俺用トリしばにおける分割カードの考察記事
2017年4月17日 トリしば構築
分割カード一覧。
http://mtgwiki.com/wiki/%E5%88%86%E5%89%B2%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%89
※本記事時点ではアモンケットは未記載。
インベ、アポカリ、次元の混乱のものは
全てシングルシンボル(=ダブル)なので除外。
ディセンションはサイクルの10枚すべて。
ドラゴンの迷路からは、単色の融合は全部除外。
混色融合カード5枚のみが使用可能。
そこへ今回の余波カード15枚の内、
白単の《黄昏+払暁》
青単の《暗記+記憶》
黒単の《不帰+回帰》
青黒の《貧窮+裕福》
黒赤の《木端+微塵》
赤緑の《驚天+動地》
青緑の《開拓+精神》
以上の7枚が追加される。
15+7=22枚の分割カードについて、トリしばへの影響力&危険性を考察する。
(各5段階評価)
影響度:☆☆☆☆ 危険度:☆☆
トークン生成、サーチ。ともに効率が悪く、ソーサリーなので打ち消しにも弱い。
とはいえトリしばのサーチ手段の中では悪くない性能をしている。
Poxを相手に《萎れ葉のしもべ》をサーチしたり、
以下の混色分割カードから汎用性の高い除去を引っ張ってきたりできるのは強いか。
影響度:☆☆☆☆☆ 危険度:☆☆☆☆
先手1ターン目の呪文を消せるカウンター。影響がないはずもなし!
バウンスの方は戦闘関係にならないと使えないので使い勝手は悪いが、
打ち消しのオマケと考えると無視できない性能と言える。
非常にヤバいようでいて、環境の癌である《精神力》や《悪疫》などは
打ち消せないため、壊れというほどではないかもしれない。
影響度:☆☆☆☆ 危険度:☆☆☆☆☆
アドを失わないが使い勝手は悪いバウンス。
そして2マナのランダムハンデス・・・こちらが明らかに問題となる性能をしている。
土地を捨てさせることはできないため、《精神錯乱》やヒムのように
序盤に撃ってゲームを決めてしまうほどの破壊力こそないものの、
土地を並べ終えた中盤~終盤での破壊力は尋常ではない。
トップメタたるラクドスカラーのカードというのも危険性が高い。
影響度:☆☆☆☆☆ 危険度:☆☆☆☆☆
布告+最低でも3点は本体火力を飛ばせそう、と書いてある。しかもインスタント。
爆走の方は正直どうでもいいと思えるほど、打撃が強すぎる。
ラクドス1強の時代が来てしまうのだろうか・・・?
影響度:☆☆☆ 危険度:☆☆
3マナの除去とはいえ、範囲が狭く、ソーサリーである。
赤緑カラーがサイドに取る程度のものだろう。
単純に至っては、そもそもトリしばにオーラや装備品が無さ過ぎるのでどうでもよい。
影響度:☆☆☆☆☆ 危険度:☆☆☆
隠匿は《精神力》や《未来予知》、《決断の手綱》を有するMOMaに強いほか、
《ネクロポーテンス》や《突撃の地鳴り》、《破壊的な流動》などの
強力なエンチャントを狙い撃てる。
探求は摘出系というより、ライフゲインを目当てに撃たれるであろうカード。
赤単相手に《炎の投げ槍》を追放すれば6点ゲインとなるほか、
同じ分割カードに対しても有効性が高く、上述した《打撃+爆走》なら
3+5=8点もライフを得られる。マルドゥカラーにとっては嬉しい汎用カードだ。
影響度:☆ 危険度:☆
研究・・・使い道はほぼないだろう。
開発の方も、MOMaで使うにはドローに確実性がなく、
多色アグロで使うには汎用性や破壊力が足りない。
影響度:☆☆ 危険度:☆
いずれも対戦相手のデッキ次第、というカード。
罪はハンデスやライブラリー破壊と絡めて、対戦相手のデカブツを釣れればいいが、
トリしば環境的にそうまでして釣りたいものがいるのか、そも積まれているかは疑問。
罰のほうはトークン系に対して特に有効性が高く、黒系コントロールならば
採用が考えられる性能を有しており、サイドには入ってくるかもしれない。
