鳥縛大戦、新規カードについて一応ざっと触れておかないとね(・ω・)
(謎の使命感)


灯争大戦における色マナシンボル数が
3つ以上であるカードは、
神秘を操る者、ジェイス
ボーラスの城塞
時の一掃
永遠神の投入
蔓延する蛮行
生ける竜巻
狼の友、トルシミール
死者の災厄、ケイヤ
デヴカリンのリッチ、ストーレフ
死の芽吹き
戦争の犠牲
混種の頂点、ロアレスク
役割交代
贖いし者、フェザー
龍神、ニコル・ボーラス
ニヴ=ミゼット再誕

以上、16枚である。
https://magic.wizards.com/ja/content/%E3%80%8E%E7%81%AF%E4%BA%89%E5%A4%A7%E6%88%A6%E3%80%8F


内訳としては、単色が2枚、2色が12枚、3色が1枚、5色が1枚。
ラヴニカ最後のカードセットだけあって、2色カードの比率がとても高い。


さて、つい先日遊んだトリしばキューブだが、現在ver3.5時点で
総枚数は590枚ジャスト。
一応600枚を目安に作成してきたため、入れられる枠は残り10枚である。

……もっとも総枚数600枚を越えたとしても、別に問題があるわけではないのだが。

しかし色配分やカードタイプの比率計算がしにくくなるため、
ひとまず今回は600枚で揃えておこうと思う。
今後のカードセットで新規トリしばリーガルカードがどんどん増えていくようなら、
また考え直すということで(・ω・)


単色のカードである《神秘を操る者、ジェイス》と《ボーラスの城塞》は、
単色枠の枚数が固定であるため入れ替わりに2枚抜けるため、
キューブの総枚数の増加にはカウントされない。

そうなると新規追加は14枚となるので、
590+14=604 ……4枚、単色以外の既存カードを抜かなければいけない。
既にある程度は抜くべきカードの目星はつけているのだが。


今回の記事では、キューブの更新とは別に、
新規カード16枚のトリしばにおける構築・リミテ双方の個人的評価をつけてみたい。



神秘を操る者、ジェイス
構築☆☆☆ リミテ☆☆☆
同色同マナのカードである《謎めいた命令》の存在感が強すぎるのを抜きにしても
1ドローを重ねるだけのPWでは、ポテンシャルはいまいち。
しかし《最後の審判》を用いたコンボデッキを組むのならば、
コンボパーツ(というかフィニッシャー!)として一考の余地がある。
ジェイスが出ている&BBBUUU1が出せる状態で、審判を唱えられれば
あとはライブラリーの3枚目に2枚目のジェイスを積み込むだけで勝利できるからだ。
火力持ち相手の危うさこそあるものの、魅力的な即死コンボといえる。

トリキュでは軽量のドローエンジンとして一定の需要はあるだろう。
殴り合い環境であるため、大したドローはできないかもしれないが…。
ピック点数は6点。


ボーラスの城塞
構築☆☆ リミテ☆☆
変形《未来予知》。土地をタダ出しできるのはいいが、
キャストにライフロスが強制的に付きまとうのは
コストの重いトリしばでは致命的。特に構築ではライフが20しかないので
あっという間にドン詰まりに陥るだろう。
使うのならば単なるアド取りではなく、ソリン砲や《回生+会稽》といった
ドレイン手段などとのコンボを考えたい…あまり強そうではないが。

キューブでも初期ライフ30あるとはいえ、ライフロスの危険度は
構築以上に高いため、よほど前のめりなデッキでもないと使いづらいだろう。
あるいは《運命を変える者、アミナトゥ》や《エーテル鋳込みの紙片》といった
ライブラリー操作カードが何枚か取れているのであれば、使えるかも。
ピック点数は4。


時の一掃
構築☆☆ リミテ☆☆☆☆☆
5マナのリセット。カラー的に《至高の評決》と比較されるが、
そうなると重く打ち消されるこれは採用の優先度が低くなるだろう。
《黄昏+払暁》などもライバルになるが、そちらとは一長一短。
バウンス部分との相性では、《悲しげなセルキー》や《聖堂の鐘憑き》など
CIP持ちの相棒候補は多いので、そういう方向で構築するならチャンスはある。

