、どうするの?」
勇 「親父の口振りじゃ少なくともグランチャータイプにはならない。ん?」
野次馬 「プレートのみんながリバイバルするもんじゃないんでしょ?」
勇 「他人の車で!」
アカリ 「比瑪姉ちゃん」
比瑪 「追いかけるっていったって!」
勇 「分かっているよ!」
研作 「物事を諦めないというところは母親そっくりだ」
勇 「並べよ!」
比瑪 「このバイクの運転は難しいんだから!」
クマゾー 「うわあああ!」
研作 「一緒にオルファンに戻るか?」
勇 「ふざけるな!何故俺がオルファンから逃げたのか分からないのか!」
研作 「たまには外に出たくなるのは分かる」
勇 「あんたがオルファンの動きを止めようとしなかったからだ!」
アカリ 「お父さんを撃つのか?」
勇 「こうしなければならない時だってある!」
研作 「オルファンは自分の力でもうすぐ海上に出る。とっくに止められなくなっていた」
勇 「中からぶち壊せばいい!」
研作 「止められる程に壊せるものか!」
勇 「ブレンパワードを使えばやれるんだろ!?」
研作 「やれるわけがない」
勇 「ブレンとグランチャーが本能的に反目しあっているのは何故だ?ブレンがオルファンの中で活性化しないのは何故だ?それを考えれば・・・!」
研作 「そうか!そこに方法があるのか!」
勇 「ブレンの抗体反応はオルファンの体には毒になる」
比瑪 「そういう考え方があるんだ!」
勇 「ブレンがパワーアップしてるってのはオルファンには脅威になるはずだ!」
研作 「おまえのつもりなどっ!」
勇 「うおっ!?」
勇 「親父め!」
勇 「親父・・・グランチャーで来たのか!」
勇 「やっぱりだ。よりによって同じような所に隠して!」
比瑪 「やる事が一緒なんて、やっぱり親子ね」
勇 「嫌味か?」
比瑪 「事実でしょ?」
研作 「ノヴィス・ノアと勇はどう動くか、手並みを見せてもらうぞ」
アカリ 「そーらっ」
比瑪 「待ちなさいよ!追いかけてどうするの!?」
勇 「潰すんだよ!」
比瑪 「親を潰したってどうなるものでもないわ!」
比瑪 「ひゃあ!」
勇 「ぐっ!」
アカリ 「比瑪姉ちゃん!勇!大丈夫か?」
比瑪 「・・・分かったわ。お父さんの行方を追うにしても援護はするわ」
勇 「頼む」
アカリ 「喧嘩してたのか?」
比瑪 「違うよ」
アカリ 「ん?」
比瑪 「クマゾーは?」
アカリ 「んー・・・?」
クマゾー 「うわああああ!」
アカリ 「ああっ!」
比瑪 「クマゾー!」
クマゾー 「うううわあああっ!」
比瑪 「どういう事なの?」
アカリ 「やだぁ!」
クマゾー 「ひいやあ!」
比瑪 「勇!クマゾーが引っ付いてるのよ!」
クマゾー 「ううっ!ああっ!」
勇 「ブレン、親父を追って・・・ん?」
クマゾー 「うわぁ!」
勇 「ブレン、済まない」
クマゾー 「ひえっ!」
勇 「クマゾー、何やってんだ」
クマゾー 「ひゃっ!」
勇 「一体何をやろうとしてたんだ?」
クマゾー 「スパイだも、スパイ。比瑪姉ちゃんはいつも勇をスパイしろって言うも!」
勇 「まだそんな事言ってんのか、あいつ・・・ん?」
勇 「親父の奴、真っ直ぐにオルファンに帰るのか」
研作 「このまま付いてきたら勇、おまえはまたオルファンのアンチボディになる。ブレンと人間のアンチボディ化は違うからな」
(アイキャッチ)
アカリ 「そうなの、アイリーンさん」
比瑪 「だからブレンみんなで勇を追いかけるんです」
アカリ 「すぐ港に着くよ。・・・」
比瑪 「ブレンがオルファンに対抗する者なら元々そういう力を持たされているわけよね。だから勇は独りで戦えると思ったんだ。なら皆でやれば何とかなる?」
アカリ 「ひゃあ!」
比瑪 「ごめんなさい!」
研作 「海に浸ると落ち着くのは太古からの記憶に抱かれているからだ。この意味を分かってくれ、勇」
勇 「クマゾーもいるんだって感じさせればブレンは頑張ってくれる!」
ノヴィスクルー 「船は外海に出るぞー!」
カナン 「ドクターの誘いに乗ってオルファンに近づけても、その後どうするつもり?勇?」
ラッセ 「無茶する坊やだって思わないか?」
ヒギンズ 「何としてでもオルファンを止めたいんでしょう?あたしは好きだな。ね、ブレン?」
副長 「キメリエスに進路を確保させろ。レディ・ワンとレディ・ツーは前衛だ」
アイリーン 「ラッセ・ブレンがヒメ・ブレンを桟橋まで運んでくれるわね?」
カナン 「あたしも連れて行きます」
アイリーン 「なら、全員で比瑪ちゃんを迎えて、それから移動で間に合いますね?」
カナン 「勿論。イランドを追い越せます」