影響度:☆☆☆☆☆ 危険度:☆☆☆
コイン投げ打消し。あるいは《偏向》。しかし侮れない性能をしており、
《青の太陽の頂点》や各種火力、除去、打消しへの対策たりうる。
上述してきた《隆盛+下落》や《打撃+爆走》への対策としても悪くない。
そして結末。スライに対する明確なキラーカードである。
ジェスカイカラーならば両方あわせて使用を検討できるため、汎用性は非常に高まる。
影響度:☆☆☆☆ 危険度:☆☆☆☆
拘束の方はサクリファイスが手痛いため、あまり気にしなくていい性能である。
とはいえ決して弱いわけではなく、Insタイミングで3色生物を使い捨てつつ、
中盤~終盤に有効牌を3枚ほど手札に戻せれば、勝利は目前だろう。
そして「打ち消せない」を付与するカード。いわゆるマスカン受け持ち。
青同士のミラーなどではもちろん、《精神力》や《ニクスの祭殿、ニクソス》を
除去で攻める時の布石として撃つことができ、MOMaへの対策として十分。
キャントリップで枚数勝負の消耗戦にも対応できるのも魅力。
↓ここからドラゴンの迷路の融合サイクル5枚。
影響度:☆☆ 危険度:☆☆
ドロー効果の方が目を引くが、モダンやレガシーのエルフデッキのように
チェインコンボに用いるのは、トリしばでは不可能。
とはいえ《リースの魔除け》などと合わせれば、実質これ1枚で3ドローが狙える。
4色以上の構築が前提となるものの、お互い混色のスペルなので
《パルンズの柱》などを用いる構成なら問題ない。
むしろ問題となるのは、そうまでして3ドローする程度のカードを採用するか?
という点だろうけども・・・。
状況によっては諾々のトークン展開も悪くないし、マナが伸びた終盤なら
融合4ドローも見られる可能性はあるか。
影響度:☆☆☆☆ 危険度:☆☆☆
アグロ用の支援カード。どちらもコンバットトリックとして有用だが、
打点を強化するものではないため、コントロールに対して強いとまでは言い切れない。
環境には破壊以外の除去も多いし、接死や絆魂を期待すると今度は
対応して自軍に除去が飛んできたりして、うまく機能しないことも多いはず。
それでも数少ない破壊不能付与という防護手段ではあるし、
Insでのライフゲインカードであるため対赤性能も悪くない。
サイドに数枚ほどの採用なら考えてみてもいいカードである。
影響度:☆ 危険度:☆☆☆☆
パッと見では、どちらの効果も現在のトリしば環境においては全くの無害というか、
何の活躍もできそうにないカードにしか見えない。
しかしLOカードにしろドレッジカードにしろ、環境的に貴重な存在ではあるし、
ちょうど墓地利用可能な「余波カード」が数枚追加されたため、
今後の研究次第では化ける可能性も秘めたカードである。
影響度:☆☆☆ 危険度:☆☆
肉体の方はあまりにもアレな性能なので置いておくとして・・・。
血流は一方的格闘、というより生け贄に捧げない《投げ飛ばし》である。
トリしばにおいては2マナという軽さと、高パワー生物を用意しやすいという点で
通常の構築より使いやすい面もあるものの、やはりソーサリーゆえの使いづらさと、
対応して除去を撃たれると何もできないということ、
そもそも生物を用意しておかないと何も起きないため普通に火力呪文を採用する方が
安定確実であるということが痛い。感染持ちなどがいればまだ使いようもあるが・・・。
影響度:☆☆☆☆ 危険度:☆☆☆
普通に考えるのなら、捕獲で敵のブロッカーを排除しつつこちらの打点を上げる
アグロのダメ押しカードとして用いるべきカード。
実際、その使われ方こそがもっとも強いはず。
同系統の《不本意な徴募》とは範囲も汎用性も異なるが、
やはりマナ拘束でこそ判断が分かれるだろう。
放流の方はスペル偏重のコントロール向けカード。
うまくデッキを組めば、自軍の被害は土地1枚のみで済むように調整が効き、
相手のファッティやPWをまとめて叩き割れる。
捕獲の側もPW対策として使えるため、対PWカードとしてのサイドインもありか?
