新トリしばコラム①土地について
自己満足企画とも。


・基本土地は白枠!

・58分の何枚?

・考えられるマナ基盤

・この土地に気を付けろ!



以上の内容でお届けします。






・基本土地は白枠!

新トリしばルールの「ゲーム開始前に基本土地2枚を戦場に出しておく」の部分。

テストプレイ段階では結構忘れがちで、シャッフル→初手7枚出した後になって
「やべっ、基本土地出すの忘れてた・・・」という不手際が起きていたりする;

この基本土地を2枚、ライブラリーから探し出すという行為が、
3色4色の多色デッキにおいては結構時間を食ってしまうことも確認されている。

この時間のロスを避けるべく、初期2枚の基本土地として想定しているカードは
白枠で投入しておくことを推奨する。
理由はずばり、サーチがしやすいこと。これに尽きる。

「白枠土地なんて持ってねー!」という方は、ZENのフルアート基本土地で妥協しよう。




・58分の何枚?

60枚のメインボードから、2枚の基本土地を出した状態でゲームを開始する。

すると、ゲーム開始時のライブラリーの枚数は58枚。

この58枚の内、土地の割合は何枚が適正と言えるだろうか?


既に土地が2つ出ている状態であるからして、各スペルをマナ・コストのマイナス2として
考えるのならば、たとえば5マナのカードを頂点としてマナカーブを組んでいる
赤単デッキの場合、実質1~3マナのみで構成されているものとして見ることができる。
そうしたデッキの土地比率は、60分の18枚~多くて22枚というところ。
分母が60から58へと僅かに減ってはいるものの、大よそそのような枚数で問題ない。
もちろん初期配置の山2枚分を差し引いての枚数なので、
正しくは18~22枚+2枚=20~24枚、ということになる。

一方重めの構成を取るコントロールデッキの場合、60分の25枚以上が最低ライン。
28枚やそれ以上積む構成も決して珍しくはない。
仮に26~30とするなら、+2枚で28~32枚をメインボードに割くべきである。




・考えられるマナ基盤

まずは一番シンプルな、単色 のデッキ。これはわかりやすい。
最初に同一の基本土地2枚を出し、それ以降もテンポを考えて同色or無色の土地を
展開し続けるだけでよいのだから。
(《占術の岩床》を用いる場合は冠雪の基本土地で構成する必要もあるかもしれないが)

次いで、単色タッチ1色 のタイプ。あくまでも2色目はタッチカラーであり、
「黒単タッチ赤」などといったら普通は、赤マナシンボルは3点も出す必要はない。
《ラクドスの穴開け魔道士》の(黒)(黒)(赤)のようなカードのために、
フェッチランドからバトルorショックランドを1枚置くというような方向で組まれる。
ダブルシンボルの、たとえば緑単で《鷺群れのシガルダ》を使いたい、という場合には
ハイブリッドランドの《樹木茂る砦》を用いるなどで対応できる。

2色デッキ 。白の《臨死体験》と、黒の《ネクロポーテンス》を
ともに4枚ずつ採用するようなデッキを指す。
これはかなり厳しい色拘束をクリアーする必要がある。
土地配分はもちろんのこと、両立の難しさから2色の内一方を薄くしたり、
1T目(=土地が基本土地2枚+他1枚)の行動をどちらか一色に絞るなど工夫が必要。

3色デッキ を組む場合、初期2枚の基本土地を
どういった配置にするか、基準となる2色を決めるのが重要である。
例えばバントカラー(白青緑)の場合、平地+島、平地+森、島+森の
3通りがまず考えられる。
あるいは、3・4マナのカードは単色、そこから上が3色という構成の場合、
3色デッキであっても初期配置を平地2枚や島2枚にすることも考えられる。
逆に「グリクシス(青黒赤)だから1T目には青黒赤と3色出して魔除けを唱えたい!
 でもパワーカードだし《謎めいた命令》だって使いたい!」という場合には、
初期配置を島+沼 or 島+山として、3・4T目に青を含む2色ランドを並べる、
といったいかにも事故りそうな 構成すらも考慮できるだろう。

4色以上のデッキ も、新トリしばでは問題なく組める。
ライフ損失なくアンタップインできるバトルランドや、
多色カードのみとはいえ全色出せる《パルンズの柱》、
そのほかお馴染みの5色ランド(《宝石鉱山)、《マナの合流点)など)も便利。
単色のパワーカードの採用は基本的に諦める方向で組むことになるが、
多色のカードをふんだんに取り入れることができ、カードプールの広さが強みとなる。




・この土地に気を付けろ!

《ニクスの祭殿、ニクソス》
言わずと知れた加速装置。1T目に置いても何の仕事もせず2枚並べることも出来ず、
3色以上のデッキではほとんど効果を発揮することがないものの、
単色デッキにおける爆発力は環境随一。3T目に8マナを産むことはざらで、
そこから《グリセルブランド》などの重いカードを唱えるもよし、
《ウンヤロ蜂》などの注ぎ込み先へと大量注入してやるもよし。
もっとも恐るべき使用デッキがMOMaであり、《不毛の大地》などで確実に対処したい。

《暗黒の深部》+《演劇の舞台》
DDコンボ。最速で2T目に決めることが可能であり、対処されなければ3キルとなる。
土地破壊以外でもバウンスや追放除去で対処できるものの、
それらを備えないデッキにとっては大きな脅威となる。

《闘技場》
格闘させてくる土地。地味に2者のタップまで強いてくる。
除去の少ない緑単などで有力なほか、黒単においては
《ファイレクシアの抹消者》とのコンボでゲームエンド級の破壊力を発揮する。
《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ》で使いやすくなるのも黒単にとって利となる。

《陰謀団の貴重品室》
おなじく黒単での使用が目される土地。沼2枚がいきなり配置されている都合上、
2T目以降の使い勝手が大変よろしい。ヨグ墳と一緒に戦場に並ぶと鬼畜。

《ケッシグの狼の地》
他のフォーマットでこれに泣かされた人も多いであろうフィニッシュカード。
マナが沢山出る環境でこいつが弱いわけがない。
下手をすると何も生物がいない状況からフェッチ起動→《ドライアドの東屋》サーチで
ターン返ってのケッシグパンチで死亡ということも考えられる。






第1回ということで、このくらいで。

次回は「トリしば赤単について」を予定。

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