勇 「なんだと?オルファンはこんなに浮上しているのか?」
クマゾー 「負けるも?」
勇 「負けるもんか」
比瑪 「ブレーン!」
比瑪 「そこで待ってらっしゃい。すぐにウェッジが迎えに来てくれるから」
アカリ 「うん。行ってらっしゃい、ヒメ・ブレン」
勇 「こんなに大きかったのか」
クマゾー 「おっきい・・・おっきいも?」
勇 「ああ」
勇 「引かれてるのかブレン?苦しくないか?・・・触る?」
勇 「ここか?」
クマゾー 「うわっ!」
翠 「プレート台の上に休ませるだけではグランチャーは活性化しません。総合フェロモンの投与と神経系への投与も忘れるな」
シラー 「お呼びですか、ジョナサン・グレーン」
ジョナサン 「ああ。フィジジストの方からグランチャーを出してくれと言ってきた。行ってやってくれ」(※)
シラー 「分かりました」
翠 「休みたがっているのには・・・」
シラー 「ドクター翠、いやに張り切っているじゃあないですか」
ジョナサン 「グランチャー部隊の存在が分かったのさ」
翠 「ジョナサン・グレーン」
ジョナサン 「は」
翠 「新兵器の事で相談があります。手が空いたら研究室の方へ」
ジョナサン 「今でも宜しい?」
翠 「無論です」
ジョナサン 「プレートの残り滓と言いますが、あれは使えます」
翠 「おかえりなさい」
研作 「おう」
翠 「どうでした?会議は」
研作 「光合成とオーガニック・エンジンの関係をついた者がいた」
翠 「流石、人物はいるものですね」
研作 「オルファンと植物エネルギーの総量を再チェックする必要があるが・・・」
翠 「こちらも取り込み中ですが」
研作 「やむを得んな」
クインシィ 「ジョナサンまで一緒なのか!」
研作 「クインシィ、体は良いのか?」
クインシィ 「当り前だ!」
翠 「何事です!?」
クインシィ 「私が休んでる間にグランチャー部隊の編成を変えようとしたな!?」
翠 「いけないかしら?」
クインシィ 「部隊に関しては全てあたしに任されている!ガバナーからもね!ジョナサン、付き合いな!」
翠 「私と彼でもグランチャーの強化の相談をしています」
クインシィ 「あたしと相談しろ!」
勇 「くうっー!」
クマゾー 「わあっ!」
勇 「この辺りは、まだ手を入れてない所じゃないか」
勇 「すぐに戻るから。動くんじゃないぞ。近くの偵察だけだ」
クマゾー 「すぐだも?」
勇 「ブレン、クマゾーを頼む」
クマゾー 「わっ!く、苦しい-!」
勇 「クマゾーを外には出すなよ」
クマゾー 「おしっこ」
カナン 「比瑪さん出過ぎです!急がないで!」
カナン 「オルファンは近いのよ。勇と街で何があったの?」
比瑪 「勇がお父さんのグランチャーについていけばオルファンに潜り込めるって・・・」
カナン 「そんな馬鹿な!」
比瑪 「そうですか?」
カナン 「え?」
比瑪 「カナンさん、リクレイマーの教義に縛られ過ぎてません?」
カナン 「そっか。信じ込まされてたけど、あたしは今、双子のブレンの一人に抱かれてる」
ヒギンズ 「比瑪もカナンもコクピットへ入って!あたし達は、オルファンの海域に入っているんだよ!」
クマゾー 「まぢぃ。降ろしてよう、もちゃうも・・・!」
クマゾー 「え?」
クマゾー 「あ、ありがと!勇に内緒。内緒な!」
フィジシスト 「良いねえシラー・グラス。助かる」
シラー 「しょっと。あと3ヵ所で済むの?」
フィジシスト 「今日はね」
シラー 「ガバナーは何であんな伊佐未ファミリーにリクレイマーのリーダーを任せたんだろうね。昔は・・・あ?」
シラー 「まだここにいるね?」
フィジシスト 「ああ」
クマゾー 「あれえ?どっちだったっけ?」
シラー 「おい」
クマゾー 「ひゃっ!」
シラー 「ここは立ち入り禁止地区だぞ。居住区の子が何で入り込めたんだ?」
クマゾー 「ご、ごめんも!ごめんなも!」
シラー 「泣くんじゃないよ。どこの居住区なんだい?」
クマゾー 「ノ、ノヴァ・・・」
シラー 「ああ、ノヴァビア区の子かい。半日歩きっぱなしじゃなかったの?こんな所まで探検するなんて元気な子だ。おまえみたいなのが銀河で暮らせるようになる新人類なんだろうね」
勇 「これじゃあ偵察する前に迷子になっちまう。うっ?」
フィジシスト 「い、今の伊佐未勇じゃないのか!?」
シラー 「参ったねぇ、ミイラ取りがミイラになっちまった。フィジシストに連絡をとるか」
クマゾー 「向こうも!向こう!」
シラー 「そうかい?」
シラー 「あら?」
クマゾー 「あー!」
シラー 「こ、こら!離せ!落すぞ!」
クマゾー 「うわあっ!」
シラー 「勇のブレンじゃないか!なんでこんなところにいるんだ、こいつが!?」