↓ここからはアモンケット新登場の余波カード7枚。
影響度:☆☆☆ 危険度:☆☆
パワー3以上への全体除去。環境には《至高の評決》があるため、
「自軍を2以下で編成して巻き込まない」とか、
「余波でアドを稼ぐ」とかの工夫が必要なのだが、これがなかなか難しい。
そして、そうまでしてこのカードを活かす必要があるか? というのも・・・。
影響度:☆☆☆☆☆★★★★★ 危険度:☆☆☆☆☆★★★★★
とんでもねぇ奴が来てしまった。4マナつまりトリしばでは実質2マナのカードで、
呪文にもパーマネントにも触れる万能スペルである。
しかもシングルシンボル。あの青命令にすら比肩しうる性能である。
そして余波面が殊更凶悪であり、MOMaにおいては序盤を上面で凌いでおいて、
《精神力》さえ張ってしまえば墓地に落としておいたこのカードで
そのままフィニッシュまでまっしぐらという詐欺じみた流れが出来上がる。
正直、これを禁止にするか、さもなくば《精神力》を禁止にでもしないと
2017年にふたたびあの冬が訪れる事は明々白々である・・・!
影響度:☆☆☆☆ 危険度:☆☆
《英雄の破滅》。だが既に黒単にはIns追放の《損ない》があるため、
環境にPWや墓地利用が多くないとこちらは優先度合いが低いか。
《悪疫》デッキなら、余波目当ての採用も考えられるため悪くない。
5枚目以降の《損ない》としても採用の目はあるだろう。
影響度:☆☆☆☆ 危険度:☆☆☆☆
見るからにシミックMOMa向けのカード。
ランパンから《原初の狩人、ガラク》や《精神力》へ素早くアクセス、
終盤はInsの2ドローに使える。《暗記+記憶》に比べれば遥かに地味だが、
あちらがおかしいだけで、こちらも十分な性能は有している。
余波面抜きでも《戦争門》と違いバントに組まず使え、
余波は《精神力》などの共鳴者と相性がよい。地味ながら隙のない1枚である。
影響度:☆☆ 危険度:☆
上下面とも、効果に対してコストが重い1枚。
というか効果自体も弱めであり、サイドカードにしても弱すぎる。
合計コストが11という重さであり、これを活かす方向でのみ採用を検討できるか。
影響度:☆☆☆☆☆★★★★★ 危険度:☆☆☆☆☆★★★★★
どうしてこういう鬼強いカードは青とかラクドスに集中して・・・うーん。
2マナという最軽量の除去。そしてその除去が、終盤はフィニッシュになる。
いやー、冗談キツいっすwwwwwwwwしねwwwwwwwwwww
なおPoxにも採用されるもよう。悪疫でライフ削りつつこれを捨て、
捨てたカードがさらにライフを失わせる。しね
影響度:☆☆☆ 危険度:☆
Insハリケーン。だが本体にダメージは入らない。
白単の《幽体の行列》などへの対策として優秀なサイドカードである。
緑なら《雲打ち》もあるが、デッキによってはより色拘束が薄く、
余波やライフへの優しさからこちらを選ぶことも十分に考えられる。
ふぅ。とりあえず、明らかに危険そうなトコは2枚くらいかな・・・。
そのどっちもアモンケットからってのがなぁ・・・さすがは神のもたらしたカードだ;
http://mtgwiki.com/wiki/%E5%88%86%E5%89%B2%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%89
※本記事時点ではアモンケットは未記載。
インベ、アポカリ、次元の混乱のものは
全てシングルシンボル(=ダブル)なので除外。
ディセンションはサイクルの10枚すべて。
ドラゴンの迷路からは、単色の融合は全部除外。
混色融合カード5枚のみが使用可能。
そこへ今回の余波カード15枚の内、