リミテではリセット自体が強力で、5マナと軽い上に
《砂塵破》などと同様に自軍戦力を残すことが可能なため、破格。
ピック点数は9点。


永遠神の投入
構築☆☆☆ リミテ☆☆☆☆
5マナソーサリーの生物除去では、世紀末環境のトリしば構築では基本的に厳しい。
…が、そこに様々なオマケがついてくるためにサイド要員としては価値がある。
特に赤系のウィニーに対しては色が許すのであれば1~2枚欲しくなる性能だ。

リミテでは、タフ4以下の対処したい生物は山ほどいるため除去として十分に有用。
オマケ効果もすべて活用可能なものが揃っており、色が許せば是非採用したい。
ピック点数は8点。


蔓延する蛮行
構築☆☆ リミテ☆☆
動員カードは現状、上記の青黒スペルとコレの2枚のみなので
できればグリクシスカラーでこの2枚を組み合わせたいところだが…。
すくなくともタフ2以下の生物というのは構築ではあまり見かけないし、
《永遠神の投入》と併用するにはコストの赤マナ2つが噛み合わないか。
サイドカードとしてなら、もしかしたら……? といった性能。

リミテでもタフ2以下の始末だけでは、少なくともメインボードではいまいち。
サイド戦があるのなら、大量トークンを生む相手には有効かもだが。
ピック点数は4点。


生ける竜巻
構築☆☆ リミテ☆☆
戦慄させられないタツマキ。赤が濃いグルールで2/5とは……P/T逆じゃないの?
起動型能力の方も、マナがいちいちかかるのが最悪。
能力目当てなら《突撃の地鳴り》でいいだろう。
出番があるとしたら、カラー的には珍しい3マナタフ5という堅さから
サイド後に防御を見据えて、ということになるだろうか?
頭でっかち系生物への対策カードとしては案外悪くないので。

リミテでは土地を捨てるのも戻すのも、積極的に行いたいことではないし
2点ダメージではほとんど役に立たない戦況が多いはず。
構築同様に、サイド後が主戦場か。
ピック点数は4点。


狼の友、トルシミール
構築☆☆☆ リミテ☆☆☆☆
5マナで3/3を2体。あとぷちゲインとぷち格闘もついてくる。
地味な効果ではあるが、エルフという部族は悪くないし、
格闘も《萎れ葉のしもべ》などでサイズアップしてやればフォローが可能。
《カラカス》で使いまわしたりするのも面白そうである。

リミテでもいぶし銀な活躍が見込める性能で、《隠された領域のローン》や
《時の一掃》などと組み合わされば面白いことになるだろう。
ピック点数は7点。


死者の災厄、ケイヤ
構築☆☆ リミテ☆☆☆☆☆
白黒ハイブリッドの単体除去……《損ない》の上位種と言えるだろうか。
しかし重たく、ソーサリータイミングで、単なる破壊。
2回行えることや呪禁を無視できるのはいいが、欠点の方が目立つ。
スローデック相手にどっしり構えたいのなら、サイド後に出番があるかもだが。

リミテでは6マナという重さも、ソーサリータイミングも大して気にならない。
確定除去ならばそれだけで貴重。それが2回も撃てるのだから文句のつけようがない。
《法務官の声、アトラクサ》で増殖したり、バウンスで使いまわせるのも強い。
ピック点数は9点。


デヴカリンのリッチ、ストーレフ
構築☆☆☆☆ リミテ☆☆☆☆
4マナ5/4トランプル。ゾンビ・エルフ・ウィザード。
この時点で既に優秀なのだが、(PW相手でも可能な)サボタージュ能力で
墓地回収が行える。生物……のみならず、PWも範囲内として。
サイクリング・カードを回収してアドを稼ぐとか、
《原初の狩人、ガラク》を即マイナスで使いまわすとか、
強い使い方はいくらでもあるが、そんなことを企むまでもなく活躍はできるだろう。

リミテでも戦闘性能・回収能力ともに秀逸。
上記のケイヤちゃんが単体で自殺できないことが、早速嘆かわしくなってしまったw
ピック点数は8点。


死の芽吹き
構築☆☆☆☆☆ リミテ☆☆☆☆☆
4マナInsの生物単体除去。これだけ聞くとスタンとかモダンとかでは
忌避されがちな響きであるが……トリしばなら4マナは軽いし、
Insであることは重要。そしてその上でマナ加速が行える……何だそりゃ( ・ω・)