勇 「くっ・・・何?」
勇 「シラー、クマゾーを離せ!」
シラー 「そういう事か!」
勇 「動くな!」
シラー 「貴様っ!」
勇 「クマゾーの面倒を見ていてくれたのか」
シラー 「そういう趣味があるわけないだろう!」
勇 「弟達を食べさせる為、オリンピックの選手になろうとした気持ちを忘れてないなら、オルファンから出ろよ!」
シラー 「ブレンパワードに汚染された奴の話なんか聞きたくもない!」
勇 「ブレンは乗り手の気持ちを分かってくれるアンチボディだ」
シラー 「弟達を飢えで死なせちまったあたしの気持ちを分かってくれるわけはないだろう!」
勇 「分かってくれるよ!」
シラー 「なら、あいつに涙を流させてごらんよ。胸が苦しいって悶えるかい!?」
勇 「意気地なしの当て擦りか!」
フィジシスト 「いたぞ!」
シラー 「くっ!」
フィジシスト 「ブレンパワードが動いている?」
シラー 「何で潜り込まれたんだ!」
フィジシスト 「そんな事言われたって・・・」
シラー 「こいつ、活性化している!」
勇 「よし!クマゾーのおかげだ!」
クマゾー 「も」
クマゾー 「ごめん。ごめんな・・・!」
勇 「怒っちゃいない。独りにさせてすまない。うっ!?」
シラー 「いけしゃあしゃあとオルファンに入ってきて、帰すものか!」
勇 「こんな内輪喧嘩をして何になるんだ!」
カナン 「冗談でしょ?」
比瑪 「フリュイドスーツに着替えたほうが良かったのかなあ。あれ?海底が明るいの?」
比瑪 「ち、違うわ。あれ、オルファン?駄目だ!オーガニックレーダーがめちゃめちゃだ!こんなものに勇が惹かれていったの?そんなの・・・!」
クマゾー 「うわああ!比瑪姉ちゃーん!」
勇 「俺が抱いてやってるんだぞ、怖がるとブレンが焦るだろ!」
クマゾー 「比瑪姉ー!」
シラー 「往生際が悪いぞ!」
勇 「比瑪のとこに帰りたかったら、俺とブレンを信じてろ!」
シラー 「勇めぇー!」
クマゾー 「ぶつかるー!」
勇 「ぶつからない!」
勇 「シラー、やるな!」
シラー 「このぉ!」
シラー 「あたしに斬られてしまえ!」
勇 「シラー!闇雲にオルファンの為に戦ったって、おまえの弟達が喜ぶものか!」
シラー 「何の力も無かったから弟達を飢え死にさせちまったんだ!グランチャーの力があればこんな時代にした連中に仕返しができる!オルファンが銀河旅行をすれば、星になった弟達にだって会うことができる!」
勇 「そういう生命力を吸ってオルファンは浮上するんだ!その時は人類は全滅する。全滅したら仕返しする奴もいなくなる!」
シラー 「結構じゃないか!」
勇 「その命の力を逃げる為に使うな!生きる為に使わせるんだ!オルファンにも!」
シラー 「できるわけない!」
勇 「できる!」
勇 「目を覚ませ!シラー!」
シラー 「うるさい!みんな死んじまえ!」
クマゾー 「死にたくないも!」
クマゾー 「死ぬと冷たいも!死んだかあちゃん氷だったも!何も言わないも!うっ、うわあああ!」
シラー 「う・・・うおおおおおお!」
クマゾー 「やっつけちゃわないのか?勇?」
勇 「やっつけたって、やっつけたってどうしようもないんだよ」
勇 「グランチャーの大群?あんなにか!・・・逃げる!」
カナン 「数が読めないけど?」
比瑪 「勇が浮上している?」
ラッセ 「敵情視察もしてないんだぞ!」
ヒギンズ 「見た目の数は20とか30という数!」
ラッセ 「勇を収容して後退だ!」
クマゾー 「比瑪姉ちゃん!」
勇 「下がるの!急げ!」
比瑪 「クマゾーはいるのね?」
クマゾー 「逃げるも。グランチャーがいっぱいだも!」
比瑪 「分かってる」
ヒギンズ 「イランド隊には偵察監視依頼します!上昇!」
カナン 「宜しい?空域離脱します!」
アカリ 「日本とお別れするの?」
比瑪 「そうだね・・・ねぇ、シラー・グラスってどういう人?」
クマゾー 「強い!優しい!肩固いも!ん?」
比瑪 「昔から知り合いなんだよね」
勇 「そりゃあ色々あったけど」
比瑪 「色んな女の人知ってんだ」
勇 「他人の事なんか、何も分からないよ」
比瑪 「そうなの?・・・そうなんだ」
※「フィジシスト」が正しい発音のはずなのですが、ここでは「フィジジスト」と発音しているように聞えます。
第11話「姉と弟」←
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→第13話「堂々たる浮上」
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