白単の《黄昏+払暁》
青単の《暗記+記憶》
黒単の《不帰+回帰》
青黒の《貧窮+裕福》
黒赤の《木端+微塵》
赤緑の《驚天+動地》
青緑の《開拓+精神》
以上の7枚が追加される。
15+7=22枚の分割カードについて、トリしばへの影響力&危険性を考察する。
(各5段階評価)
Supply / 供給 (X)(緑)(白)
ソーサリー
緑の1/1の苗木(Saproling)クリーチャー・トークンをX体戦場に出す。
Demand / 需要 (1)(白)(青)
ソーサリー
あなたのライブラリーから多色のカードを1枚探し、それを公開した上であなたの手札に加える。その後あなたのライブラリーを切り直す。
影響度:☆☆☆☆ 危険度:☆☆
トークン生成、サーチ。ともに効率が悪く、ソーサリーなので打ち消しにも弱い。
とはいえトリしばのサーチ手段の中では悪くない性能をしている。
Poxを相手に《萎れ葉のしもべ》をサーチしたり、
以下の混色分割カードから汎用性の高い除去を引っ張ってきたりできるのは強いか。
Trial / 試行 (白)(青)
インスタント
クリーチャー1体を対象とする。それをブロックするか、それによってブロックされているすべてのクリーチャーをオーナーの手札に戻す。
Error / 錯誤 (青)(黒)
インスタント
多色の呪文1つを対象とし、それを打ち消す。
影響度:☆☆☆☆☆ 危険度:☆☆☆☆
先手1ターン目の呪文を消せるカウンター。影響がないはずもなし!
バウンスの方は戦闘関係にならないと使えないので使い勝手は悪いが、
打ち消しのオマケと考えると無視できない性能と言える。
非常にヤバいようでいて、環境の癌である《精神力》や《悪疫》などは
打ち消せないため、壊れというほどではないかもしれない。
Rise / 隆盛 (青)(黒)
ソーサリー
いずれかの墓地にあるクリーチャー・カード1枚と戦場に出ているクリーチャー1体を対象とし、それらをオーナーの手札に戻す。
Fall / 下落 (黒)(赤)
ソーサリー
プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは自分の手札のカードを2枚、無作為に公開する。その後これにより公開した土地でない各カードを捨てる。
影響度:☆☆☆☆ 危険度:☆☆☆☆☆
アドを失わないが使い勝手は悪いバウンス。
そして2マナのランダムハンデス・・・こちらが明らかに問題となる性能をしている。
土地を捨てさせることはできないため、《精神錯乱》やヒムのように
序盤に撃ってゲームを決めてしまうほどの破壊力こそないものの、
土地を並べ終えた中盤~終盤での破壊力は尋常ではない。
トップメタたるラクドスカラーのカードというのも危険性が高い。
Hit / 打撃 (1)(黒)(赤)
インスタント
プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは、アーティファクト1つかクリーチャー1体を生け贄に捧げる。打撃はそのプレイヤーに、そのパーマネントの点数で見たマナ・コストに等しい点数のダメージを与える。
Run / 爆走 (3)(赤)(緑)
インスタント
あなたがコントロールする攻撃しているクリーチャーは、ターン終了時まで、他の攻撃しているクリーチャー1体につき+1/+0の修整を受ける。
影響度:☆☆☆☆☆ 危険度:☆☆☆☆☆
布告+最低でも3点は本体火力を飛ばせそう、と書いてある。しかもインスタント。
爆走の方は正直どうでもいいと思えるほど、打撃が強すぎる。
ラクドス1強の時代が来てしまうのだろうか・・・?