リミテでも語るまでもなく強力。特に序盤でのキャストはその後の趨勢を決めうる。
自軍生物へのキャストすらも、大いに考慮されるだろう。
ピック点数は9点。


戦争の犠牲
構築☆☆☆☆ リミテ☆☆☆☆☆
6マナで、パリンパリンチョリン。
トリしばにおいてマナ基盤への攻撃というのは戦略として主流のものであり、
それと同時に置物ならなんでも壊せるというのは破格。
重いことやソーサリーであることを加味しても、一線級のカードである。

リミテではなおのこと、あらゆる状況で活躍できるカードだ。
貴重な生物除去であり、より貴重なエンチャ・アーティ除去であり、
さらに貴重なPW・土地への除去であり、そしてその併せ技が可能。
……リセットと違ってこれが全部相手のみってんだから、笑ってしまうな。
ピック点数は9点。


混種の頂点、ロアレスク
構築☆☆☆ リミテ☆☆☆☆
5マナ4/5飛行トラン。とりあえず《羽毛覆い》には勝てるし、
ウィニーの基準サイズである4/4も止められる。
そして、CIPでの他生物支援があるので擬似的な除去耐性もある、と。
死亡時の増殖まで活かせるとなれば、さすがに構築級と認めざるをえない。
…が、それは「活かせたら」の話。単体ではいまいちなので、構成次第である。

リミテでは5マナ4/5のフライヤーということで、生物戦ではなかなかに優秀。
エルダードラゴンなどの6マナ以上の存在を考えても、支援部分を活かせれば
勝ちの目がある性能と思っていいだろう。
ピック点数は8点。


役割交代
構築☆☆☆ リミテ☆☆☆
たった3マナのコントロール交換。しかも好きなパーマネントタイプ同士。
…いくらなんでも軽すぎるだろうとツッコまざるを得ないw
《ドラゴン鎮め》でもプレゼントしてあげよう。きっと泣いて喜ばれるゾ☆

リミテではゴブリントークンとレジェンド生物の交換といった使い方がメインか。
汚いなさすが青きたない。
ピック点数は7点。


贖いし者、フェザー
構築☆☆☆ リミテ☆☆☆
3マナという軽さはいいが、3/4飛行では《羽毛覆い》の的。
敵ウィニーへの壁としても使いづらい……のだが、
フェザーを使う以上はサポートスペルの準備も万全のはず。
各種分割カードでの強化はもちろん、《激発》で毎ターン火力を飛ばしたり、
《解任+開展》でドローしまくったりするとウハウハである。

リミテでも上記のコンボが可能。能力の性質上、1回限りでは終わらず何回も
使いまわせるため、相手の対処がないor遅れると勝敗が決してしまうこともあり得る。
色は合わないが《見下し》や《本質捕らえ》などを回されると特に危険。
ピック点数は7点。


龍神、ニコル・ボーラス
構築☆☆☆☆☆ リミテ☆☆☆☆☆
5マナPWって、トリしばなら軽いわけで……。
それがアドアド! って言ってきたり除去してきたり、
俺の勝ちですって言いやがったり……弱いわけがない。

リミテでも同上。爆アドと単体除去。何なら忠誠能力パクってみたり。
構築と違って色拘束のみが弱点足りうる。拘束薄かったら余裕のピック10点ぞ…。
その色マナ拘束込みで、実際のピック点数は9点。


ニヴ=ミゼット再誕
構築☆☆ リミテ☆☆☆
構築では5色カードはマナ基盤的に結構苦しいし、アドを稼ごうにも
打ち消しが飛び交う環境なのでそもそも着地できないこともあり得る。
これを基準にデッキ構築するのも、ねぇ……。2色カードを複数種積むのなら、
《魂の洞窟》でのドラゴン指定も厳しそうであるし。
ポテンシャル自体は高いので、今後に期待。

リミテでは着地自体は割と余裕。6/6飛行という体躯もいいし、
その上で最低でもCIPで1ドローくらいはできるだろう、と。
上記ボーラス同様に、色拘束だけがネック。
ピック点数は6点。





くぅ疲。結局記事書くのに2日半かかったわい……( =ω=)

トリキュもいいけど、トリしば構築の方にも影響でかそうね。

コメント

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索