-----登場人物紹介-----

東T(higashiT)
トリしば本戦用デッキコンペのリーダー。元外人落下傘連隊所属。
冷静な判断力と各期亜仁目の覇権の流れを見抜く洞察力を兼ね備える。
座右の銘は「虚空粘ケアを忘れるもの、フェッチを切る資格無し」。


南T(minamiT)
トリしばデッキコンペに召集された識者の一人。対吸血生物組織エレクシア所属。
非常に博識であり、トリしばの環境をよく知る人物。
趣味はゲーム。「GTRって聞いてレースゲームを思い浮かべる奴は雑魚」が口癖。


西T(nishiT)
トリしばデッキコンペに召集された識者の一人。大亜細亜連合吐蕃所属の魔法師。
トリしばではシンプルな単色デッキを好む。というか、混色に対する造詣に欠ける。
最近、ロシアンルーレットの際に「瞬きで銃弾を止める」テクニックを身に着けた。


北T(kitaT)
トリしばデッキコンペ参加予定の識者の一人。姫山高校心霊探偵部部長。
大八州国屈指の霊能探偵であり、魑魅魍魎の討伐数は5000を超える。
トリしばにおいては最強のデッキ、MOMaを使用する。


※北T女史は黒首島にお出かけ中のため、本会議には参加しません。





東T 「・・・北Tが欠席、か・・・。」

南T 「女子がいねーんじゃ、やる気起きねーなぁ。」

西T 「いやいや何言ってんですか。あの人は女子っていうかただのヤンキーでしょ!」

南T 「たとえヤンキーだろうと、ヤローだけの会議よりマシだろ?」



東T 「うだうだ言ってないで始めるぞ。トリしば本戦まで、もう時間がないんだ。」

西T 「そうでした。もう4日後には、トリしば大会本戦なんですよね!」

南T 「っつーか、そんな時期になって未だ使用デッキ決めてないってどうなんよ」

東T 「いつものmigiTとは違い、参加するデッキを選びかねている様子らしい。」

西T 「無駄にいくつもデッキを作ったりするから・・・。」

南T 「いや・・・俺はいいと思うけどねぇ? 環境を知る上で、テスト対戦は重要だし。
 ブン回り重視のデッキが、一人回しでは一見強そうに見えたとしても、
 実際に対戦してみたらまるでゲームにならず連敗した~なんてのはよくある話さ。」



東T 「緑単のことだな?」

西T 「はい?」

南T 「そう。migiTの奴は初め、ブン回り重視の緑単ストンピィを気に入ってた。
 クレイドルやニクソスのビッグマナに加えて、苔汁でのコスト踏み倒し。
 それらからビヒモスを出してゲームエンド。」

西T 「あぁ~いっすねぇ~。シンプルイズベスト、ってやつっすねぇ~。」

東T 「だがコンペには登録されていないな。」

西T 「えっ?」

南T 「当然だわな。」

西T 「えっ?」





西T 「何で緑単がコンペから除外されたのです? 爆発力凄いでしょう?」

東T 「・・・そうだな。」

西T 「速度もいいし、安定性だってそれなりです。」

東T 「・・・その通りだ。」

西T 「じゃあ何故!? 何故緑単をコンペから外すんです??」







南T 「全体除去。」

西T 「なんです・・・?」

南T 「だから、全除去だよ。トリしばにおける。リセットカード。

 いくら単色馬鹿でも知ってるだろ? トリしばの基本である全体除去ぐらいは。」



西T 「馬鹿にせんでください。《至高の評決》ぐらい知ってますよ。」

東T 「・・・。」

西T 「けど緑単にだって、リセット耐性ぐらいありますよ。

 《原初の狩人、ガラク》や《食百足》、速攻持ちだって取れますし・・・。」

南T 「リセットを凌いで、そこから勝ちきれるか? という問いになら、いい答えだな。」

東T 「机上の空論だがな。」

西T 「どこが机上なんです? どちらも緑単なら問題なく採用できるでしょう??」





東T 「論より証だ。実際にやってみるといい。俺が白青で相手になろう。」

西T 「望むところです!!」











~30分後~







西T 「・・・勝てない・・・。」

東T 「これが現実だ。トリしばでは、クロックの開始は遅い。
 緑単であっても先手の4キルは稀で、相手に4ターン目の行動を許してしまう。
 3ターン目に小さな妨害行動を行い、4or5ターン目に『評決』を行う。」

西T 「でも・・・緑の加速なら・・・。」



南T 「その加速がダメなんだよ! お前のクレイドルやニクソスは、
 あるいはシートンや四阿は、リセット後にもマナ出してくれんのかァ!?」

西T 「うっ・・・それは、」

東T 「至高の評決は4マナ。それに対し、お前が挙げたカード達は5マナ、だ。
 速攻持ちの《ボガートの突撃隊》はともかく、他では間に合わん。
 そして南Tの言った通り、リセット後にはマナ基盤も崩れる可能性が高い。」

南T 「ボガトツ使うなら赤の方がライフを真っ直ぐ攻められるしな?」

西T 「な、なるほど。悔しいですが、納得しました・・・。」







東T 「さて、脳筋デッキが否定されたところで、だ。」

南T 「ようやくコンペの本番っしょ。」

西T (ドキドキ)



東T 「コンペに残ったのは3つ。内一つは・・・、」

南T 「MOMaだろ? 聞くまでもねぇ。」

西T 「まぁ、そうですよね。」

東T 「肯う。環境最強のデッキとして、当初migiTは仮想敵として組んだようだ。
 そして仮想対戦を重ねる内に、自然とプレイスキル等が蓄積されていった経緯がある。」

南T 「皮肉ってやつだな。」

西T 「いいんじゃないですか? 大会なんです。勝ちに行くのは当然ですよ。」









東T 「そして残りの2つだが・・・。」

南T 「MOMaでもストンピィでもない、となると・・・?」

西T (ワクワク)















東T 「大会前だ。非公開に決まっている。」

南T 「おい」

西T 「そのオチは酷過ぎませんか;」











migiTくんの必殺技、肩透かし!!


ばっぱら会参加予定のみんな!


大会で会おう!!!www



コメント

ラピス
ラピス
2014年1月15日6:20

最後まで楽しみに読んだ時間を(丿 ̄ο ̄)丿カエセー

migiT
2014年1月15日21:32

サーセンwww

読み返してみると自分でもこりゃ酷い・・・と思いますた;

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