Pure / 純粋 (1)(赤)(緑)
ソーサリー
多色のパーマネント1つを対象とし、それを破壊する。
Simple / 単純 (1)(緑)(白)
ソーサリー
すべてのオーラ(Aura)と装備品(Equipment)を破壊する。
影響度:☆☆☆ 危険度:☆☆
3マナの除去とはいえ、範囲が狭く、ソーサリーである。
赤緑カラーがサイドに取る程度のものだろう。
単純に至っては、そもそもトリしばにオーラや装備品が無さ過ぎるのでどうでもよい。
Hide / 隠匿 (赤)(白)
インスタント
アーティファクト1つかエンチャント1つを対象とし、それをオーナーのライブラリーの一番下に置く。
Seek / 探求 (白)(黒)
インスタント
対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーのライブラリーからカードを1枚探し、そのカードを追放する。あなたはその点数で見たマナ・コストに等しい点数のライフを得る。その後そのプレイヤーは自分のライブラリーを切り直す。
影響度:☆☆☆☆☆ 危険度:☆☆☆
隠匿は《精神力》や《未来予知》、《決断の手綱》を有するMOMaに強いほか、
《ネクロポーテンス》や《突撃の地鳴り》、《破壊的な流動》などの
強力なエンチャントを狙い撃てる。
探求は摘出系というより、ライフゲインを目当てに撃たれるであろうカード。
赤単相手に《炎の投げ槍》を追放すれば6点ゲインとなるほか、
同じ分割カードに対しても有効性が高く、上述した《打撃+爆走》なら
3+5=8点もライフを得られる。マルドゥカラーにとっては嬉しい汎用カードだ。
Research / 研究 (緑)(青)
インスタント
ゲームの外部にある、あなたがオーナーであるカードを最大4枚まで選び、それらをあなたのライブラリーに加えて切り直す。
Development / 開発 (3)(青)(赤)
インスタント
対戦相手1人があなたがカードを1枚引くことを認めないかぎり、赤の3/1のエレメンタル(Elemental)・クリーチャー・トークンを1体生成する。この手順をさらに2回繰り返す。
影響度:☆ 危険度:☆
研究・・・使い道はほぼないだろう。
開発の方も、MOMaで使うにはドローに確実性がなく、
多色アグロで使うには汎用性や破壊力が足りない。
Crime / 罪 (3)(白)(黒)
ソーサリー
対戦相手1人の墓地にあるクリーチャー・カード1枚かエンチャント・カード1枚を対象とし、それをあなたのコントロール下で戦場に出す。
Punishment / 罰 (X)(黒)(緑)
ソーサリー
点数で見たマナ・コストがXである、各アーティファクトと各クリーチャーと各エンチャントを破壊する。
影響度:☆☆ 危険度:☆
いずれも対戦相手のデッキ次第、というカード。
罪はハンデスやライブラリー破壊と絡めて、対戦相手のデカブツを釣れればいいが、
トリしば環境的にそうまでして釣りたいものがいるのか、そも積まれているかは疑問。
罰のほうはトークン系に対して特に有効性が高く、黒系コントロールならば
採用が考えられる性能を有しており、サイドには入ってくるかもしれない。
Odds / 確率 (青)(赤)
インスタント
インスタント呪文1つかソーサリー呪文1つを対象とする。コインを1枚投げる。表が出た場合、それを打ち消す。裏が出た場合、その呪文をコピーする。あなたはその新たな対象を選んでもよい。
Ends / 結末 (3)(赤)(白)
インスタント
プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは、攻撃しているクリーチャーを2体生け贄に捧げる。
影響度:☆☆☆☆☆ 危険度:☆☆☆
コイン投げ打消し。あるいは《偏向》。しかし侮れない性能をしており、
《青の太陽の頂点》や各種火力、除去、打消しへの対策たりうる。
上述してきた《隆盛+下落》や《打撃+爆走》への対策としても悪くない。
そして結末。スライに対する明確なキラーカードである。
ジェスカイカラーならば両方あわせて使用を検討できるため、汎用性は非常に高まる。
Bound / 拘束 (3)(黒)(緑)
インスタント
クリーチャーを1体生け贄に捧げる。あなたの墓地にあるカードを、最大X枚まであなたの手札に戻す。Xはそのクリーチャーの色の数である。このカードを追放する。
Determined / 決心 (緑)(青)
インスタント
このターン、あなたがコントロールする他の呪文は、呪文や能力によっては打ち消されない。
カードを1枚引く。
影響度:☆☆☆☆ 危険度:☆☆☆☆
拘束の方はサクリファイスが手痛いため、あまり気にしなくていい性能である。
とはいえ決して弱いわけではなく、Insタイミングで3色生物を使い捨てつつ、
中盤~終盤に有効牌を3枚ほど手札に戻せれば、勝利は目前だろう。
そして「打ち消せない」を付与するカード。いわゆるマスカン受け持ち。
青同士のミラーなどではもちろん、《精神力》や《ニクスの祭殿、ニクソス》を
除去で攻める時の布石として撃つことができ、MOMaへの対策として十分。
キャントリップで枚数勝負の消耗戦にも対応できるのも魅力。
↓ここからドラゴンの迷路の融合サイクル5枚。
Beck / 唯々 (緑)(青)
ソーサリー
このターン、クリーチャー1体が戦場に出るたび、あなたはカードを1枚引いてもよい。
融合(あなたはこのカードの片方の半分または両方の半分をあなたの手札から唱えてもよい。)
Call / 諾々 (4)(白)(青)
ソーサリー
飛行を持つ白の1/1の鳥(Bird)クリーチャー・トークンを4体生成する。
融合(あなたはこのカードの片方の半分または両方の半分をあなたの手札から唱えてもよい。)
影響度:☆☆ 危険度:☆☆
ドロー効果の方が目を引くが、モダンやレガシーのエルフデッキのように
チェインコンボに用いるのは、トリしばでは不可能。
とはいえ《リースの魔除け》などと合わせれば、実質これ1枚で3ドローが狙える。
4色以上の構築が前提となるものの、お互い混色のスペルなので
《パルンズの柱》などを用いる構成なら問題ない。
むしろ問題となるのは、そうまでして3ドローする程度のカードを採用するか?
という点だろうけども・・・。
状況によっては諾々のトークン展開も悪くないし、マナが伸びた終盤なら
融合4ドローも見られる可能性はあるか。
Ready / 覚悟 (1)(緑)(白)
インスタント
あなたがコントロールするクリーチャーはターン終了時まで破壊不能を得る。あなたがコントロールする各クリーチャーをアンタップする。
融合(あなたはこのカードの片方の半分または両方の半分をあなたの手札から唱えてもよい。)
Willing / 意欲 (1)(白)(黒)
インスタント
あなたがコントロールするクリーチャーは、ターン終了時まで接死と絆魂を得る。
融合(あなたはこのカードの片方の半分または両方の半分をあなたの手札から唱えてもよい。)
影響度:☆☆☆☆ 危険度:☆☆☆
アグロ用の支援カード。どちらもコンバットトリックとして有用だが、
打点を強化するものではないため、コントロールに対して強いとまでは言い切れない。
環境には破壊以外の除去も多いし、接死や絆魂を期待すると今度は
対応して自軍に除去が飛んできたりして、うまく機能しないことも多いはず。
それでも数少ない破壊不能付与という防護手段ではあるし、
Insでのライフゲインカードであるため対赤性能も悪くない。
サイドに数枚ほどの採用なら考えてみてもいいカードである。
Breaking / 強行 (青)(黒)
ソーサリー
プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは、自分のライブラリーの一番上から8枚のカードを自分の墓地に置く。
融合(あなたはこのカードの片方の半分または両方の半分をあなたの手札から唱えてもよい。)
Entering / 突入 (4)(黒)(赤)
ソーサリー
いずれかの墓地にあるクリーチャー・カード1枚をあなたのコントロール下で戦場に出す。それはターン終了時まで速攻を得る。
融合(あなたはこのカードの片方の半分または両方の半分をあなたの手札から唱えてもよい。)
影響度:☆ 危険度:☆☆☆☆
パッと見では、どちらの効果も現在のトリしば環境においては全くの無害というか、
何の活躍もできそうにないカードにしか見えない。
しかしLOカードにしろドレッジカードにしろ、環境的に貴重な存在ではあるし、
ちょうど墓地利用可能な「余波カード」が数枚追加されたため、
今後の研究次第では化ける可能性も秘めたカードである。
Flesh / 肉体 (3)(黒)(緑)
ソーサリー
いずれかの墓地にあるクリーチャー・カード1枚を対象とし、それを追放する。クリーチャー1体を対象とし、それの上に+1/+1カウンターをX個置く。Xは、あなたが追放したカードのパワーである。
融合(あなたはこのカードの片方の半分または両方の半分をあなたの手札から唱えてもよい。)
Blood / 血流 (赤)(緑)
ソーサリー
あなたがコントロールするクリーチャー1体と、クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。その前者はその後者に、自身のパワーに等しい点数のダメージを与える。
融合(あなたはこのカードの片方の半分または両方の半分をあなたの手札から唱えてもよい。)
影響度:☆☆☆ 危険度:☆☆
肉体の方はあまりにもアレな性能なので置いておくとして・・・。
血流は一方的格闘、というより生け贄に捧げない《投げ飛ばし》である。
トリしばにおいては2マナという軽さと、高パワー生物を用意しやすいという点で
通常の構築より使いやすい面もあるものの、やはりソーサリーゆえの使いづらさと、
対応して除去を撃たれると何もできないということ、
そもそも生物を用意しておかないと何も起きないため普通に火力呪文を採用する方が
安定確実であるということが痛い。感染持ちなどがいればまだ使いようもあるが・・・。
Catch / 捕獲 (1)(青)(赤)
ソーサリー
パーマネント1つを対象とし、ターン終了時までそれのコントロールを得る。それをアンタップする。それはターン終了時まで速攻を得る。
融合(あなたはこのカードの片方の半分または両方の半分をあなたの手札から唱えてもよい。)
Release / 放流 (4)(赤)(白)
ソーサリー
各プレイヤーはアーティファクト1つ、クリーチャー1体、エンチャント1つ、土地1つ、プレインズウォーカー1体を生け贄に捧げる。
融合(あなたはこのカードの片方の半分または両方の半分をあなたの手札から唱えてもよい。)
影響度:☆☆☆☆ 危険度:☆☆☆
普通に考えるのなら、捕獲で敵のブロッカーを排除しつつこちらの打点を上げる
アグロのダメ押しカードとして用いるべきカード。
実際、その使われ方こそがもっとも強いはず。
同系統の《不本意な徴募》とは範囲も汎用性も異なるが、
やはりマナ拘束でこそ判断が分かれるだろう。
放流の方はスペル偏重のコントロール向けカード。
うまくデッキを組めば、自軍の被害は土地1枚のみで済むように調整が効き、
相手のファッティやPWをまとめて叩き割れる。
捕獲の側もPW対策として使えるため、対PWカードとしてのサイドインもありか?
↓ここからはアモンケット新登場の余波カード7枚。
黄昏 (2)(白)(白)
ソーサリー
パワーが3以上のクリーチャーを破壊する。
払暁 (3)(白)(白)
ソーサリー
余波
あなたの墓地からパワーが2以下のクリーチャー・カードすべてをあなたの手札に戻す。
影響度:☆☆☆ 危険度:☆☆
パワー3以上への全体除去。環境には《至高の評決》があるため、
「自軍を2以下で編成して巻き込まない」とか、
「余波でアドを稼ぐ」とかの工夫が必要なのだが、これがなかなか難しい。
そして、そうまでしてこのカードを活かす必要があるか? というのも・・・。
暗記 (3)(青)
インスタント
呪文1つか土地でないパーマネント1つを対象とし、それをそのオーナーの
ライブラリーの一番上から2番目に置く。
記憶 (4)(青)(青)
ソーサリー
余波
各プレイヤーはそれぞれ、自分の手札と墓地を自分のライブラリーに加えて
切り直し、その後カードを7枚引く。
影響度:☆☆☆☆☆★★★★★ 危険度:☆☆☆☆☆★★★★★
とんでもねぇ奴が来てしまった。4マナつまりトリしばでは実質2マナのカードで、
呪文にもパーマネントにも触れる万能スペルである。
しかもシングルシンボル。あの青命令にすら比肩しうる性能である。
そして余波面が殊更凶悪であり、MOMaにおいては序盤を上面で凌いでおいて、
《精神力》さえ張ってしまえば墓地に落としておいたこのカードで
そのままフィニッシュまでまっしぐらという詐欺じみた流れが出来上がる。
正直、これを禁止にするか、さもなくば《精神力》を禁止にでもしないと
2017年にふたたびあの冬が訪れる事は明々白々である・・・!
不帰 (1)(黒)(黒)
ソーサリー
クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体を対象とし、それを破壊する。
回帰 (3)(黒)
ソーサリー
余波
墓地からカード1枚を対象とし、それを追放する。黒の2/2のゾンビ・クリーチャー・トークンを1体生成する。
影響度:☆☆☆☆ 危険度:☆☆
《英雄の破滅》。だが既に黒単にはIns追放の《損ない》があるため、
環境にPWや墓地利用が多くないとこちらは優先度合いが低いか。
《悪疫》デッキなら、余波目当ての採用も考えられるため悪くない。
5枚目以降の《損ない》としても採用の目はあるだろう。
開拓 (2)(緑)
ソーサリー
あなたのライブラリーから基本土地・カードを1枚探し、それをタップ状態で戦場に出し、その後あなたのライブラリーを切り直す。
精神 (4)(青)(青)
インスタント
余波
カードを2枚引く。
影響度:☆☆☆☆ 危険度:☆☆☆☆
見るからにシミックMOMa向けのカード。
ランパンから《原初の狩人、ガラク》や《精神力》へ素早くアクセス、
終盤はInsの2ドローに使える。《暗記+記憶》に比べれば遥かに地味だが、
あちらがおかしいだけで、こちらも十分な性能は有している。
余波面抜きでも《戦争門》と違いバントに組まず使え、
余波は《精神力》などの共鳴者と相性がよい。地味ながら隙のない1枚である。
貧窮 (2)(黒)(黒)
ソーサリー
ターン終了時まで、クリーチャーはすべて-2/-2の修整を受ける。
裕福 (5)(青)(青)
ソーサリー
余波
各対戦相手はそれぞれ自分がコントロールするクリーチャー1体を選ぶ。あなたはそれらのクリーチャーのコントロールを得る。
影響度:☆☆ 危険度:☆
上下面とも、効果に対してコストが重い1枚。
というか効果自体も弱めであり、サイドカードにしても弱すぎる。
合計コストが11という重さであり、これを活かす方向でのみ採用を検討できるか。
木端 (1)(赤)
ソーサリー
クリーチャー1体を対象とする。木端はそれに4点のダメージを与える。
微塵 (X)(黒)(黒)
ソーサリー
余波
各対戦相手はそれぞれX点のライフを失う。
影響度:☆☆☆☆☆★★★★★ 危険度:☆☆☆☆☆★★★★★
どうしてこういう鬼強いカードは青とかラクドスに集中して・・・うーん。
2マナという最軽量の除去。そしてその除去が、終盤はフィニッシュになる。
いやー、冗談キツいっすwwwwwwwwしねwwwwwwwwwww
なおPoxにも採用されるもよう。悪疫でライフ削りつつこれを捨て、
捨てたカードがさらにライフを失わせる。しね
驚天 (X)(緑)
インスタント
驚天は飛行を持つ各クリーチャーにそれぞれX点のダメージを与える。
動地 (X)(赤)(赤)
ソーサリー
余波
動地は飛行を持たない各クリーチャーにそれぞれX点のダメージを与える。
影響度:☆☆☆ 危険度:☆
Insハリケーン。だが本体にダメージは入らない。
白単の《幽体の行列》などへの対策として優秀なサイドカードである。
緑なら《雲打ち》もあるが、デッキによってはより色拘束が薄く、
余波やライフへの優しさからこちらを選ぶことも十分に考えられる。
ふぅ。とりあえず、明らかに危険そうなトコは2枚くらいかな・・・。
そのどっちもアモンケットからってのがなぁ・・・さすがは神のもたらしたカードだ;
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